ラ・マムーニアは、世界的に有名なフレンチシェフ、Jean-Georges Vongerichten(ジャン‐ジョルジュ・ヴォンゲリスティン)氏とのコラボレーションを発表しました。独創的な食材選びと大胆な味の組み合わせで高い評価を受けるジャン‐ジョルジュ氏は、30年以上にわたりニューヨークをはじめとする世界中のグルメ愛好家を魅了してきました。

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2020年5月25日~9月1日までの休館を伴う大規模なリノベーション後、ジャン‐ジョルジュ氏が手がける2軒のレストランがラ・マムーニアにオープンします。イタリアのトラットリアのコンセプトと、東南アジア料理の文化にインスパイアされたコンセプトが採用される予定です。ラ・マムーニアは、ジャン‐ジョルジュ氏と彼が率いるチームを迎えることを誇りに思うと同時に、彼のビジョンとイノベーションにより、他では体験できない当ホテルならではの新しいカリナリーフィロソフィーが創造されることを期待しています。

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9月にお披露目を予定している新メニューは、名声を博してきたラ・マムーニアの実績を踏まえつつ、今まで以上に画期的な内容で常連客の期待に応えます。総支配人であるピエール・ジョシェムは、変化する時代に合わせて革新し続ける必要性を強く認識しており、この度の大規模改修プロジェクトにも尽力しています。改修プロジェクトを通じて体現される新コンセプトの全容は、間もなく公開される予定です。

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*ジャン‐ジョルジュ・ヴォンゲリスティン氏について

ジャン‐ジョルジュ氏は世界で最も高名なシェフの一人ですが、彼の優れたスキルは、キッチンの中だけにとどまりません。経験豊富なビジネスマンでありレストラン経営者でもある彼は、世界各地にある39軒のレストランの運営と成功を担っています。

ドーチェスター・コレクションが誇る5つ星ホテル、ホテル・エデンは、ローマの老舗チョコレート工房「Said dal 1923(サイード・ ダル 1923)」との特別なコラボレーションを発表しました。 ホスピタリティ業界の最高峰とイタリアのチョコレートの第一人者である、ホテル・エデンと「サイード・ ダル1923」は、双方の芸術性を融合し、全く新しい味覚の旅をお届けします。

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当コラボレーションは、バレンタインデーの2月14日からスタートします。ホテルのエレガントなロビーラウンジバー「La Libreria(ラ・リブレリア)」の心地よい空間の中で、「サイード・ ダル1923」の多彩な美味しいフレーバーを楽しめる魅惑的で贅沢なチョコレート体験は、大切な人へのバレンタインギフトとして最適です。

数ある美味しいデリカシーの中でも、世界で最も愛されている素材を厳選したメニューは、月曜日から土曜日までの間、ホテルゲストはもちろんローマにお住いの方もお楽しみいただけます。自慢のホットチョコレートは、ダークチョコレートとジャンドゥーヤの2種類をご用意。スターアニス、砕いたピスタチオ、ジンジャー、チリ、クリスピーパフをお好みでトッピングすることが出来ます。また、特製カプチーノには3種類のチョコレートが添えられます。プラリネ、トリュフ、プチパティセリー、ビスケットを豊富に取り揃えているほか、チョコレートでコーティングされたジンジャー、オレンジ、レモンのゼスト、シャンパン付きのイチゴ&チョコレート、そしてイタリアの定番デザートとして有名なティラミスもメニューに含まれています。オリジナルのティラミスは、ホテル・エデンのエグゼクティブ・シェフ、Fabio Ciervo(ファビオ・チェルヴォ)が、サイード・ ダル1923を再訪した際に創作したものです。さらに、愛を象徴するバレンタインの当日は、特別なデザートを提供します。ハート型のチェリーを添えたマダガスカルチョコレートのムースは、抗しがたい魅力にあふれた一品です。

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魅惑的でエレガントなスイーツを運ぶトロリーをご覧になれば、ファビオ・チェルヴォとパティシエのEzio Redolfi(エツィオ・レドルフィ)による創造性、そして「サイード・ ダル1923」のチョコレートに関する専門性に称賛の念を抱くことでしょう。ホテル・エデンの完璧なサービスは、その思いやりと気配りで高く評価されており、特別なチョコレート体験を通して、豊かな風味を楽しむ喜びに包まれた世界へとゲストをご案内します。

Hotel Eden Roma - La Libreria - hot chocolate

「サイード・ ダル1923」が築いてきた歴史の結果、そのチョコレートがもたらす感動と喜びはすべての感覚に届き、気分を盛り上げる効果だけでなく、ウェルビーイング全体の向上につながります。貴重な大理石と金の精巧な装飾が素晴らしい洗練された空間で味わう極上のスイーツは、冬のひとときをさらに甘美な時間にしてくれます。

