ドーチェスター・コレクションは、「伝説的な芸術家の足跡をたどる散策ツアー」シリーズの新ルート、「フォンタナ – 切り裂かれた空間」を発表しました。洗練されたミラノの街を象徴するホテル・プリンチペ・ディ・サヴォイア主催の新しい散策ツアーでは、経験豊富な専門家ガイドと一緒に、芸術の既成概念を覆したルーチョ・フォンタナの画期的なアートの軌跡をたどります。

ドーチェスター・コレクションオリジナルの同散策ツアーシリーズは、ホテルの宿泊プランに含まれるエクスクルーシブなアクティビティです。パリのル・ムーリスは、「ロダン – 愛と苦悩の物語」、「モネ – 絵画に革命を起こした軌跡」、「ピカソ – ピカソが暮らしたモンマルトル」の3つのルートを、ローマのホテル・エデンは「カラヴァッジオ – 異端児とローマ」を、ロンドンの45パークレーンは「ヘップワース – リズムと形」を開催しています。

ミラノを舞台にした新散策ツアーは、フォンタナが既存の芸術を否定し、新しい時代にふさわしい芸術を創造するために、無限の想像力を駆使しながら、絵画、彫刻、建築を融合させ、さらには、科学も取り入れ、最終的に「空間主義運動」によって芸術に革命をもたらした功績について理解を深めます。彼の最初の彫刻作品が、いかに権威ある美術学校の教えを否定した特異なものであったか、どのようにしてネオン管から彫刻を制作したのか、さらには、なぜスタンレーナイフでキャンバスを切り裂くようになったのか、彼の芸術を理解する上で欠かせないこれらの問いの答えに迫ります。

散策は、ホテル・プリンチペ・ディ・サヴォイアの屋上テラスから始まります。屋上テラスからは、近隣のブレラ地区に位置する、フォンタナが通った名門の美術学校、旧アトリエ(現在、アトリエの中庭は、現代アートのギャラリーとして運営されています)、彼の代表作の1つである“ネオン彫刻”を最上階の天井に展示しているノヴェチェント美術館、そして、そのすぐ近くに建つミラノのランドマークであり、ネオン彫刻の展示空間を引き立てるレースのような姿が美しいゴシック様式のミラノ大聖堂など、フォンタナゆかりの地であるミラノの街全体を見渡せます。

1対1または少人数のプライベートグループで催行されるため、ゲストは、ガイドを務める経験豊富な美術史家や現代アートの専門家と会話を交わしながら、時には立ち止まり、地元の人でも見逃しがちな隠されたミラノの美しさをゆっくり楽しむことができます。ミラノを代表する最も有名な芸術家の1人の人生を追体験できる魅惑的な旅であり、フォンタナの人生とキャリアに関するスリルに満ちた逸話の数々は、帰国後も忘れられないほど強く心に残るでしょう。

散策の内容は、ミラノや芸術に詳しくさらに知識を深めたい方から、ミラノを訪れたことがあってもあまり詳しくない方まで、参加者のご要望に合わせて毎回カスタマイズされます。

ドーチェスター・コレクションのCEOのヘレン・スミスは、「伝説的な芸術家の足跡をたどる散策ツアーシリーズをさらに拡充させる新ルートとして、ホテル・プリンチペ・ディ・サヴォイアにとって最初となる『フォンタナ – 切り裂かれた空間』を発表できることを大変嬉しく思います。私たちは、フォンタナが、パリからロンドン、東京、ニューヨークに至るまで、世界各地で数多くの展覧会を開催し、空間主義運動の主要な人物として、アートの世界に消えることのない大きな影響を与えたことに深く感銘を受けました。ミラノは、宇宙にまでたどり着いた彼の芸術の旅の理想的な出発地だったことが証明されています。ミラノを巡る新しい散策ツアーは、空間主義運動の立役者となったフォンタナについて詳しく知ることができる、大変ユニークで素晴らしい体験です。」と、コメントしています。

