ベルモンドでは、豪華列車の旅の新しいコンセプトとして、いまだかつて見たことのないイースタン&オリエンタル・エクスプレスを紹介いたします。アジアのイースタン&オリエンタル・エクスプレスのアイコン的な車両の外観は、2017年4月28日までシンガポール在住のストリートアーティスト、ラジェシュ・クマールの素晴らしい作品として生まれ変わります。「アート・イン・モーション(動くアート)」に新しい価値観を持たせたベルモンドは、トップクラスのミクソロジスト、カクテル・プロフェッサーとのコラボレーションで生まれたイノベーションあふれる新しいカクテルや、世界的なDJで音楽プロデューサーのミスター・ハズと共に作るコンテンポラリーなサウンドスケープ、さらに新しいドレスコード「トロピカル・エレガンス」の紹介等、プロのクリエイターと共同し全感覚に訴えかける体験を準備しました。
ブランド&マーケティングのSVP(上級副社長)、アルノー・シャンペノワは「イースタン&オリエンタル・エクスプレスはアジアのラグジュアリー・トラベルの象徴です。植民地時代の車両はこれまで旅の黄金時代を彷彿とさせるものでしたが、今日、私たちは未来の遺産を見据えながら、アジアのトップクリエイターとのパートナーシップと共にコンテンポラリーな外観をお披露目します。」
アート・イン・モーション(動くアート)
ベルモンドは新進気鋭のアーティスト、ラジェシュ・クマールに世界でたったひとつのアート作品を作ってほしい、と依頼しました。「コイ・ポンド(鯉の池)」は旅や移動の楽しみ、そして家族や友達が集まる様子を表現し、その作品がシンガポール、マレーシア、タイと走り抜けていく様は正に視覚的なサプライズを兼ね備えています。
自分の作品に関して、アーティストのラジェシュ・クマールは下記のように述べています。「鯉のいる池(コイ・ポンド)が昔から大好きでした。実は今回の旅の中で、まるで自分が池の中の鯉のように感じたのです。鮮やかでカラフルな魚と水は多くの人々の気持ちを表していると感じ、これがまさにイースタン&オリエンタル・エクスプレスのラグジュアリーな旅を様々な形で表現できているような気がしました。」
昔からある手法と最新の手法を用いてアートを組み合わせるラジェシュの作風はイースタン&オリエンタル・エクスプレスのプロジェクトにふさわしいスタイルでした。ロンドンのゴールドスミス大学で美術を専攻したラジェシュは、過去にもセバスチャン・サルガドや千住博、ゴルナ・ファティ等とコラボレーションをしています。
感覚をミックスするカクテル
ミクソロジストのトップをいくカクテル・プロフェッサーが考案した新しいカクテル・メニューは、列車のルートに沿ってゲストの感覚を新たな旅へと連れ出します。最新のテクニックとクラシックなカクテルの作法に想像力豊かなプレゼンテーションを組み合わせた新しいシグネチャー・カクテルとして、収穫期の夜明けに水田の上にかかる霧のアロマをイメージさせる「ミスト・オブ・ザ・ライス・パディ-ズ(水田にかかる霧)」や、新鮮な植物を使い、フレッシュなグリーンで生命に満ち溢れたヘルシーなドリンク「マレー・ジャングル」などが誕生いたしました。カクテル・プロフェッサーは味蕾を刺激する忘れられないカクテル体験をコンセプトにカクテルを作ります。
旅の音
バー車両は列車内の社交の場として、新しい友に出会い、共に体験する冒険に乾杯をしながら楽しく語り合う場です。また、雰囲気を作るために音楽は欠かせないもの。ベルモンドはプロデュ―サー兼DJのミスター・ハズとコラボレートし、クールジャズのライブ音源と気分を高揚させるフューチャー・クラシックやディープ・グルーブを用いて、時を超えたスピードやテンポを列車にイメージさせるサウンドスケープを作り出しました。シンガポールを拠点とするミスター・ハズは受賞歴もあるミュージックDJであり、エレクトリック・サウンドの帝王です。イースタン&オリエンタル・エクスプレスではこのコンテンポラリー・サウンドをクラシカルな環境へ導入することで、現代風なノスタルジア感をかきたてます。
「ベルモンドでは、最新のカルチャーを楽しみながら、昔から人気の伝統のホスピタリティを満喫していただけるよう様々な企画を提供しています。私たちはこれを『伝統の再想像』と呼んでいます。」とシャンペノワはコメントしています。
イースタン&オリエンタル・エクスプレスは、シンガポールからバンコク間を走る2泊、3泊の旅を1月から4月、9月から12月に展開し、毎回82名のゲストをシャワールーム付きのキャビンにて快適な列車の旅を提供しています。息をのむような素晴らしい風景を眺めるにも、素晴らしい語り部に出会うにも、列車の旅は最高の選択肢といえるでしょう。