ウェルネスのパイオニアとして世界に名を馳せるチバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、7月26日、UNESCOが制定した「マングローブ生態系保護の国際デー」を記念し、リゾートが位置するタイ王国ホアヒン郡のマングローブ保護区「クライラー・ニウェー・マングローブ生態系保護プロジェクト」にて、500本の苗木を植樹しました。マングローブの植樹には、チバソム総支配人のワイパンヤー・コンクワンユーンを中心に、多くのスタッフとゲストが参加しました。

 

マングローブ生態系保護の国際デーは、マングローブ生態系がもたらす豊かな恵みに感謝し、世界中に生育するマングローブ保護への意識を高めることを目的としています。複雑な生態系を有するマングローブの森は、多様な海洋生物に対し身を守るためのシェルターと繁殖の場所を、周辺地域の伝統的なコミュニティに対し食料と生計手段を提供しています。さらに、津波、海面上昇、海岸浸食に対する防災機能も果たしています。しかし、過去40年間で世界のマングローブは半減し、残存する内の75% が消滅の危機に瀕しています。

チバソムは、リゾート運営のあらゆる側面においてサステナビリティの考えを取り入れており、ホアヒンの都市部に残る唯一のマングローブの森「クライラー・ニウェー」の再生プロジェクトもその一環です。同プロジェクトは、ホアヒン保護活動グループ*、ホアヒン郡自治体、シラパコーン大学と協同で取り組んでいます。荒廃していたクライラー・ニウェーは、15年以上にわたる再生活動の成果が実り、現在は、地域住民と来訪者の両者が楽しめるエコ・サンクチュアリとして親しまれています。

クライラー・ニウェーの保護対象エリアは、毎年拡大しています。これまでの再生プロジェクトを通して、約7エーカーの土地に1,1000本のマングローブが植林されました。また、チバソムが700万バーツ(USD210,000)を建設費用として支援し、1キロメートルの高架式遊歩道も整備されています。自然の癒し効果にあふれたマングローブの森を散策しながら、周辺コミュニティの持続的発展を支えるマングローブの重要性について理解を深めていただけます。

  

*チバソムの会長兼CEOのクリップ・ロジャナスティンが会長を務める「ホアヒン保護活動グループ」は、マハ・チャクリ・シリントーン王女の後援を賜り、ホアヒンの環境を保全するためのプロジェクトを幅広く実施しています。

チバソムと環境保全プロジェクトに関する詳細は、www.chivasom.comをご覧ください。

  • 壮大なスヴァルティセン氷河の麓に、まるで浮かんでいるかのように佇む円形ホテル
  • 革新的な技術により、世界初のエネルギーを生み出すホテルを実現
  • 自家発電、炭素中立、現地生産、ごみの埋め立て処分ゼロにより、環境への負荷を最小化
  • サステナブル開発の未来を描く最新技術が詰まった注目のプロジェクト

ノルウェー北部は、環境に優しい冒険的な旅行へのニーズが急速に高まる中、自給自足を追求する最後の秘境の地の一つとして注目されています。同地域にオープンする総客室数94室のシックスセンシズ スヴァルトは、環境への影響を最小限に抑えるために革新的な建築設計と技術を採用し、最小エネルギーで生産できる地産の天然素材を使用しています。ホテル名に含まれる「Svart」(スヴァルト)は、古ノルド語で黒と青を意味し、北極圏に位置する自然遺産のスヴァルティセン氷河を表現しています。ホテル本館は、同氷河の麓に形成されたホーランズフィヨルドの透き通った水面に、まるで浮かんでいるかのように佇んでいます。夏は、白夜を楽しむことができ、冬の極夜は、神秘的なオーロラ鑑賞に適しています。

シックスセンシズ スヴァルトは、地域コミュニティと連携した壮大なプロジェクトです。ゲストは、日常から離れた秘境の地で休息しながら、リジェネラティブ・トラベル(旅先をより良い状態に再生する旅)の可能性と、北極圏の重要性について理解を深めることができるようデザインされています。周辺の氷河の保全や、ホテルの建物自体の美しさと品質に対する取り組みも徹底しています。主要なデザインコンセプトである自然環境、サステナビリティ、技術革新、ウェルネス、マインドフルネスは、互いに影響しあうため、全てが統合され、総合的にプロジェクトに反映されています。開業後の運営方法は、その全ての側面がプロジェクトのビジョンをサポートするよう、計画段階から長い時間をかけて検討されてきました。これらの取り組みにより、画期的なカーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量と吸収量の差異が正味ゼロ)な旅行を実現します。

シックスセンシズ ホテル リゾート スパグループのCEOのニール・ジェイコブスは、北欧初進出となる当プロジェクトについて、次の通りコメントしています。「サステナブルなプロパティの開発には、卓越した創造力が必要です。シックスセンシズ スヴァルトは、サステナブル開発の限界を押し上げ、まったく新しい次元に引き上げました。当ホテルのコンセプトは、プロジェクト単体の枠を超えた大きな意義を持っています。サステナビリティとエネルギーに関する近未来的なソリューションを提示し、ホスピタリティ産業と開発セクターにおける青写真となるでしょう。」

 

未来志向のデザイン

シックスセンシズ スヴァルトの建築デザインは、伝統的な木製のA字型魚干し棚「fiskehjell」(フィスケイェル)と、沿岸に立ち並ぶ漁師の小屋「rorbu」(ロルブ)からヒントを得ています。陸地とフィヨルドをシームレスにつなぐ建築は、水中の支柱で支えられ、両者への影響を最小限に抑えています。そして、幻想的な円形のフォルムが、透明感と開放感を生み出し、自然との一体感を深めています。円形のデザインは、屋根から太陽エネルギーを効率的に集めることを可能にすると同時に、客室間に十分な距離を与え、高いプライバシーとパノラマの眺望を提供します。