2020年3月31日に開業10周年を迎えるsankara hotel&spa屋久島は、4月と6月に期間限定特別コラボレーション企画をご用意いたしました。

「旅するアート」宿泊プラン第2弾  山本二三氏と行くスケッチ&ピクニック

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天空の城ラピュタ、火垂の墓、もののけ姫、時をかける少女など数々の名作映画で美しい風景を描いてきたアニメーション映画の美術監督、山本二三氏は、サンカラとのコラボレーションで、「森と水を巡るいのちの旅」として屋久島の神秘的な森を描いてきました。2018年3月には、「旅するアート」第1弾で、音楽と絵画のアートイベントを開催しました。今年は、4月に「旅するアート」第2弾として、山本二三氏のレクチャーによる大自然のスケッチと、レストラン「ayana」のシェフ小山によるピクニックランチを楽しめる宿泊プランをご用意しました。

日程:  2020年4月19〜20日(2泊)

料金:  2泊合計 お一人様99,000円(税別)  * サンドラヴィラ1階・2名様1室ご利用時

内容:  ・2泊分の宿泊(朝食・夕食付き)

            ・山本二三氏のレクチャー(4/20)

            ・シェフ小山のピクニックランチ(4/20)

            ・水彩パレット&スケッチブック

            ・スケッチ会場への送迎

1泊で参加ご希望の方は、4/20のスケッチ&ピクニックを18,000円(税別・1名様分)でお申し込みが可能です。(20名限定)

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また、2020年6月には、サンカラグループ・エグゼクティブシェフ武井智春プロデュースによる、10周年記念シェフズコラボレーションの企画もございます。4人のシェフが集結し、6月12日、13日、14日の3日間限定で、スペシャルコラボレーションディナーを開催いたします。

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・エグゼクティブシェフ    武井 智春

・サンカラokas料理長    林 謙児

・サンカラayana料理長   小山 良考

・グラシアニ*料理長        土肥 秀幸

* ラ メゾン ドゥ グラシアニ 神戸北野は、サンカラグループのフレンチレストランです。

日程:  6月12日(金)・13日(土)・14日(日)

料金:  1泊 お一人様46,000円(税別)* サンドヴィラ1階・2名様1室利用時

内容:  ・1泊分の宿泊(朝食付き)

            ・コラボレーションディナー(ドリンク別)

* 3日間、毎日異なるメニューとなります。

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「旅するアート」宿泊プラン、および、シェフコラボレーションディナーの詳細、ご予約は、www.sankarahotel-spa.com よりご覧ください。

タイ王国ホアヒンに位置するチバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、コンデナスト・トラベラーの2020年スパ・アワードにて「ベスト・デスティネーション・スパ」の栄冠に再び輝きました。ウェルネス旅行を専門とする主催旅行会社「ヒーリング・ホリデイズ」が協賛する同アワードは、全世界を対象とし、コンデナスト・トラベラー誌の編集部と専門家パネルによる審査に基づき、最上級のリトリート、結果重視のヘルスセンター、最も人気の高いスパを表彰します。

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この度の名誉ある受賞は、2020年1月28日にロンドンのレインズボロウ・ホテルで開催された授賞式にて発表され、来る4月に25周年を迎えるチバソムにとって、タイムリーな朗報となりました。リゾートは、5年間にわたる大規模な改修プロジェクトの全ステージを経てよりパワフルに生まれ変わり、“新生”チバソムとして昨年10月に再オープンしました。

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チバソムは、過去四半世紀の間に理想の健康とウェルビーイングをインスパイアする世界的リーダーとして地位を築いてきました。他では経験できない心からのおもてなしでゲストのモチベーションを上げ、高い専門性を備えたスタッフのサポート体制で、ウェルネスに関するゲストの目標達成をアシストします。改修後の新しいデザインは、自然光と空間を巧みに活かし、コンテンポラリーな快適性にあふれた極上の安らぎの空間を実現しています。さらに、アフターケアを含む各種サービスも強化され、滞在後も世界に名高いチバソムの専門家チームとコミュニケーションが取りやすくなりました。

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チバソムの会長兼CEOのクリップ・ロジャナスティンは受賞にあたり、次のように述べています。「権威あるコンデナスト・トラベラーの賞に選出していただき、大変光栄です。また開業25年周年を迎える節目の年に名誉ある賞を受賞でき、喜びもひとしおです。開業から今日までの25年間、ウェルネスとライフスタイルの急速かつ継続的な進化、さらに健康トレンドの激しい移り変わりを目の当たりにし、健康とウェルネスを目的とした旅行形態の大きな変化を経験しました。その間チバソムは、マインド、ボディ、スピリットの持続的な変革をもたらす、ホリスティックかつサステイナブルなウェルネスプログラムを提供するという創業以来の理念を守りつつ、ゲストのフィードバックに応えて常に進化してきたことを誇りに思います。リゾートが今後も長きにわたり、新旧を問わず全てのゲストに対し、理想のウェルネスをインスパイアする存在であり続けることを期待しています。」

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1835 年創業の老舗パラスホテル ル・ムーリスでは、2 月 14 日にあわせて芸術的なバレンタイン を企画しています。2019 年に引き続き、日本人アーティスト中塚翠涛を迎えて、作品展示とともに、バレンタインディナーでシェフとのコラボレーションを披露します。

