シックスセンシズ ニンバンベイ ベトナムは、ベトナム初となるリゾート内太陽光発電所「Ninh Van Greens(ニンバン・グリーンズ)」を開所し、運用を開始しました。発電所名は、リゾートが位置する地名のニンバンと、太陽光を利用して電力を生み出しながら、レストランやスパで使用する農作物を栽培するという構想に由来します。太陽光発電と農業を組み合わせたニンバン・グリーンズは、電力、有機野菜と果物、さらに温水をリゾートに供給します。

  

オーガニック菜園と発電設備が太陽光を共有

ニンバン・グリーンズの大きな特徴のひとつは、太陽光パネル下部の土地を活用した、広さ17,222 m2のオーガニック菜園「Solar FreshCutsソーラー・フレッシュカッツ)」です。太陽光パネルを設置する高さや間隔を工夫することにより、発電と菜園運営の両立を実現しました。800枚の太陽光パネルが、丘の傾斜に沿って地上2.5 mの高さに並べられ、野菜の成長に適した日射量と日陰を確保した農地が整備されています。

ニンバン・グリーンズは、2022年8月の時点で229.127 kWh以上を発電し、リゾートが必要とする電気量の17%を供給しました。土地の二次使用である農業生産では、31種類の農作物を栽培し、収穫された合計580 kgの野菜は、リゾートのゲストやスタッフの食事ために使用されました。また、広さ2,000 m2の丘の斜面には、バナナ、ジャックフルーツ、マンゴー、ザクロといった果物も植樹されており、今後、果物と葉もの野菜のエリアからは、90 kgの収穫量が見込まれています。

「アルケミーバー」での感覚を刺激する体験

ソーラー・フレッシュカッツで収穫された農産物は、シックスセンシズ スパに併設されている「アルケミーバー」での体験においても重要な役割りを果たします。アルケミーバーで開催されるワークショップでは、美しいニンバンベイの景色を眼前に、菜園から届くハーブ、果物、香辛料がもつヒーリング効果について学びながら、実際にそれらを材料として、ボディスクラブ、シャンプー、手の除菌用ローションなどを手作りすることが出来ます。ワークショップはそれぞれ定員15名で、経験豊かなセラピストが講師を務めます。 

オーガニックファームに囲まれて食事を楽しむ“farm-to-table(農場から食卓へ)”体験

ソーラー・フレッシュカッツに併設されたレストランエリア「The Farmhouse(ザ・ファームハウス)」では、植物性由来の食材のみを使用したヴィーガンのファインダイニングをお楽しみいただけます。アルケミーバーの前に広がる息をのむほど美しい景色を一望できるのも当レストランの魅力です。店内には20席の客席が設けられ、地元で持続可能な方法によって栽培された天然由来の食材を用い、「less-is-more(少ない方が豊か)」の考え方に基づく方法で調理された料理を提供します。食材が育つすぐ隣で楽しむ“farm-to-table”コンセプトの食事は、Eat With Six Senses(天然由来で地元での持続可能な栽培法による食材を用いたシックスセンシズ流の食体験)の哲学を体現しています。

ソーラー・フレッシュカッツとザ・ファームハウスを組み合わせたファームツアーは、種まきの段階から皿の上に盛り付けられるまでの全行程に触れられる特別な体験です。

総支配人のBenjamin Kreuz(ベンジャミン・クロイツ)は、次の通り述べています。「自分で収穫した野菜を食べることは、特別な満喫感を味わえる楽しい体験です。私たちは、ゲストが自然とのつながりを深めていただけるよう、レストランチームがガイドを務めるエコフレンドリー・ファームツアーを開催しています。当ツアーでは、菜園内を散策しながら、野菜や果物の栽培方法と栄養、効能について学んだ後、ザ・ファームハウスで、散策したばかりのまさにその菜園で育った新鮮な食材を使用した美味しいお食事をお召し上がりいただけます。レストランチームは、葉から、茎、皮に至るまで、野菜を無駄なく最大限活用しています。それぞれの特徴を生かし組み合わせを工夫することにより、独自の食感と豊かな風味を生み出します。」

シックスセンシズ ホテル リゾート スパグループは、ホテルとスパの運営において、使い捨てプラスチックの使用を避け、完全に取り除くという野心的な「プラスチック・フリー 2022」戦略の一環として、「United States Coalition on Sustainability(米国サステナビリティ連合)」と「SustainChain™(サステイン・チェーン™)」のパートナーになります。ホスピタリティブランドとして初となる同パートナーシップは、2020年に参画した「Global Tourism Plastics Initiative(グローバル・ツーリズム・プラスチック・イニシアチブ)」に続き、サプライヤーと協力しながら、より安全な代替品を探し、プラスチック汚染の根本的な原因の解決に取り組むことを目的としています。

SustainChain™は、国連の持続可能な開発目標の実現に向けた、前例のない取り組みとその進展を促す改革エンジンです。コラボレーションの価値を重視し、共同事業の実施、ベスト・プラクティスの共有、ソリューション実践範囲の拡大のために、世界規模の持続可能なエコシステムを構築します。