自然のぬくもりに溢れたホテル館内の北欧インテリアは、優れた職人技により、洗練された現代性とサステナビリティの両立を実現しています。廊下は、地元の伝統文化を表現する空間として独創的な芸術作品、工芸品、景観にアクセントを与えるオブジェで彩られ、ウィットに富んだ創造性がゲストを笑顔にします。

先駆的なウェルネスは、シックスセンシズのDNAを構成する重要な要素の一つです。イノベーティブな取り組みの例として、各客室に導入される「Svart Touch」(スヴァルト・タッチ)を活用したウェルネスコンシェルジュを提供します。非接触型の最新技術により、客室をゲストの心と健康の状態に応じた環境に整え、より深いウェルビーイングの感覚をもたらします。

スヴァルト開発ディレクターのイヴァイロ・レフテロフ氏は、「最先端のデザインと優れた職人技による独創的な環境の構築は、明確な目的に基づいています。サステナブルなデスティネーションを実現するためには、最適化された運営を行うパートナーとの連携が必要です。シックスセンシズと開発チームは、同じ理念と志を共有しています。技術革新、カーボンニュートラルへの取り組み、斬新なデザイン、唯一無二のゲストエクスペリエンスを通じて、オーダーメイド旅行を再定義します。」と、コメントしています。

 

電力の自給自足とカーボンニュートラルを実現する北極圏の円形ホテル

シックスセンシズ スヴァルトは、北半球で最も厳しいエネルギー効率基準を満たす最初のホテルです。太陽エネルギーを利用した自家発電システムは、ホテル本館はもちろん、管理運営施設やシャトルボートの電力もまかない、さらに建設に使用した分も返済可能な太陽エネルギーを集めることができます。エネルギー・ポジティブな当ホテルは、地球温暖化を産業革命前と比べて1.5°C以内に抑制するために必要とされる、45%のCO2排出量削減の内、89%を達成できる見込みです。温暖化対策の国際的な枠組みである「パリ協定」に取り組む世界最北端のプロジェクトとして、環境への配慮が極めて高く求められる地域において、洗練された高度な開発によりカーボンニュートラルが実現可能であること、そして、利益をもたらす可能性を示しています。

また、自立したホテル運営のために、リサイクルを含む独自の廃棄物管理、水管理、再生可能なインフラ設備を完備します。ホテル内のレストランやバーは、既存のサステナブルな漁業・農業事業者、そして志を同じくする地元サプライヤーと連携します。

プロジェクトオーナー兼ディベロッパーのCEOのヤン-グンナル・マチセン氏は、「スヴァルトのビジョンを強化するために、技術開発と普及を図る「ネットゼロ・ラボ」を設立しました。シックスセンシズと共同で取り組むネットゼロ旅行は、ゲストが体験するプロセスの最初から最後まで、環境への影響がゼロであることを意味します。当ラボは、全てのステークホルダーの共通の基盤となり、テクノロジーを次のレベルに引き上げ、リゾートと業界全体に利益をもたらすことをめざします。」と、コメントしています。

 

ウェルネスとサステナビリティに対する意識が高まる環境と体験

シックスセンシズ スヴァルトでは、心から夢中になれる旅へとご案内します。そして、ウェルネスとサステナビリティは、まさに互恵的な関係にあり、ゲストは息を呑むほど美しい大自然に歓迎され、自然散策や、Eat With Six Senses(天然由来で地元での持続可能な栽培法による食材を用いたシックスセンシズ流の食体験)、 Sleep With Six Senses(快適な安眠環境を提供するシックスセンシズ式快眠プログラム)、Grow With Six Senses(自然の中で学ぶ情操教育プログラムを提供するキッズクラブ)など、シックスセンシズならではの体験やプログラムをお楽しみいただけます。

「エクスペリエンス・センター」は、地産の織物や天然素材を活かした空間作りが特徴的で、居心地の良い空間の中ゆっくりお寛ぎいただけます。「アルケミー・バー」は、地元に伝わる伝統的なヒーリング手法に着目し、周辺に生息する動植物をアロマやスクラブに取り入れます。「アース・ラボ」は、サステナビリティに関する奉仕活動をホテル内外で行い、「ライフサイクル・リビング・イニシアティブ」持続可能活動を推進します。「スヴァルト・デザインラボ」もイノベーションと教育を支援するための施設です。ゲストは、人為的な温室効果ガスの排出カーボンニュートラルのために最新のテクノロジーがどのように実現することが出来るか、当施設で学ぶことが出来ます。

「マーケットプレイス」は、ゼロウェスト(ごみや無駄を出来る限りなくし、環境負荷を減らす)取り組みを象徴するレストランです。食事の空間としてはもちろん、食品の保管や準備の場所としても機能することにより、活気的で魅力的な環境を作り出します(農園から届く新鮮な食材が余った場合、漬け物に利用する場合もあります)。また、現地で水をろ過し、瓶に詰めた飲料水を使用するシックスセンシズ全体の取り組みは、プラスチックを使用しない運営を達成するために、シックスセンシズ スヴァルトにおいても実施されます。

 

大自然の中で楽しめる先駆的なウェルネス

シックスセンシズのウェルネスは、スパやフィットネスセンターの中に限定されるのではなく、滞在全体に組み込まれており、滞在を通じて常に利用することができます。一方で、ゲストが希望しない場合は、利用する必要はなく、非常にフレキシブルです。ウェルネス専門家によるサポートもゲストの要望に合わせて行われます。「バイオハッキング・ラウンジ」では、回復に効果的な着圧ブーツやビタミン点滴、「センソリー・トリートメント・スイート」では、総合的なフィットネス体験など、幅広いサービスを取り揃えます。そして、最新の設備と同期可能なウェアラブル端末、さらに特別に開発された「スヴァルト・タッチ」のコンセプトを導入することにより、全てを統合したウェルネス体験を実現します。これは、シックスセンシズの先駆的なウェルネスアプローチをさらに高める取り組みです。