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2020 年 2 月 10 日から 24 日まで、ル・ムーリスは書家・中塚翠涛の作品をホテルのグランドフロアに展示します。ル・ムーリスに隣接する 1801 年創業の老舗英国書店ガリニャー二が厳選した、フランス文学の愛の詩を基に、インスピレーションを広げ て、書・絵・インスタレーションがグランドフロアに展示されます。書家がフランス文学が出会うと、一体どのようなアート作品が生まれるのか。2 月 14 日バレンタイン当日のディナーは、ル・ムーリスの中心部に位置するレストラン・ル・ダリ で、中塚翠涛がシェフとコラボレーションをします。この日のメニューは、フォアグラのロワイヤル、ベルガモット風味のカニ、シャンパーニュのサバイヨン仕立てのヒラメ、仔牛肉とトリュフ。全てのお料理が、シャンパーニュ・メゾン、バロン・ド・ロスチャイルドとの完璧なペアリングとなります。 デザートは、世界的な人気を誇る ル・ムーリスのシェフ・パティシエであるセドリック・ グロレが特別に作る「バラのサントノレ」。こちらは、 2 月 1 日から16日まで、ホテル内のパティスリーブティック ラ・パティスリー・ド・ムーリス セドリッ ク・グロレでもお買い求めいただけます。

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また、作品が展示されている 2 月 10 日から 24 日 の期間には、中塚翠涛が描いた Love のカードに愛の言葉を書いて、ル・ムーリスから送ることが 可能です。ホテルのコンシエルジュが愛のキューピット役として、フランス国内もしくは世界にカードをお送りします。日頃伝えられない想いをアートなカードに託すのはいかがでしょうか。

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2 世紀に渡り、芸術家を迎え続けているル・ムーリスが提案するアートで詩的なバレンタインは、 カップルだけではなく家族愛や友達愛など、様々な愛の形を祝福したいと願っています。

*書家 中塚翠涛*

岡山県出身。4歳から書に親しみ、古典的な書法を修得。筆の弾力と墨の無限のグラデーションに美しさを見出し、和紙と墨のみならず、陶器、ガラス、映像など、幅広い手法で独自の表現を追求。2016 年 12 月にパリ・ルーブル美術館の地下展示会場「カルーゼル・デュ・ルーブル」で開催された Societe Nationale des Beaux-Arts 2016 では、約 300 m²の空間に書のインスタレーションを発表し、「金賞」「審査員賞金賞」をダブル受賞。テレビ朝日系「中居正広の身になる図書館」では「美文字大辞典」の講師として出演。TBS ドラマ「SPEC」では書道監修を務めた。 手がけた題字は、ユネスコ「富士山世界遺産」、映画「武士の献立」など多数あり、 2020 年大河ドラマ「麒麟がくる」の題字も担当している。『30 日できれいな字が書けるペン字練習帳』(宝島社)シリ ーズは、累計 400 万部を突破。

トリサラ、プーケットの総支配人およびマネージング・ディレクターを15年間にわたり務めたアンソニー・ラークは、2020年1月より当リゾートを所有し経営するモンタラ・ホスピタリティー・グループの専務兼事業開発ディレクターに昇格しました。

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ラークはトリサラの総支配人として成功を収めた任期中、世界トップクラスのラグジュアリーリゾートとして、トリサラの地位を確立することに尽力し、富裕層向け雑誌『ロブ・レポート』の「ベスト・オブ・ザ・ベスト」、旅行誌の権威『コンデナスト・トラベラー』の「ゴールド・リスト」、影響力の強い『ガリバンターズ・ガイド』の「ベスト・リゾート・ワールドワイド」など、トリサラが世界的に高い評価を得ることに貢献しました。また、ゲストとスタッフに対するラークの並外れた配慮は、彼のキャリアを通じて多くの称賛を受けてきました。2019年、『ガリバンターズ・ガイド』を愛読する目利きトラベラーは、ラークを世界最高の総支配人の一人に選びました。

モンタラ・ホスピタリティー・グループの会長、ナロング・パッタマセヴィ氏は、次のように述べています。「2004年のトリサラのオープン以来、アンソニーの情熱とリーダーシップは、心からのホスピタリティをゲストに提供することを楽しむよう、チームスタッフを常にインスパイアしてきました。今後もこれまでと同様に、モンタラ・グループにとって欠くことの出来ない重要な役割を果たしてくれることを期待しています。」

アンソニー・ラークの後任には、ラグジュアリーホスピタリティ業界のベテランホテリエ、カリム・イルガンクが就任します。モルディブのウルトララグジュアリーな「シェヴァル ブランLVMHランデリ」では開業時にレジデント・マネージャーを、モロッコ初の全室ヴィラタイプのリゾート「バンヤンツリー タムダベイ」では総支配人を務めるなど、これまで多くのプロパティで国際的なリーダーシップを発揮してきました。長いキャリアを通じて、思いやりにあふれたホスピタリティのプロ集団を指導し育ててきた彼は、ラグジュアリートラベラーが持つ最も高い期待をさらに超えるサービスを提供してきました。

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モンタラ・ホスピタリティー・グループのCEO、キッティサック・パッタマセヴィ氏は、次のように述べています。「世界的なラグジュアリーリゾートでの豊富な指導経験を持つカリムは、卓越したレベルの共感と情熱のホスピタリティ精神をチームにもたらしてくれるでしょう。彼のリーダーシップにより、トリサラが引き続き成功を積み重ね、ゲストに喜びを提供する革新的な創造力をチームに与えてくれることを期待しています。」