シックスセンシズは、ゲストと地域住民がプラスチック汚染に晒されないよう、プロパティ内にとどまらず周辺地域も対象に、プラスチック・フリーの実現をめざしています。最優先課題である使い捨てプラスチックをはじめ、すべてのプラスチックの使用を避けるためには、包装材料から、生地、家具にいたるまで、イノベーションが必要です。SustainChain™は、サプライヤーとつながり、共にイノベーションを起こし、大きな変化をもたらすためのダイナミックなプラットフォームを提供します。

使い捨てプラスチックの削減に対するシックスセンシズの姿勢は徹底しています。1990年代に、バスルームのアメニティを詰め替え可能なセラミック製に切り替え、2003年に、特製のガラスボトル入り飲料水の使用を開始しました(直近の2019~2020年には、グループ全体で240万本以上の使い捨てペットボトルの使用削減を実現しました)。さらに、2016年には、プラスチック製のストローとデリバリー用容器を廃止しました。また、サステナビリティ担当副社長のジェフ・スミスと、タイのシックスセンシズ ヤオノイは、「プラスチック・フリー・キッチン」のプロトタイプを考案し、シックスセンシズの全プロパティへの導入を計画しています。

ジェフは、「SustainChain™とのコラボレーションにより、国連の持続可能な開発目標の実現を支援する、バリューチェーン全体のコラボレーションとイノベーションが可能になります。より具体的には、シックスセンシズの「プラスチック・フリー2022」の目標を達成するための選択肢が広がります。SustainChain™による大きなイノベーションと参画団体が共に成長する機会は、すでに目に見える形で進展しており、素晴らしいムーブメントです。」と、コメントしています

2020年3月31日に sankara hotel&spa 屋久島は開業10周年を迎えます。
「For The Yakushima」を宣言し、環境に留意したサスティナブルなホテルとして世界自然遺産、 屋久島と共存しつつ、晴れて10周年を迎える運びとなりました。 この10年間への感謝を込めて、開業10周年記念商品の販売やイベントの開催など様々な活動を 予定しています。

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<Team Zero Weste Sankara 発足>

sankara hotel & spa 屋久島では、この開業10周年を迎えるにあ たり、更なる地球環境の保全と持続可能な運営を目指し、屋久島の 山、海、里の自然を守る活動に積極的に貢献するため、Team Zero Waste Sankara を立ち上げました。「For the Yakushima」宣言から10年、 社内で新に発足した Team Zero Waste Sankara は、以下のアクションプランを 推進してまいります。

1. 海洋汚染につながるホテル内の使い捨てプラスチック製品を50% 削減します。

2. 2020年中にホテル内でのペットボトルの販売、提供を中止します。

3. 屋久島の山、海、里の清掃活動を毎月行います。

先日、スタッフ22名が参加し、第1回目の清掃活動を行いました。sankara 第1回目は10月9日に麦生港の海岸清掃を行いました。sankara hotel&spa 屋久島は引き続き環境調和型のホテル運営を目指します。

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<Sankara x 本坊酒造コラボ オリジナル焼酎「屋久の慈雨」完成>

さらに、10周年を記念し、屋久島の大自然と伝統を最大限に活かした「屋久島伝承蔵」を所有す る本坊酒造の協力を仰ぎ、オリジナルブレンドの焼酎「屋久の慈雨」が完成しました。毎年春には sankara hotel&spa 屋久島と本坊酒造のコラボレーションディナーを実施しており、そのパート ナーシップにより、記念すべき10周年を祝福するオリジナル焼酎の作成に至りました。

度重なる試飲を経て、芋のふくよかな香りを残しつつ飲みやすい 焼酎を追求し、ようやく完成した「屋久の慈雨」は、オンザロッ クで飲むと香りのバランスが良く、心地よい味わいになります。 焼酎の名前には屋久島にとって恵みである『雨』を取り入れ、 万物を潤し育てる雨を意味する『慈雨』と名付けました。 またラベルデザインには、背景画家・美 術監督の山本二三氏とのコラボによる連作「森と水を巡るいのちの旅」の中の1枚『彦ばえ』 を採用しました。 屋久島の山々に降り注ぎいだ恵みの雨は、森を巡り、森を湿らせ、苔に浄化 された慈雨により新しい命が芽吹く。そして、その恵みの水はやがて里に届 き屋久島の焼酎へと生まれ変わります。「屋久の慈雨」はこの島の命が凝縮 されたサンカラオリジナル焼酎です。

720ml  3,800 円(税込み) ホテル内レストランでもお楽しみいただけます。

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山本二三氏と sankara hotel&spa 屋久島のコラボレーションによる連作「森と水を巡るいのちの旅」の詳細は https://sankarahotel-spa.com/travel/よりご覧いただけます。屋久島伝承蔵 本坊酒造に関する詳細は、 https://www.hombo.co.jp/factory/yakushima.html よりご覧ください。