イヴァイロ・レフテロフ氏は、当プロジェクトのミッションについて、「シックスセンシズ スヴァルトは、技術革新、斬新なデザイン、卓越したウェルネス体験を通じて、全く新しい旅行体験を提案します。カーボンニュートラルなデスティネーションを創造するために、現代のホスピタリティデザインとオペレーションが達成し得る重要な要素が集約されたプロジェクトです。」と、コメントしています。

シックスセンシズ スヴァルトは、2024年にオープン予定です。

ウェルネスのパイオニアとして世界に名を馳せるチバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、「マングローブ生態系保護の国際デー」を記念し、リゾートが位置するタイ王国ホアヒン群に整備された「クライラー・ニウェー・マングローブ生態系保護&科学教育センター」(クライラー・ニウェー、Krailart Niwate)にて、200本のマングローブを植樹しました。植樹後には、クライラー・ニウェーの美しい景観を守るために、チバソムの総支配人のワイパンヤー・コンクワンユーンが中心となり、一日かけて清掃作業も実施しました。チバソム、ホアヒン群自治体、シラパコーン大学のコラボレーションにより誕生した当センターは、ホアヒン初の“グリーン・エコツーリズムの拠点”として、マングローブの保護活動を行うと同時に、一般の方はもちろん、学生を対象とした教育活動も行っています。

 

クライラー・ニウェーは、チバソムの会長兼CEOであり、ホアヒン保護活動グループ(PHHG)の会長も務めるクリップ・ロジャナスティンが、マングローブの保全と環境ウェルネスの向上のために自ら陣頭指揮を執っているプロジェクトです。PHHGは、マハ・チャクリ・シリントーン王女の後援を賜り、ホアヒンの環境を維持するためのプロジェクトを幅広く展開しています。

チバソムとPHHGは、2007年より、クライラー・ニウェー・マングローブ生態系保護&科学教育センターの整備に取り組んでおり、これまでの再生プロジェクトを通して、5,000本以上のマングローブを植林しました。マングローブの森のさらなる拡大を図るために、再生プロジェクトは今後も継続されます。また、2015年には、チバソムが700万バーツ(USD210,000)の建設費用を支援し、マングローブの森の中を散策できる1,000メートルの高架式遊歩道も完成しました。

 

 

遊歩道の設置は、エコ・スピリチュアル・ツーリズムを促進し、マングローブ生態系の重要性に対する意識を高めることを目的としています。クライラー・ニウェーは、タイ王国プラチュワップキリカーン県ホアヒン群に建立されたカオ・クライラー寺院の入り口に位置し、首都バンコクから車で約3時間の距離です。毎日7時から19時までオープンしており、憩いと教育の場として無料でご利用いただけます。

 

 

Protecting Beauty, Nourishing Faith-美しい自然を守り、信頼を育む-

作者: Carola C. Dixon(キャロラ C. ディクソン)

シックスセンシズ ラームとの共同制作「Ocean Tapestries(オーシャン・タペストリー)

 

「Protecting beauty, nourishing faith(美しい自然を守り、信頼を育む)」は、私たちの世界に対する称賛と、自然に配慮し保護する日々の活動を掛け合わせたサステナブルな考え方を表しています。私はこの考え方をシックスセンシズ ラームで働いていた時に学びました。同リゾートは、サステナビリティを片手間に行う活動としてではなく、リゾートの核心的要素として捉えています。私は、2019年の夏に、芸術家兼環境活動家として招待され、教育ビデオとワークショップの制作に携わりました。この環境に身を置いたことにより、短期的な解決から長期的なビジョンへと視点が変わり、サステナビリティに対する現在の理解にたどり着きました。

私は、シックスセンシズ ラームのホストと一緒に働く中で、島のあらゆる生活レベルに適合するホリスティックな視点に感動しました。ホリスティックな視点は、リゾートの経営、自然への配慮、地域経済の支援という、相互に関連する3つ側面に調和を創り出します。同リゾートは、ビジネスが地球と個人のウェルビーイングと統合しうる方法を示す良い例であり、広範囲にわたる海洋保全と研究を通して” 美しい自然を守る” プロジェクトと、島や大環礁のサステナビリティ向上を目的とした、積極的かつ長期的な取り組みを通して” 信頼を育む” プロジェクトの両方を先進的に実施しています。

私はこの​考え方に基づき、「Ocean Tapestries(オーシャン・タペストリー)」の制作を始めました。これらの作品を通して、複雑に絡み合う海洋をめぐる諸要素が、畏敬の念、良心、希望のイメージの中で調和することを求めました。私は、シックスセンシズ ラームが、十分な注意を払いつつ、この作品と同じことをしていると理解しました。同リゾートは、環礁が直面する厳しい現実に真摯に立ち向かいながら、希望と決意をもってゲストと住民をインスパイアし、環礁の美しさを守るためにたゆまぬ努力を重ねています。

「Maldives Underwater Initiative(MUI、モルディブ・アンダーウォーター・イニシアティブ)」は、シックスセンシズ ラームのこの精神を反映している一例です。NGOのマンタトラスト、ブルー・マリーン財団、オリーブ・リドリー・プロジェクトの3団体がMUIに参画しており、海洋の研究、保護、教育を推進しています。近年のプロジェクトには、マンタの研究、海草藻場を保護するためのロビー活動、近隣の島々でのウミガメの営巣活動のモニタリングが含まれています。これらの研究を通して、生息している生物の目線で海を理解し、より優れた方法で保護するための根拠を提供します。