トリサラは、プーケット初の全室プール付きヴィラを擁するラグジュリービーチリゾートとして、2004年にオープンしました。独立した全てのヴィラにプライベートプールを備え、さらに全室オーシャンビューのトリサラは、高いプライバシーを求めるラグジュアリートラベラーの要望を満たしたことは言うまでもありません。この度のアンソニー・ラークの昇格とカリム・イルガンクの就任により、トリサラはさらなる革新と成長を約束する新しい章を迎えます。

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世界的なウェルネス・リゾートとして高い評価を受けるチバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、開業25周年を記念して特別な祝賀イベントの開催、プロモーションの実施、サービスの拡充、新商品の発売など、2020年を通して様々なプランを実施します。25年前にアジア初の総合的なウェルネス・リトリート、およびデスティネーション・スパとして誕生したチバソムは、“床から天井まで”を対象とした5年間にわたる大規模改修工事を終了し、よりパワフルに生まれ変わりました。改装により広くなった客室に加え、無料のバトラーサービスやアップグレードされたシグネチャープロダクトなど、チバソムの新時代に相応しい魅力的なサービスと商品でゲストをお迎えします。

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チバソムは、過去四半世紀の間に理想の健康とウェルビーイングをインスパイアする世界的リーダーとして地位を築いてきました。他では経験できない心からのおもてなしでゲストのモチベーションを上げ、高い専門性を備えたスタッフのサポート体制で、ウェルネスに関するゲストの目標達成をアシストします。新時代を迎えたチバソムは、昨今のデジタル社会に対応したイノベーティブでホリスティックなアプローチを強化し、パーソナライズされたプログラムを通じてマインド、ボディ、スピリットの変革をアシストします。

 

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開業以来初となる大規模な改修プロジェクトの全ステージを終了し、2019年10月に再オープンしたチバソムは、洗練された美しいインテリアを披露しました。自然光と空間を巧みに活かした新しいデザインは、コンテンポラリーな快適性にあふれた極上の安らぎの空間を実現しています。また、リゾート改修に併せて強化されたサービスも見逃せません。広くなった客室と共に、全客室タイプでバトラーサービスをご利用いただけるようになりました。このほか、1日4枚まで無料のランドリーサービスや無料のヘルシースナックを備えたミニバーなど、基本の宿泊料金に含まれるサービスがさらに充実しました。滞在後のアフターケアも拡充され、チバソムの専門家チームとコミュニケーションが取りやすくなりました。

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第4期改修工事で大きくアップグレードされた「ニランラダ・メディスパ」のほか、理学療法とフィットネスを組み合わせた「リファンクショナル・スタジオ」も注目を集める新施設の一つです。新スタジオでは、最大限のパフォーマンスを引き出すための画期的なセッションを提供します。圧倒的な数と専門性を誇る既存のウェルネスサービスに、先駆的なフィジオセラピーとスパトリートメントが新たに加わり、ウェルネスのパイオニアとして世界に名を馳せてきた同ブランドの地位をさらに確固たるものとします。ゲストは脚部の可動性とバランスの改善をサポートするアイソキネティック・ダイナモメーターから、肌の様々な悩みに対応する100%ナチュラルなLPGフェイシャル(メスを使わない穏やかな刺激が心地よい技術)まで、多彩な新メニューをご利用いただけます。フィットネス領域では、MOTRトレーニング、マルチ・ファンクショナル・トレーニング、フォームローラーとピラティスを組み合わせて強化した体幹トレーニングを新たに導入しています。

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2020年は、カタール北部カソーマのプライベートな海岸に立地するZulal Wellness Resort(ズラル・ウェルネス・リゾート)のオープンも予定されており、チバソムブランドの新たな章が始まる年です。マネジメント契約を締結し管理運営を行う初めてのリゾートであると同時に、海外初進出となります。カタール最大規模を誇り、中東初のウェルネス特化型リゾートとして注目されている同リゾートには、世界初のアラブ伝統統合医学(TAIM)センターも開設されます。

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チバソムの会長兼CEOのクリップ・ロジャナスティンはこの節目にあたり、次のように述べています。「チバソムで育った私は、今日のチバソムを築き上げた過去25年にわたる進化を間近で見てきました。チバソムが創造し、提供してきたものを大変誇りに思います。それはリゾートの枠を超えたものです。チバソムは、コミュニティ、家族、そしてライフスタイルそのものです。リゾートは2020年に開業25周年を迎えますが、引き続き弛むことなく、新旧を問わず全てのゲストに対し、理想のウェルネスを叶える最良のアシストを提供し続けます。」

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チバソムの総支配人のワイパンヤー・コンクワンユーンは、次のように述べています。「最良のウェルネスを求めるゲストに対し、新しいウェルネストリートメントとサービスはもちろん、リゾート全体を対象としたリノベーションにより、さらに素晴らしい環境が整いました。新装のチバソムでご滞在を満喫しているゲストの様子を拝見し、大変うれしく思います。そして、再オープン以来寄せられている多くの賛辞に驚きと感動を隠しきれません。」

