ベトナム・コンダオ島に位置するシックスセンシズ コンダオは、2025年「HICAPサステナブル・ホテル・アワード」において、「ポジティブ・コミュニティ・インパクト賞」を受賞しました。地域社会の支援、文化遺産の保全、そして環境保全への取り組みに真摯に取り組んできた姿勢が高く評価されたものです。
HICAP(アジア太平洋ホテル投資会議)は2007年より、アジア太平洋地域を対象に毎年4軒のホテルを厳選し、持続可能な開発に向けた革新的な取り組みを表彰しています。選出された施設は、他のホテルでも応用可能な実践的かつ持続可能なベストプラクティスを示す存在として注目されています。
シックスセンシズは、サステナビリティの重要性をいち早く認識し、地域社会と自然環境と調和するリゾートとホテルを展開しています。「ウェルネス」と「サステナビリティ」を核とするブランド理念は、1995年の創業以来変わりません。地域の文脈に溶け込むよう設計された各シックスセンシズは、ラグジュアリーとサステナビリティ、どちらも妥協することなく共存できることを体現しており、ゲストはその土地の文化や自然に触れ、深い体験を共有します。
その中でもシックスセンシズ コンダオは、責任ある観光を通じて島と人々に利益をもたらす先駆的なモデルを実践。サステナビリティのためのプロジェクトは、土地や文化に対する深い敬意に基づき、差し迫ったニーズに対応しつつ、地域のアイデンティティを守り、長期的なレジリエンスとキャパシティの構築、そして体系的な変化を支援することを目的としています。
シックスセンシズ サステナビリティ担当副社長、ジェフ・スミスは次のように述べています。「この度の受賞は、シックスセンシズ コンダオと地域社会との強い絆を示すものです。サステナビリティは独立した一つの取り組みではなく、スタッフ、ゲスト、地域をつなぐ“あり方”そのものです。コンダオのチームは、目的と配慮に基づいた観光が、いかに真に意義あるインパクトを地域社会にもたらし得るかを示し続けています。」
シックスセンシズのすべてのプロパティは、「Sustainability Fund(サステナビリティ基金)」を設立・管理しており、ホテルの月間収益の0.5%が直接、各施設が選定した地域社会のための取り組みの財源として活用されます。コンダオでは、さらにリゾート内での飲料水売上の50%、マスコット玩具売上の100%、およびゲストからの寄付金が基金に充てられています。
測定可能なプラスのインパクト
コンダオ島では、安全な飲料水を利用できる地域施設や住民は限られていました。この課題を解決すために「Water for All」プログラムを立ち上げ、学校や病院などの公共施設への清潔な水の安定的な供給を実現。島内11ヶ所に浄水システムを設置し、年間3,194人以上に安全な飲料水を提供するなど、安全で持続可能な水利用を支援しています。
環境保全への取り組みは、様々なイニシアティブを通じて拡大しています。WWFベトナムとコンダオ島青年団と共同で2024年よりスタートした「2R Station Project」は、その一例です。拾い集めた441kgの廃棄物をリサイクルし、地域全体での循環経済(サーキュラーエコノミー)を促すきっかけになりました。
安全な飲料水と環境保全に加え、若年層のエンパワーメントと次世代リーダーの育成も重要課題の一つです。2017年より実施している無料の英語クラスでは、これまでに150名以上の地元の子どもたちが参加し、実践的な語学力を習得しています。教育機会の拡充や将来的なキャリア形成を支援するとともに、異文化理解と交流の促進にも寄与しています。
社会的企業(ソーシャル・エンタープライズ)の支援と地域コミュニティのエンパワーメントの領域では、2025年に、Maison Chance財団のTake Wing Centerとのパートナーシップを通じて、具体的な取り組みがスタートしました。リゾート内のブティックで、ベトナムの伝統的な織物を用いたハンドメイドのウミガメのぬいぐるみを販売しています。特別な支援を必要とする方や恵まれない環境にある方によって丁寧に制作されたウミガメには、一針一針に、技術・希望・そして回復の物語が込められています。売上はすべてサステナビリティ基金に充当され、自然保護、地域社会の支援、そして緑豊かな未来を育むために活用されています。
女性の尊厳とウェルビーイングに関する意識を高める取り組みとして、ベトナム初となるホテル主導の「Menstrual Health Awareness & Sustainability Initiative(月経の健康啓発&サステナビリティ・イニシアティブ)」を立ち上げました。再利用可能な製品による持続可能なライフスタイルを推進するとともに、若い女性が知識と自信を身につけられるよう実践的なワークショップを開催しています。また今年前半には、ブランド全体として女性のウェルネスへの取り組みを強化し、複数のリゾートにおいて「Female Wellness Programs(女性のウェルネスプログラム)」を展開。ゲストとスタッフに対し、人生の重要なステージに寄り添う知識とサポートを提供しています。
島に棲むペットたちも、地域社会の仲間です。Laws for Paws Vietnamとのパートナーシップによる動物福祉イニシアティブでは、ワクチン接種、駆虫、寄生虫治療など、ペットの健康に不可欠なトリートメントを提供しました。
これらのプロジェクトは、一つのシンプルな真実を映し出しています。それは、真のホスピタリティとは、ゲストはもちろん、大地、住民、そしてこの地を共にする動物たちも大切にすること。シックスセンシズ コンダオのあらゆる取り組みが、地域社会と自然が共に繁栄する未来への一歩となっています。
シックスセンシズ コンダオ サステナビリティ・マネージャー、エルカイム(アイカ)・タビルディエヴァは次のように述べています。「この度の選出は、コンダオの社会や自然に持続可能なプラスの影響を生み出すことに注力する、リゾートスタッフ、パートナー、そしてゲストの継続的な献身の賜物であり、大変光栄に存じます。環境保全にとどまらず、教育、健康、文化の継承、地域のエンパワーメントへと広がる取り組みが評価されたことを誇りに思います。そして、今回の受賞が、地域社会におけるポジティブな変化の拡大につながることを願っています。」
今回の受賞は、HICAP サステナブル・ホテル・アワードにおけるこれまでの受賞実績に続くものです。シックスセンシズ ニンバンベイ(2024年/気候変動と生物多様性への取り組み)、シックスセンシズ ヴァーナ(2023年/サステナブルデザイン)、シックスセンシズ ヤオノイ(2020年/地域社会への貢献、2009年/プロジェクトデザイン)、シックスセンシズ クラベイアイランド(2019年/サステナブルデザイン)、そしてシックスセンシズ フィジー(2018年/気候変動対策)が同賞を受賞しています。






