私はこの発想に基づいて、「What a Lionfish Sees ホワット・ア・ライオンフィッシュ・シーズ)」を創作しました。このタペストリーの中央部に描かれているミノカサゴの聡明な目は、素晴らしい生物多様性の配列を見渡しています。残念なことに、現代のミノカサゴは、生息地の破壊、海水温の上昇、大規模なサンゴの白化を経験し、気候危機がもたらす悪影響も見ています。 気候危機を完全に理解するためには、人間中心の視点を変えなければいけないということに気付かせてくれます。

  

私たちが視点を変えた時、自然が直面する危険は、シックスセンシズ ラームのすべてのレベルにおいて行動を起こすことを要求しているように見えます。ゼロ・ウェイスト・ポリシーの制定から、海岸に漂着するゴミの収集、海洋生物を妨害しないボートの運行方法の模索、水と廃棄物を取り巻く難しい課題に対する独創的なソリューションの創出に至るまで、自然と調和して暮らすことは、それ自体が非常に複雑であることを示しています。「Shells and Bottled Water(シェルズ・アンド・ボトルドウォーター)」では、マングローブの林から収集されたゴミが、その林で生息する貝や植物のイメージと重ねられています。そして、作品の複雑さは、中央の門に収斂します。その先に何があるでしょう?ラームの住人たちは、「チャンス」と答えます。

シックスセンシズ ラームがより良い未来のために希望を育むのは、このような考え方からです。「ソリューション」を意味するモルディブのディベヒ語に因んで名付けられた「Hello Hallu(ハロー・ハル)」のようなプログラムを通じて、同リゾートは、ラーム環礁の13校の学校を対象に、環境教育を提供しています。海洋生物とその主要な生息地、そして地域社会が直面する環境問題に関して教育を行う同プログラムでは、生徒が主体的に環境問題に取り組むための解決策を考えることを奨励し、水の安全性、水泳、シュノーケリングなどの実践的なスキルを教えます。シックスセンシズ ラームは、このような教育活動により、海洋を管理する次世代マリン・スチュワードや環境活動家をエンパワーしています。

Ocean Tapestries」も、美と現実を統合することにより、未来へのビジョンを示唆しています。それは、地球という惑星に暮らす私たちの旅を受け入れ、共生しようと努力している姿です。「Foam and Blue Basslets(フォーム・アンド・ブルー・バスレット)」では、2匹の魚が中央の脳サンゴの上で休んでいます。その周りには、美しくも致命的な泡の波が侵入しています。美しさに溢れていますが、非常に危険な状態でもあります。 さあ、美しい自然を守り、信頼を育みましょう。今こそ行動を起こす時です。

シックスセンシズ ホテル リゾート スパグループは、ホテルとスパの運営において、使い捨てプラスチックの使用を避け、完全に取り除くという野心的な「プラスチック・フリー 2022」戦略の一環として、「United States Coalition on Sustainability(米国サステナビリティ連合)」と「SustainChain™(サステイン・チェーン™)」のパートナーになります。ホスピタリティブランドとして初となる同パートナーシップは、2020年に参画した「Global Tourism Plastics Initiative(グローバル・ツーリズム・プラスチック・イニシアチブ)」に続き、サプライヤーと協力しながら、より安全な代替品を探し、プラスチック汚染の根本的な原因の解決に取り組むことを目的としています。

SustainChain™は、国連の持続可能な開発目標の実現に向けた、前例のない取り組みとその進展を促す改革エンジンです。コラボレーションの価値を重視し、共同事業の実施、ベスト・プラクティスの共有、ソリューション実践範囲の拡大のために、世界規模の持続可能なエコシステムを構築します。

シックスセンシズは、ゲストと地域住民がプラスチック汚染に晒されないよう、プロパティ内にとどまらず周辺地域も対象に、プラスチック・フリーの実現をめざしています。最優先課題である使い捨てプラスチックをはじめ、すべてのプラスチックの使用を避けるためには、包装材料から、生地、家具にいたるまで、イノベーションが必要です。SustainChain™は、サプライヤーとつながり、共にイノベーションを起こし、大きな変化をもたらすためのダイナミックなプラットフォームを提供します。

使い捨てプラスチックの削減に対するシックスセンシズの姿勢は徹底しています。1990年代に、バスルームのアメニティを詰め替え可能なセラミック製に切り替え、2003年に、特製のガラスボトル入り飲料水の使用を開始しました(直近の2019~2020年には、グループ全体で240万本以上の使い捨てペットボトルの使用削減を実現しました)。さらに、2016年には、プラスチック製のストローとデリバリー用容器を廃止しました。また、サステナビリティ担当副社長のジェフ・スミスと、タイのシックスセンシズ ヤオノイは、「プラスチック・フリー・キッチン」のプロトタイプを考案し、シックスセンシズの全プロパティへの導入を計画しています。

ジェフは、「SustainChain™とのコラボレーションにより、国連の持続可能な開発目標の実現を支援する、バリューチェーン全体のコラボレーションとイノベーションが可能になります。より具体的には、シックスセンシズの「プラスチック・フリー2022」の目標を達成するための選択肢が広がります。SustainChain™による大きなイノベーションと参画団体が共に成長する機会は、すでに目に見える形で進展しており、素晴らしいムーブメントです。」と、コメントしています

2021年2 月9日に、シックスセンシズ ボタニーク ブラジルが、正式にシックスセンシズの一員となりました。 “緑の宝石” と称される美しい当リゾートは、サンパウロから車で2.5時間、リオデジャネイロから車で3. 5時間の距離に位置し、マンティケイラ山脈の中央部に流れる3つの川の谷の合流点にひっそりと佇んでいます。マンティケイラ山脈は、湧き水や河川が豊富なことから “泣く山脈” とも呼ばれていますが、シックスセンシズ ボタニークは、 “幸せ” に満ちあふれています!