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チバソムのウェルネスに対する真摯な取り組みは、同ブランドが行う全ての活動の核心であり、教育の機会や地球規模の持続可能性に関するイニシアティブなど、より広範囲なコミュニティにまで拡大しています。世界最高の環境基準に則し、可能な限りエシカルな運営にコミットするチバソムは、サステナビリティに特化した専門チームを立ち上げ、エネルギー効率化や節電、浄水処理や廃水の再利用、節水、ごみの最小化やリサイクル活動、大気管理、環境にやさしい製品利用など、数々のポリシーとプラクティスを細心の注意を払いながら推進しています。また、ホアヒンに唯一残るマングローブの森「クライラー・ニウェー」の保全と、環境保護に関するウェルネスプロジェクトではイニシアティブを発揮し、バンコクのチバソム・アカデミーでは次世代を担うウェルネスプラクショナーの育成に尽力しています。チバソムは、これらの活動を継続し、さらなる発展に貢献していきます。

バンコク、2020年1月13日 – IHG®(インターコンチネンタル ホテルズ グループ)は、週末にかけて華やかな祝賀イベントを開催し、同ラグジュアリーブランドのプーケットデビューとなる、インターコンチネンタル・プーケット・リゾートのオフィシャルオープンを祝いました。

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ラグジュアリーなインターコンチネンタル・プーケット・リゾートは、風光明媚なプーケット西海岸の同島屈指の一等地に立ち、ミリオネアマイルとアマンプリの間に位置するカマラビーチを臨む絶好のロケーションです。プーケットの自然景勝からインスパイアされたビーチフロントのリゾートは、221室のエレガントな客室とヴィラでゲストをお迎えします。南国の常緑樹の森に囲まれた客室の目の前には、アンダマン海を見渡す見事な景色が広がります。

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タイの伝統的な視覚芸術と建築美を表現した建築デザインは、バンコクに拠点を置く著名な設計事務所、Habita Architects(ハビタ・アーキテクツ)が手がけました。リゾートをキャンバスに描き上げた「地上の楽園」という普遍的なコンセプトは、タイ最古の教科書『Traibhumikatha(トライブミカタ)』が説いた天国から着想を得ています。リゾート内には、タイを代表する芸術家たちがトライブミカタを独自に再解釈した絵画や彫刻が展示されています。2018年の「バンコク・ビエンナーレ」に出展した彫刻作品「Giant Twins(ジャイアント・ツインズ)」で有名なKomkrit Teptian(コムクリット・テープティアン)氏は、「天」と「地」に関するタイ独自の思想と文化を反映した彫刻シリーズを受注制作しました。プーケット・ラチャパット大学の美術学部の教授を務める地元アーティスト、Khan Payungphan(カーン・パユンファン)博士による壁画シリーズもハイライトの一つで、プーケットのオールドタウンの暮らしが描かれています

総支配人、Bjorn Courage(ビョルン・カレッジ)は次のようにコメントしています。「タイのユニークなアイデンティティをトリビュートした同リゾートは、タイ文化の本質と、独自の温かなサービススタイルを具現化しています。プーケット屈指の活気に満ちたエンターテイメントとグルメ、そしてウェルネス体験をお楽しみいただける特別な場所であると同時に、環境の持続可能性と地域コミュニティを常に重視するリゾートです。」

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美しい夕陽を望むクラブ・インターコンチネンタル専用ラウンジは、経験豊富な目の肥えたゲストのためのサンクチュアリです。同シグネチャーラウンジは、細やかなサービスを提供するバトラーが控えているほか、オープンエアの優雅なダイニングエリア、広いプライベートサンデッキとインフィニティプールを備え、カマラビーチを眼下に見下ろす2階からの眺望を存分にお楽しみいただけます。さらに、絶景が眼前に広がる5つのプール、設備の整ったフィットネスセンター、テニス場、Planet Trekkers Kids Club(プラネット・トレッカーズ・キッズクラブ)など、多世代で楽しめるレクリエーション施設がリゾート内に完備されています。

Jaras(ジャラス)は、洗練されたタイ創作料理を提供するシグネチャーレストランです。地元の漁師や農家から届くサステイナブルなローカル食材をふんだんに使用しています。Pinto(ピント)は、ユニークなショップハウスが軒を連ねるプーケットのオールドタウンにインスパイアされた内装が特徴で、家庭的な雰囲気の中、世界各地のグルメ料理をお楽しみいただけます。プーケット屈指の夕陽スポット、Pine(パイン)は、ビーチから裸足で立ち寄れる、ラグジュアリーなビーチフロントバー&ラウンジです。Sawan Beans and Leaves Bar(サワン・ビーンズ&リーブズ・バー)では、チェンマイ産の手摘みの野生茶、地元農家が焙煎した希少なコーヒー、タイ産のオーガニックカカオから作られた最高級のチョコレートをご用意しています。