「フォンタナ – 切り裂かれた空間」の宿泊プラン料金は、1泊€710~です。料金には、クラシック・ルームでの宿泊、朝食、2時間の専門家ガイド付き散策ツアーが含まれます。

「伝説的な芸術家の足跡をたどる散策ツアー」シリーズは、以下のドーチェスター・コレクションのホテルでも提供しています。

ル・ムーリス、パリ:

  • ピカソが暮らしたモンマルトル
  • モネ 絵画に革命を起こした軌跡
  • ロダン 愛と苦悩の物語

ホテル・エデン、ローマ:

  • カラヴァッジオ 異端児とローマ

45パークレーン:

  • ヘップワース リズムと形

パリのドーチェスター・コレクション ル・ムーリスは、3人の伝説的な芸術家の足跡をたどる散策ツアーを開催しています。2021年にスタートしたピカソの散策ツアー、2022年にはモネと続き2023年はオーギュスト・ロダンの芸術を形作った愛と苦痛の物語をたどるツアーが開始します。

経験豊富なガイドと1対1または少人数のプライベートグループで催行されるこの散策ツアーでは、各偉人の人生とキャリアにまつわる逸話を学びながら、ゆっくりと美しいパリを楽しむことができます。散策の内容は、より知識を深めたい、パリを訪れたことはあるがさらに深く掘り下げたいなど、参加者のご要望に合わせて毎回カスタマイズされます。

ロダン愛と苦悩の物語

「近代彫刻の父」と称されるロダンの知られざる人生とキャリアを、ユニークにそしてロマンチックに垣間見ることができます。散策は、ル・ムーリスの玄関口にある美しいチュイルリー公園から始まり、ロダン美術館に向かう途中で有名なロダンの作品「接吻」を眺め、ロダン美術館とその息をのむような庭園を訪れます。ゲストは、ロダンが美術学校を3回落ちた後も彼を成功に導いたその個性の強さと、強迫的な完璧主義としてだけでなく、ロダンと弟子のカミーユ・クローデルとの秘密の関係が、彼が選んだ主題と彼の彫刻の両方をどのように変えたかを明らかにします。ロダン美術館の入館券2名様分が含まれます。

モネ絵画に革命を起こしたモネの軌跡

「現代において世界的に高く評価されているモネが、なぜ当時は非常に過激で反抗的だと受け止められたのか」という問いを深く掘り下げます。ゲストは、豊富な知識を備えたガイドと共に、彼の有名な「プレインエア」が生まれた理由を紐解きます。そして、当時のメディアや大衆から批判され、皮肉を込めて名付けられた “印象派” の評価をどのように一転させ、前衛的な芸術運動として発展させたのか、彼の功績を振り返ります。

散策ツアーは、ル・ムーリスの正面玄関からスタートし、真向いに位置する美しいチュイルリー公園へと向かいます。モネは、1876年にこの公園を題材にした作品を発表しています。同作品には、まるでル・ムーリスの屋上から眺めたような風景が描かれています。

散策の最終目的地は、モネが晩年に残した大作『睡蓮』が展示されているオランジュリー美術館です。オランジュリー美術館の入館券2名様分が含まれます。

ピカソピカソが暮らしたモンマルトル

ピカソの傑作「アヴィニョンの娘たち」が何年もの間、彼のアトリエで放置されていた理由、オ・ラパン アジルでの飲み物代の支払い方法、そしてピカソの盗難事件に巻き込まれた理由を明らかにします。

ル・ムーリスで結婚披露宴を行った、パブロ・ピカソ没後 50 周年を世界的に祝う今、ベル・エポックの活気に満ちた世界でピカソを富へと導くロマンス、陰謀、大胆さの物語を辿ります。専門ガイドが語るピカソの逸話を聞きながらモンマルトルの石畳を歩き、パリでの彼の初期の物語を蘇らせます。

各散策ツアー詳細

料金:€2,010 ~

含まれるもの:

  • スーペリアルームまたはスイートでの1泊分の宿泊(2名様1室でのご利用)
  • セドリック・グロレのアメリカンブレックファスト2名様分
  • 2時間のガイド付き散策ツアー