シックスセンシズの一員としてブランド共通の基準と価値観を3ヶ月間にわたり学んだリゾートチームは、シックスセンシズならではのエモーショナル・ホスピタリティでゲストをお迎えし、非日常を味わい尽くす特別な体験をお届けします。リゾート運営においても、サステナビリティとウェルネスに特化したシックスセンシズの理念が反映され、アップグレードしました。

特に、ガストロノミーとウェルネスにおいて大きな進化を遂げています。レストラン「ミナ」の新メニューをはじめ、新設のラウンジ「ファイヤー・サイド」、厳選したワインを取り揃える「アデガ」のワインとのペアリングを合わせた8皿コースのガストロノミックジャーニー、シェフが趣向を凝らしたピクニックセットで楽しむリコネクション・エクスペリエンスなど、充実した美食体験がゲストを待っています。また、シックスセンシズ スパでは、同地域ならではの材料を用いた先駆的なセラピーをお楽しみいただけます。

総支配人のドミニク・スコールズは、「私たちが提供する全てのサービスの主目的は、ゲストが、ゲスト自身や周りの人々、そしてゲストを取り巻く世界とのつながりを回復できるようお手伝いすることです。ダイニング、ウェルネス、サステナビリティ、非日常的な体験をホリスティック・アプローチで捉え、ご滞在前よりもより良く満たされた心身で、ご帰宅されることをアシストします」と、述べています。

豊かな自然環境を楽しめる、ゆったりとしたプライベートスペース

シックスセンシズ ボタニークは、現在、本館に7室のスイートルーム、周辺の丘に13棟のプライベートヴィラを備えているほか、今後、16棟のヴィラが新たに建設予定です。ヴィラは、地産の材料を用いてモジュラー式で建設され、周辺に生息する動植物への影響を最小限に抑えた設置方法が採用されます。さらに、37棟のブランドレジデンスも計画されています。レジデンスは、計画段階から購入が可能で、ヴィラ同様、環境に配慮したモジュラー式で建設されます。

極上の美食体験

Eat With Six Senses(6感で味わう食事)のフィロソフィーに基づき、同地域ならではの食材を大切にした旬産旬消の郷土料理を提供します。 “ファーム・トゥ・テーブル” (農場から食卓へ)のスタイルを採用し、リゾート直営のオーガニック農園から届く新鮮な野菜や果物、ハーブをふんだんに使用します。

リゾートのシグネチャーレストランの「Mina」(ミナ)では、180度広がる山と谷の景色を眺めながら、コンテンポラリー・ブラジル料理をご堪能いただけます。吊り下げられた暖炉、そして贅沢な木の床が足元からゲストを温めます。

新設のラウンジ「Fire Side」(ファイヤー・サイド)は、自家製のプロバイオティクスやトニックと、周辺の菜園で栽培された食材を組み合わせたオリジナルのドリンクを取り揃えています。“泣く山脈” として有名なマンティケイラ山脈の絶景を、地産のチーズやコールド・カット、自家製コシーニャ、獲れたて野菜のグリルと共に楽しめる、理想的なセッティングです。

充実したワインセラーが自慢の「Adega」(アデガ)がお届けする美食の旅は、暖炉のあるラウンジで始まります。スパークリングワインで乾杯し、シェフ・ガブリエル・ブロディがその日に合わせた8皿のコースメニューを紹介します。厳選されたワインとのペアリング、そして優しい灯りのキャンドルが、特別な時間を演出します。記念日のお祝いにもぴったりです。

Reconnection Experiences」(リコネクション・エクスペリエンス)は、周辺に生息する動植物を探索しながら、時代を超えた自然界との生き方について思索し、ゲスト自身や大切な方とのつながりを強める機会を提供します。探索中、お腹がすくかもしれません。そんな時のために、ピクニックバスケットをお持ちください。美味しいサンドイッチ、またはシーフードやパスタサラダをメインに、オーガニックの果物とサラダ、そしてワインが詰められています。

シックスセンシズ スパ

地域の特色が最も反映されているスパは、現在、4室のトリートメントルーム、ビューティー・サロン、フロテーション・プール、サウナ、レインフォレストミスト・サウナを完備しています。さらに、塩分とオリゴ元素を体内と同量含むアイソトニック・プールもご利用いただけます。今年後半には、新しいトリートメントルーム、リラクゼーション&ウェルネスエリア、フィットネスセンターの開設が予定されています。

ユニークなスパメニューに「アルケミスト・ボディ・トリートメント」があります。専門のアルケミストによるインタラクティブなワークショップを含み、ゲストは、スクラブとボディマスクに使用できる豊富な地産の原料やプロダクトについて学ぶことができます。様々なテクスチャーと豊かな香りが、ゲストの感覚を開放します。そして、実際にスクラブとボディマスクを手作りします。ゲスト自作のスクラブとボディマスクは、トリートメントで実際に使用されます。

免疫機能の向上で強い体をつくる「ブースト・ユア・イミュニティ」、心の曇りを晴らす「マインド・ユア・ブレイン」、自己とのつながりを深め調和をもたらす「ラブ・ユア・ハート」などの目的別「ウェルネス・デイ」プログラムは、一度立ち止まりリセットできる貴重な時間となるでしょう。

サステナビリティに配慮したラグジュアリー

シックスセンシズ ボタニーク は、オーセンティックなブラジルのデザイン、文化、料理と共に、自然の中でエコ・リトリートを楽しみたいゲストに大変魅力的です。当プロパティは7つの泉に恵まれ、泉から湧き出るミネラルウォーターをゲストに提供します(水は、リゾートで提供する最高のドリンクです!)。そして、リゾートで使用した水をきれいにして自然に戻すために、水処理施設も備えています。リゾートチームは、責任ある決定を行うことを心がけ、地域の伝統と文化、そして美しい自然環境をたたえ、守りながら、コミュニティのメンバーと協力して、全ての人の生活の質の向上にどのように貢献できるかを常に検討しています。