リゾートが誇る傑作、Heavenly Pavilion Lounge(ヘブンリー・パビリオン・ラウンジ)は、タイの神話に登場する「Himmapan Forest(ヒンマパンの森)」から着想を得ています。白と銀色を基調としたラウンジ内は、モクレンの花をかたどったシャンデリアや動物をモチーフにした彫刻で装飾されています。Sati Spa and Wellness®(サティ・スパ&ウェルネス)は、リゾートの超現実主義的な建築物の中に佇む、インターコンチネンタル・プーケットのオリジナルスパです。各種シグネチャートリートメントにより、マインドフルネスへの旅にお連れします。ゲストの出生日に合わせて調合された花の香りを用いるトリートメントから、世界初の「Khit triangle pillow(タイの三角枕)」を活用した独自のメソッドで快適性と効果を高めるタイマッサージまで、多彩なメニューをお楽しみいただけます。8室のトリートメントルームのほか、ジャグジー付きDuet Suite(デュエット・スイート)、さらにフルサービスのネイルサロンを擁し、タイの高級スパブランド「HARNN(ハーン)」のボディケア、スキンケア、ホームスパのナチュラル製品を使用しています。

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インターコンチネンタル・プーケット・リゾートは、この新しいラグジュアリーなサンクチュアリをいち早く体験をご希望のゲストのために、グランドオープンを記念した極上のWellness Escape(ウェルネス・エスケープ)をご用意しています。2020年1月1日~3月31日までの宿泊を対象にした特別なオファーは、サティ・スパ&ウェルネス®の「Detox & Wellness Packages(デトックス&ウェルネス・パッケージ)」を20%オフでご利用いただけます。数日にわたりデトックスとウェルネスに取り組む本パッケージは、ご帰宅後も健康とウェルネスの増進が長く続くようにデザインされており、スパトリートメントに加え、屋外でのヨガ、マインドフル・プラクティス、ヘルシーなダイニング、多感覚なフィットネス体験など、個々のゲストに合わせてプログラムを組み立てます。

特別オファーに関する詳細は、https://phuket.intercontinental.com/special-offersをご覧ください。

ご予約は、icphuket.info@ihg.comまでお問い合わせください。

ハイドパークとケンジントン宮殿からほど近いロンドン西部のベイズウォーターは、白いスタッコ壁住宅のテラスとガーデン・スクエアが立ち並ぶ通りで知られています。その一画に立つ、アイコニックな建築物「ホワイトリーズ」(旧百貨店)が、まもなくシックスセンシズ ロンドンの所在地になります。

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ホテル、ウェルネスクラブ、スパの機能を完備するシックスセンシズ ロンドンは、当ブランドのイギリス初進出プロパティです。スイートを含む110室の客室は33平方メートル以上の広さを誇り、歴史的建築物の趣を存分に活かしつつ、モダンなホテルステイを提供します。14棟のブランドレジデンスも計画されており、レジデンスのオーナーは、特注のインテリアから、コンシェルジュサービス、食事、ハウスキーピング、ウェルネスプログラムまで、シックスセンシズの住まいに付属する全ての特典をご利用いただけます。

サステイナブルな歴史的建造物の保全・再生

ホワイトリーズは、創設者であるウィリアム・ホワイトリー氏の名前に由来しています。1863年にウェストボーン・グローブに服地店としてオープンした同店は、10年強で百貨店へと大きな成長を遂げ、 “国家及び世界の芸術と産業の巨大なシンポジウム” とまで称されるようになりました。周辺の住宅街に住む人々が集い活気にあふれた百貨店は、1980年代に映画館とボーリング場を併設したショッピングセンターに姿を変えました。しかし、次第に賑わいが低下し、2018年12月にその長い歴史に幕を閉じました。

この度のホワイトリーズの再開発は、マイヤー・バーグマンがアドバイザーを務めるファンドが率いており、住宅用不動産ディベロッパーとして名高いフィンチャットン社を開発マネージャーに任命しています。そして、環境保護に関する各種認証を取得し、環境に配慮した建築デザインで有名なイギリスの建築会社、フォスター+パートナーズとのコラボレーションにより、歴史的なランドマークは、複合型再開発事業として精巧に復元されます。グレードII建造物に指定されているファサード、中央の中庭、ドーム、さらに、ホテル1階中央に位置する階段が保存されます。保存される壮麗な階段は、ミラノのオペラ劇場「スカラ座」の階段をモデルにしています。

つながり にインスパイアされたデザイン

建物の起源に深くインスパイアされたシックスセンシズ ロンドンの内装は、世界的に著名なデザイン事務所AvroKOとエグゼクティブ・アーキテクトのEPRが共同で手がけています。現代デザインの合理性に、クラシックなディテールとアールデコの装飾性を巧みに組み合わせた、ノスタルジックな趣が漂うデザインが特徴です。イギリスのアーティストによる現代美術作品をホテル全体に展示し、ロンドンのハイドパークで世界最初の大博覧会が開催された当時を偲ばせる雰囲気に、現代のローカル文化をアクセントに加えます。

ホテル1階のバイオフィリックな明るい色調は、人と自然とのつながりを重視するシックスセンスのブランド理念を反映しています。居心地の良いロビーバーとラウンジ(友人や植物との会話が弾む空間)のほか、オープンキッチンを備えた開放的なレストランを完備し、ゲストを迎えます。朝食から夕食まで一日中楽しめるレストランには、緑が生い茂る中庭の座席も設置します。緑に囲まれたエレガントな折衷スタイルが特徴のホテルロビーは、1,300平方メートルの公共スペースに、創造性に富んだ植栽、芸術性豊かな織物、特注のフローリング、再生木材製の家具、ナチュラルトーンの調度品、精巧な壁付けのガラス製ディスプレイ用キャビネットが配され、ゆっくりくつろいだり、社交や食事、娯楽を楽しんだりしていただける快適な空間です。