シックスセンシズホテルリゾートスパグループは、キャニオン・グループと提携し、中米に於いて初となるシックスセンシズ パパガヨを開発することを発表しました。シックスセンシズらしいサスティナブルかつラグジュアリーを極めたリゾートを開発し、日常の喧騒から遠く離れたエココンシャスなプライベート空間で人生を大いに楽しみたいゲストに対し、新しいアドベンチャーをご提案します。

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930ヘクタールのパパガヨ半島は、息をのむほどの圧倒的な美しさを誇り、開発と保全のバランスが素晴らしい世界屈指の高級リゾート地として常に高く評価されています。24キロメートルの長い手つかずの海岸線とエキゾチックなビーチが特徴的なパパガヨ半島には、リゾートやレジデンスがひっそりと点在しています。半島全体の開発が完了しても、70パーセントの土地は自然のままの姿が維持される予定であり、大自然との共存が半島の大きな魅力です。

パパガヨ半島のユニークなランドマークとして期待されているシックスセンシズ パパガヨの敷地は、半島の最も高い場所からビーチまで広がり、グアナカステ諸島を360度見渡せるパノラマビューが圧巻です。広々としたプライベートプールを備える全41室のヴィラは、自然に溶け込むように森林に覆われたビーチに点在する形で建設されます。また、購入可能な31棟の個性豊かなレジデンスは、パパガヨ半島ならではのリゾートライフを満喫できる絶好の投資機会です。

地域特性に基づいたシックスセンシズ独自のウェルネスプログラムが、リゾートの中核サービスとして準備されています。美しいスパやフィットネスセンター、そして数えきれないほど多岐にわたる屋内外でのアクティビティをご用意します。敷地の中心部に設けるオーガニック農園では、果物や野菜、ハーブなどを栽培し、レストランのメニューやスパトリートメントの材料に使用される予定です。また、ビーチでの華やかなパーティーから、大切な方とのんびりと過ごす時間まで、コミュニティとセレブレーションを重視した多彩なサービスもご提供します。

「中米での初プロジェクトに興奮を隠しきれません。」とシックスセンシズ ホテル リゾート スパグループCEOのニール・ジェイコブスは述べています。「シックスセンシズが持つブランドバリューは、コスタリカのサスティナビリティに対するコミットメントとプラビタ文化の要素を包含しています。我々は、コスタリカの社会・経済の活性化に貢献する一方で、いかなる活動においても、自然とコスタリカの文化や歴史保全への影響を最初に自問します。もしこの問いに答えられない場合は、私たちはその活動を実施しません。シックスセンシズは、世界中のどのロケーションでも、この徹底したスタンスで開発と運営を行っています。旅行雑誌「トラベル・アンド・レジャー」の読者投票でトップブラントに選ばれ続けているのは、その姿勢が評価されているからだと思います。」

シックスセンシズ パパガヨは、カリフォルニア・ラークスパーのキャニオン・グループが所有し開発を進めています。キャニオン・グループは、ユニークなロケーションの最高級ブティックリゾートの買収や開発を得意とし、ユタ州とワイオミング州の有名なアマンギリリゾートがコアポートフォリオです。この度のシックスセンシズ パパガヨの開発は、コスタリカで最も有名な開発会社であるガルニエ・グループとチームを組んでいます。

キャニオン・グループCEOのHomi Vazifdar氏は次の通りコメントしています。「このリゾートは、国、地域、ブランド、出資関係者の全てにおいて非の打ち所がない最高のプロジェクトです。シックスセンシズ及びガルニエ・グループと一緒に、中南米延いては世界においても最も素晴らしく、高い注目を集めるプロジェクトに取り組めることを大変喜ばしく思います。この経験を生かして、次のプロジェクトも一緒に取り組めることを期待しています。」

リゾートのデザインは、ロンドンを拠点とする著名な建築家ジョン・ヘア氏が担当します。シックスセンシズとキャニオン・グループの両社は、ジョン・ヘア氏の任命を発表できることを大変喜んでいます。ヘア氏は、劇場演出的な優れた感性とデザインと自然を芸術的に調和させる高い能力が評価され、数多くの賞に輝いています。近代建築を代表するカルロ・スカルパやエド・タットル、そしてフランク・ロイド・ライトから深い影響を受けたスタイルが特徴的で、素晴らしいポートフォリオの中でも、インドネシアのフォーシーズンズ・リゾート・バリ・アット・サヤンやドミニカ共和国のアマネラが代表作として広く知られています。

中米のスイスと呼ばれるコスタリカは、有意義で忘れられない場所、或いは“一度立ち止まり考える”体験を求めるトラベラーが集う観光地として広く認識されています。何マイルにも広がるビーチ、世界有数の広大な熱帯雨林、雄大な山々、火山、湖、起伏の多い地形を有し、国土の約27%は自然保護区です。コスタリカの自然の豊かさを示す最も印象的なデータは、国土の占有率が地球表面のわずか0.025%であるにも関わらず、世界の生物学的多様性における占有率は6%も占めている点でしょう。

シックスセンシズ パパガヨは、リベリアの国際空港から40分の距離です。リベリアとアメリカの主要都市、カナダ、中南米諸国間のフライトは毎日運航されています。

シックスセンシズ パパガヨは、2021年のオープンを予定しています。