プーケットに位置するモンタラ・ホスピタリティー・グループの最上級リゾート、トリサラのシグネチャーレストラン「PRU(プル)」が、タイで初めてかつ唯一『ミシュラン グリーンスター』を獲得すると同時に、3年連続でミシュランの星を保持しました。グリーンスターは、日々のオペレーションを通してサステナビリティに取り組み、旬のローカル食材を積極的に使用しているレストランを評価する新指標です。また、トリサラのもう一つのレストラン「シーフード」も、3年連続で『ミシュランプレート』掲載を果たしました。プルは、プーケットで最初にミュシュランの星を獲得したレストランとしてだけでなく、「Plant(植えて),Raise、(育てて), Understand(理解する)」という独自のコンセプトで名誉ある地位を築いてきました。

12月16日に、フォーシーズンズ・ホテル・バンコクで開催された「ミシュランガイド タイ スター レヴェレーション 2021」のガラ・アワーズ・プレゼンテーションにて、この度の受賞が発表されました。

受賞にあたり、プルの料理長であるシェフ・ジミー・オーフォストは、次の通りコメントしています。「タイの生物多様性を高めるために努力を重ねてきたプルが、改めて世界的に認められたことは、この上ない名誉です。ホスピタリティ産業は前例のない厳しい状況に直面していますが、このような時だからこそ、地域社会を支援することの重要性が増していると思います。ファインダイニングを象徴するミシュランとの連携が継続することを大変喜ばしく思うと同時に、サステナブルな料理、より良い食材の調達、革新的な技術に対する取り組みをさらに拡大していきたいと考えています。」

積極的に地元産の食材を使用することは、二酸化炭素排出量の削減はもちろん、地域からのお金の漏れを防ぐことにもつながります。また、レストランの目標に賛同する地元の企業、若い起業家、農家、漁師、芸術家を確実にサポートすることも目的の一つです。レストランとサプライヤーは、目標の達成に向けて、環境への影響を最小限に抑えた運営を行い、廃棄物を可能な限り削減することに取り組んでいます。食べ残しを堆肥に変えたり、農場で豚に与えたりしているほか、魚類は一本釣りの漁法で獲れたもの、肉類は放し飼いやオーガニックのものを使用しています。そして、レストランで使用している野菜のほとんどはオーガニックです。

今年、トリサラとプルは、経営理念の一つとして「DineGoodDoGood(良いものを食べて良いことをする)」を新しく掲げました。環境と経済にメリットがあり、栄養が豊富で、新鮮かつナチュラルな食材の使用に加え、地域社会に価値と雇用を生み出すことができる地元の工芸品を積極的に採用することにより、ゲストに対し、エシカルでレスポンシブルなダイニングのロールモデルになる機会を提供します。

ミシュランプレートに輝いた「シーフード」では、地元の各家庭に伝わるレシピに基づいたオーセンティックなタイ南部料理をお楽しみいただけます。

レストラン「プル」の詳細は、メール(prureservations@trisara.com

またはウェブサイト(www.prurestaurant.com )をご覧ください。

タイ王国ホアヒンに位置する世界的なウェルネスリゾート、チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、2020年6月4日に、「アグリカルチャー・サーティフィケーション・タイランド(ACT-IFOAM)」が定める有機農業規格に適合した生産が認められ、有機農業認証を取得したことを発表しました。ACTは、タイ国内及びアジア圏内に於いて、有機農業に関する検査と認証を行う独立した非営利団体です。ACT-IFOAMの有機農業規格と認証制度は、ドイツのボンに本部を置く世界的な組織、国際有機農業運動連盟「International Federation of Organic Agriculture Movements (IFOAM)」から認定されています。

Chiva-Som - Organic Garden Cantaloupe

チバソムは、直営のオーガニック菜園で栽培している80種類近くの野菜、果物、ハーブを対象に、“農作物生産”の分野に於いて有機認証を受けました。バナナ、グアバ、ドラゴンフルーツ、アロエ、バジル、セロリ、白菜、生姜、緑茄子、マンゴー、ホウレン草などが含まれています。

Chiva-Som Organig Garden Pa-La-U

チバソムのサステナビリティ&コンプライアンス担当取締役のDilshan David(ディルシャン・デビッド)は、次のように述べています。「この度の有機農業の認定は、長期にわたる土壌環境の整備に加え、数多くの現地調査と試験を繰り返してきた成果です。ウェルネスなライフスタイルに対する強いコミットメント、そして、サステナビリティに関するイニシアティブを実施してきた結果として、有機認証を受け取ることができ、大変光栄に思います。オーガニック菜園の運営は、有機農産物の栽培にとどまらず、持続可能な生産と廃棄物の管理を徹底し、自給自足を実現すること、さらに、気候変動と闘うことを目的としています。チバソムのウェルネス・キュイジーヌは、自家菜園で栽培した新鮮で栄養豊富なオーガニック食材をふんだんに使用しています。今後、自家菜園の有機農産物を主な食材として使用する取り組みをさらに発展させ、チバソムが提供するサービスのあらゆる面に於いて、人と自然のつながりを高め、より健康で幸せな暮らしの実現をサポートします。」

さらに、デビットは、次のように付け加えています。「化学的に合成された肥料や農薬の使用を避け、リゾートから届く有機性廃棄物を活用して栄養豊富な肥料を作り、非常に優れた品質の野菜、果物、ハーブを栽培する菜園スタッフの努力を高く称賛したいと思います。環境保護はもちろん、私たちの総合的な健康とウェルビーイングを守ることにもつながっています。」