シックスセンシズ ホテル リゾート スパグループのCEOのニール・ジェイコブスは、「ホワイトリーズについて語る時、懐かしい気持ちになります。私はこの近隣で育ち、両親に連れて来てもらった思い出の場所です。同地区に於いてシックスセンシズのブランド価値を提供することは、この歴史的建築物を称える素晴らしい機会です。そして、当ブランドのイギリス初進出を大変喜ばしく思います」と、述べています。

ウェルネスへの新しいアプローチ

シックスセンシズ スパは、現代の接続過剰な世界とストレスが多いライフスタイルに対応するために、欠かせない重要な役割を担います。昔ながらのロンドンの地下鉄駅を連想させる空間の中で始まるスパの旅は、感覚を刺激する動的な街中の大通りから、静的なカフェや公園まで、都市生活のさまざまなエネルギーを反映します。陽気で活気に満ちたエリアからより穏やかで静かなエリアへと流れるエネルギーが、活力と回復の感覚を呼び起こし、完璧にバランスの取れた環境により総合的なウェルビーイングを実現します。スパは、325平方メートルの広々としたフィットネス専用エリア、20メートルの屋内プール、アルケミーバー、吹き抜けの天井が特徴のリラクゼーションルームも完備します。
スパの2階には、ブランドレジデンスオーナーと会員専用のソーシャル&ウェルネスクラブを開設します。新しいスタイルのクラブは、中央にバーとラウンジ、さらにコワーキングスペース、レストラン、ウェルネスルームを擁し、都会の喧騒から離れた静かな環境の中で、成長と内省、そしてつながりの再構築を促す先駆的なプログラムを提供します。
マイヤー・バーグマンのCEOのマルクス・メイエル氏は、「シックスセンシズとの契約締結の発表に興奮を隠しきれません。これは、ホワイトリーズの再編だけでなく、より広域のクイーンズウェイ再生計画の鍵となる要素です。ラグジュアリー、デザイン、ウェルネス、サステイナビリティを包含するシックスセンシズのブランド価値は、ロンドンの活気に満ちた当該地域に対する我々のビジョンの最も重要な部分を表しています」と、述べています。
フィンチャットンの共同設立者であるアレックス・ミシュラン氏は、「シックスセンシズ ロンドンは、同ホテルクラス最高のスパとアメニティの提供にとどまらず、ロンドンで前例のない新しいスタイルのソーシャル&ウェルネスクラブを創設します。ウェルネスに特化し、先駆的な体験型プログラムを提供するシックスセンシズは、ホワイトリーズ再開発事業の理想的なパートナーであると確信しました。スパ及びクラブは新しいホワイトリーズの中核機能であり、シックスセンシズと共に、本当に素晴らしいものを創造することを楽しみにしています」と、述べています。

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欧米の不動産プロジェクトをポートフォリオに持つ非上場の不動産投資管理会社、マイヤー・バーグマンは、新たな活力を生み出すインテリジェントなアーバンソリューションを得意とし、他の追随を許さない実績を誇ります。ロンドンに本拠地を置くフィンチャットンは、世界で最も目の肥えたクライアントのために世界各地でオーダーメイドの高級住宅を手がけることを専門としています。
シックスセンシズ ロンドンは、2023年にオープン予定です。

世界に 9 つのラグジュアリーホテルを所有するドーチェスターコレクションのパリのホテル、 ル・ムーリスは、時代を超えて、世界の王侯貴族と芸術家に愛されてきました。2020 年の 2 月 27 日から 3 月 6 日に日比谷シアタークリエで再演される「女王がいた客室」は、まさ にル・ムーリスがインスピレーションの元となった、人気劇作家藤沢文翁が原作・脚本・演 出を手がける音楽朗読劇です。「VOICARION(ヴォイサリオン)」と冠したこのプレミア 音楽朗読劇は、演劇界・声優界の人気実力派キャストが参加する極上の舞台です。このよう にル・ムーリスは、時代を超え、国を超え、多くの貴族たちの休息の場、芸術家たちのイン スピレーションの場となってきました。

本当だよ・・・ このホテルの従業員は皆、ロマノフ王朝の生き残りなんだ

嘘じゃないよ! パリへ亡命してきた貴族達なんだ・・・

ポーターは伯爵家執事 フロントクラークは男爵 包丁を磨いているシェフは近衛連隊長なのさ 嘘だと思うなら、コンシェルジュにぶつかってみなよ

きっと馬鹿に礼儀正しくお辞儀をするはずさ・・・・

20 世紀初頭のパリを舞台に、 ロマノフ王朝最後の生き残りとなった貴族たちが織り成すヒューマンドラマ。

それは、アナタがきっと宿泊したくなるホテル。

『女王がいた客室』より

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この度、東京日比谷のシアタークリエで上演される『女王がいた客室』は、人気劇作家の藤沢文 翁がル・ムーリスで作品の着想を得てホテルの客室で執筆しました。舞台設定は 20 世紀初頭の パリ、架空のホテル・バッサーノですが、パリの歴史と共に歩んできたル・ムーリスは、劇中の ロマノフ王朝の女王を迎えるホテルに相応しい壮麗さと気品を感じさせます。