Chiva-Som Organic Garden - Gardener

チバソムのウェルネス・ガイドラインは、植物性食品を中心とした食事を勧めています。オーガニック菜園直送の新鮮な野菜、果物、ハーブは、料理に豊かな風味を与えてくれるほか、飽和脂肪とコレステロールが少なく、より健康な体をつくるための幅広い栄養素を含んでいます。肉中心の食生活が引き起こす様々な健康問題を避けることにも役立ちます。チバソムでは、動物性食品の提供を制限しており、ゲストは、厳選された鶏肉、魚、シーフード類をメニューからお選びいただけます。全世界の肉の消費量は、温室効果ガスの排出量に大きく影響しています。そして、畜産が必要とする大量の水や飼料、大量に発生する畜産廃棄物により、二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素がより多く生成されています。ベジタリアン料理は、ヘルシーな生活を提供するだけでなく、地球温暖化による気候変動との戦いにも貢献します。

Chiva-Som Organic Garden

また、ローカルコミュニティへの貢献を経営理念に掲げるチバソムは、地元の人々が、ウェルネス・キュイジーヌの考えに触れ、理解できるよう、直営のオーガニック菜園で収穫した新鮮なハーブ、果物、野菜、花のデリバリーサービスを提供しています。スイートバジル、ミント、レモングラスなどのハーブから、茄子、オクラ、ケールなどの野菜まで、バラエティ豊かな食材を届けています。

シックスセンシズ ホテル リゾート スパグループは、サステナビリティに配慮した自家菜園に取り組んでおり、旬の食材を活かしたメニューを提供するキッチンや植栽管理部門は、繁忙期を迎えています(一年を通して常に忙しいですが、その中でも特に)。

Eat With Six Senses(6感で味わう食事)の哲学を掲げる世界各地のプロパティは、魅力あるローカル食材を厳選し、シックスセンシズならではのアレンジを加えた料理を取り揃えています。この度新たにお届けする食のワールドツアーは、シックスセンシズ秘伝のレシピで、バラエティに富む色彩豊かな食材を自宅でもお楽しみいただける企画です。

ベトナムのビーガン料理

ベトナムのシックスセンシズ ニンバンベイは、現在オープンしているリゾートの一つです。食欲をそそる美味しい料理の数々は、周辺地域で採取、調達した食材のほか、2万平方メートルを超える広大なリゾートのオーガニック菜園で栽培された40種類以上のハーブ、果物、野菜を使用しています。2019年の収穫量は、4トン近くに達しました。この季節、マンゴーとバナナが旬を迎えます。本企画では、エグゼクティブシェフのOzgur Bozgurt(オズギュル・ボズグルト)が、果汁たっぷりの完熟マンゴーとバナナを活かした自慢のレシピ「タピオカ・プディング(チェー・チュオイ)」を紹介しています。乳製品不使用のビーガンスイーツです。

タピオカ・プディングは、海風が心地よいレストラン「Dining by the Bay(ダイニング・バイ・ザ・ベイ)」で、オーセンティックなベトナム屋台料理のディナーブッフェの最後を飾るデザートとして提供されています。このディナーブッフェは、毎週開催されています。また、メインの桟橋に吊り下げられているハンモックに寝そべり、波の音に耳を傾けながらリラックスしたり、屋外映画場「Cinema Paradiso(シネマ・パラダイス)」で、お気に入りの映画を観賞したりしながら楽しむスイーツとしても最適です。

SS NVB - Tapioca Pudding

ポルトガルの黒コショウ

6月からポルトガル在住のゲストを対象にオープン予定のシックスセンシズ ドウロバレーは、近隣の高齢者向け施設へ生鮮食品を寄付するなど、救援活動も行っています。チーフ・バーテンダーのDavid Pinto(デービット・ピント)が紹介するカクテルレシピは、「Made in Douro(メイド・イン・ドウロ)」。今月は、このオリジナルカクテルを楽しむ絶好のシーズンであり、敷地内またはドウロのワイン農園で生産された材料で作ることが出来ます。フレッシュな柑橘類の香りと黒コショウのスパイスが少し効いたカクテルは、15世紀の大航海時代に、ポルトガルの探検家のヴァスコ・ダ・ガマが、インドから持ち帰った代表的な香辛料に因んでいます。

カクテルグラスを合わせる最高のロケーションはどこでしょうか?ホテルの広大なテラス、プライベートダイニング、美しい庭園や5ヘクタールの面積を誇る森林公園周辺に点在するヌック(プライベートな食事スペース)が特別なひとときを演出します。

Made in Douro

砂漠のデーツ

砂漠での農作物の栽培は不可能であると言われてきましたが、オマーンのシックスセンシズ ジギーベイは、リゾートのベランダで実際に栽培に取り組んでいます。リゾート内のオーガニック菜園に加え、ディバ周辺に位置するオーガニック農園では、野菜、サラダの材料、ハーブ、エディブルフラワーを含む40種類以上の作物が育っています。レストランのメニューは、栽培している食材の旬に合わせて構成されています。1,300本の木から収穫されたデーツ(ナツメヤシの実)は、料理のほか、シロップやジャムに利用されます。

リゾートから海岸線に沿いに少し進むと、伝統的なジギーの漁村に着きます。食材の鮮度を重視するエグゼクティブシェフのMichele Mingozzi(ミシェル・ミンゴッツィ)は、常に朝早く漁村に向かい、エシカルな方法で漁獲された新鮮な魚介類を厳選します。そして、獲れたての食材に魔法をかけ、洗練された料理に昇華します。今回シェフ・ミシェルが紹介するお気に入りのレシピは、「Stir-Fry Omani Seafood with Crunchy Farm Vegetables in Light Soya, Date Juice and Lemon Confit(オマーン産のシーフードと農園直送サクサク野菜の特製ソース炒め(薄口醤油、デーツ果汁、レモンコンフィ))」。シックスセンシズ ジギーベイのレストランはいずれも大変独創的ですが、中でも断崖絶壁に建つシグネチャーレストラン「Sense on the Edge(センス・オブ・ジ・エッジ)」は、最高の眺望を誇ります。オマーン湾に切り立つ高さ293メートルにも及ぶ崖の上で、ムサンダムの山々を背景に、5皿、7皿、または9皿のコース料理をソムリエ厳選のワインペアリングでお楽しみいただけます。ビーチに位置する「Shua Shack(シューア・シャック)」は、オマーンの伝統料理「Omani Slow Cook Lamb(オマーン式ラム肉のスロークック)」を毎週提供しています。ラム肉を多彩な地産の香辛料に漬け込んだ後、地面を掘って作られたシューア(ピットオーブン)で24時間かけてゆっくりと焼き上げます。ビーチに打ち寄せる波の音をBGMに、前菜のメゼ各種とサフラン・ライスと共にお召し上がりください。