『パリは僕が青春を過ごした場所であり、いつ訪れても変わらないその歴史ある町並みには、僕 の様々な思い出が焼き付いています。それは僕だけではなく、パリという街が、あるいはこの ル・ムーリスが、様々な人々の思い出を優しく包み込む空間のように感じられます。変わりゆく 世界で、変わらない場所があるということが、どれほどの安らぎを人々に与えることでしょう。 新作を書くため、このル・ムーリスという変わらない空間を訪れた時、幼い頃、廊下を走って怒 られる自分の面影に出会いました。たった一瞬ですが、あの頃の悪戯な自分の心が蘇りました。 老舗のホテルとは、本来そういうものなのかもしれません。宿泊する夜、今の自分とも向き合え ますが、過去の自分とも対面できるのです。そんな時、思いついたのがこの物語です。ロシアの 亡命貴族がたった一晩だけ、貴族に戻れるという、この物語を・・・。』

劇作家の藤沢文翁より

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ホテル ル・ムーリスは、パリ中心部、チュイルリー公園前に位置する、1835 年創業の老舗ホテ ルです。パリの五つ星以上のホテルに与えられる「パラスホテル」の称号を保持する現代の宮殿 ホテルです。始まりは、ノルマンディーの港町カレー。ここで旅宿を営んでいたシャルル=オー ギュスタン・ムーリスは、ドーバー海峡を渡り、立ち寄る英国の紳士淑女達が「どんな要望にも 応えてくれる最高級ホテルがパリに無い」と嘆く声を耳にします。それならば、ロンドン以上に 洗練されたホテルを!という想いを抱き、パリにホテルを開業します。英語が流暢なバトラー に、両替のシステム、全室にバスタブを完備、コンシエルジュやルームサービスを開始し、伝統 美を誇る内装に値する上質なサービスを提供し始めます。

2 世紀に渡り、ヴィクトリア女王からナポレオン 3 世、モンテネグロの国王、プリンス・オブ・ ウェールズ、イギリス国王ジョージ 6 世、ザンジバールのスルタン、ジャイプールのマハラジ ャ、ロシアの大公妃が常連となります。20 世紀には、まるでパリの小さなヴェルサイユ宮殿、 ホテル・デ・ロワ(Hotel des Rois)=「王侯貴族のホテル」」と讚えられます。今でもホテルの 紋章には王冠が誇らし気に輝いています。

ロシア革命でロマノフ王朝が滅亡した 1917 年後、ロシアから多くの亡命者を受け入れたパリ は、「狂騒の 20 年時代」に突入します。第一次世界大戦の痛みを忘れ、平和を謳歌しようと、 パリ文化は華やぎます。新聞広告には、上流階級の顧客達がパリの魅惑的な夜景を臨むル・ムー リスの屋上テラスで、ディナーやダンスを楽しんでいる様子が描かれています。ソーシャライツ や芸術家、実業家や詩人が集う社交場としてカフェ・ソサエティが流行り、亡命ロシア貴族によ るファッションブランドも設立されます。ディアギレフ率いるバレエ・リュスと呼ばれるロシア バレエ団は、エキゾチックな衣装と高い芸術性でパリジャンを魅了し、ピカソやサティ、コクト ーと交流します。ロシア人は、それまでのパリには存在しなかった感性で、才能を開花させ、狂 騒の時代を彩ります。ル・ムーリスもまた、晩餐会や舞踏会を開催し、演奏会や読書サロンなど 芸術交流の場として、パトロンとアーティストを繋ぐ文化的な役割を担います。

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ル・ムーリスにはロシア人ゲストの様々なエピソードが残されています。19 世紀末、リサイタ ルのためにパリを訪れたチャイコフスキーはピアノソナタ二番とジャンヌ・ダルクを描いたオペ ラ「オルレアンの少女」をホテルの一室で書き上げます。また、トルストイが滞在し、ピカソが 妻オルガと結婚披露宴を開催したのも、このホテルです。ロマノフ王朝時代の芸術家が残した余 韻や息づきを感じられるこの空間こそが、『女王がいた客室』のインスピレーションの元となっ たのです。

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そもそもホテルとは、世界中の人が交錯する劇場的空間。様々な想いを抱えて訪れる顧客達と、 彼らの心の糸を手繰り寄せようとするホテルマンたちの非日常な日常を、藤沢文翁は想像をめぐ らせ、考察したのです。豪華絢爛な内装や、チュイルリー公園の回転木馬、黄金の宝石箱のよう な夜景、、、『女王がいた客室』には、愛され続けているパリの景色と空気が詰まっています。 時代の変化に動じることなく、パリ文化を今も体現し続けている「世界の王侯貴族と芸術家に愛 されるホテル」に、いつか宿泊してみてください。狂騒の時代の香りとロマノフ貴族の高貴さと 憂い、パリ独特のノスタルジーに、記憶の欠片を優しく包む人の暖かさに触れることができるで しょう。時代を超えて滞在した多くの顧客達のように、ここは、必ずもう一度訪れたくなる「願 いが叶うホテル」なのです。