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山頂に育つキノコ

中国初プロパティであるシックスセンシズ 青城山(チンチェンマウンテン)は、ユネスコ世界遺産「都江堰」の玄関口にそびえる幽玄な山「青城山」に位置しています。「Zi Qi Yuan Chinese Restaurant(ズー・チィー・ユエン・チャイニーズ・レストラン)」は、リゾートのオーガニック菜園で収穫された食材をふんだんに使用した料理が特徴です。チンゲン菜、カリフラワー、人参、ガーリックは、一年を通じて栽培されています。夏は、キュウリやオクラ、フェンネルなど、冬は、唐辛子、ブロッコリー、イモ類、ビートルートが旬を迎え、豊富な食材たちが、シェフのクリエイティビティを刺激します。栄養豊富なスープストックに、黒トリュフと5種の地産のキノコを加えたシグネチャースープは、特にシェフのお気に入りです。ゲストは実際に厨房に入り、芸術的な四川料理を学ぶことが出来ます。

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ラーム環礁のレタス

太陽の光が年中降り注ぐモルディブのシックスセンシズ ラームでは、一年を通して自然の植物が豊かに生い茂っています。リゾートは、ハーブ類とレタス用に60列の栽培床、唐辛子用に24列の栽培床、さらにキノコの小屋を完備するほか、島内に自生するココナッツ、レモングラス、パンダンリーフ、ジンジャー・ガランガル、モリンガ、アロエなども採集しています。エグゼクティブシェフのStefan Goehcke(ステファン・ゲーク)のお気に入りのシグネチャー料理は、「All Island Salad(オール・アイランド・サラダ)」。 生野菜をふんだんに使用した前菜は、葉菜を育てるリゾートのオーガニック菜園から収穫された島独自の食材から着想を得ています。美味しいことはもちろん、ゼロカーボンかつプラスチックフリーの環境に優しい一皿です。様々な努力を積み重ね、モルディブで初めて完全にプラスチックフリーの島となったシックスセンシズ ラームを象徴しています。

このサラダに相応しい最高のロケーションはどこでしょうか?庭園の真上に位置するパノラマビューを楽しめるデッキには、プライベートバルコニー付きのレストラン「Leaf(リーフ)」があります。庭園の中にある共有の「Chili Table(チリ・テーブル)」もサラダにピッタリですが、砂地の小道を抜けた先に設置されたビーチフロントのテーブル席もお勧めです。サンセットや星空を眺めながら、当島ならではのサラダをお召し上がりください。

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シックスセンシズグループのパーマカルチャー・マネージャーを務めるManuel Schmidt(マヌエル・シュミト)は、次の通りコメントしています。「自家栽培したクリーンなプラントベースの食事を提供するというコンセプトは、すべてのレストランの中核です。ゲストは、菜園、農場、さらには飼料生産に至るまで学ぶ機会があり、シェフが提供する美味しい料理を構成する食材が、無農薬かつ無添加であることを知ることが出来ます。サステイナブルなアプローチを採用するパーマカルチャー(持続型農業)は、シックスセンシズグループのウェルネスアプローチ全体、特にデトックス、睡眠、フィットネスのプログラムに適しています。」

リゾートでの最後の食事が終わっても、ゲストのウェルネス体験は続きます。お勧めの食べ物と避けるべき食べ物、継続するための方法など、ご自宅で実践できるアドバイスをお持ち帰りいただけます。” 自宅” といえば、Eat With Six SensesのディレクターであるCelia Lam(セリア・ラム)と、コーポレート・フード&ビバレッジ・ディレクターであるJonathan Heath(ジョナサン・ヒース)が、旅行が制限されている人々に対し、料理に関するインスピレーションを提供するために、キッチンで精力的に活動しています。

フェイスブックのライブストリーミング及びインスタグラム・チャンネルで、彼らの分かりやすい料理教室とカクテルのクラスをご覧いただけます。@SixSensesHotelsResortsSpas 及び @SixSensesSpasで一週間のスケジュールをご確認ください。

2020年6月5日の世界環境デーを祝うために、ウェルネスの先駆者であるチバソムは、マングローブ・プロジェクトの第2フェーズを発表し、Krailart Niwateマングローブ生態系保護プロジェクトとしてさらに400本のマングローブの木を植えました。植樹は、6月3日と4日の200本からスタートし、6月5日にはさらに200本の木が植えられました。過去10年間、チバソムはこの地域にすでに5,000本のマングローブの木を植え、空気を浄化し、生態系を活性化し、地域社会の福祉を向上させてきました。

World Environment Day (2)

このプロジェクトへの新たな試みは、Krailart Niwateに隣接する別の氾濫原です。新しい湿地帯の拡大と再建の目標として、次の年には5,000本以上のマングローブの木を植えることを目指します。

World Environment Day

チバソムは、環境にやさしい健康と個人の健康が密接に結び付いているという信念を支持し、使い捨てのプラスチック製品の最小化、有機農場からの新鮮な食材の使用、太陽熱温水、省エネルギー、廃水処理、非生分解性製品の削減などに取り組み、持続可能な観光を促進し、世界に良い変化をもたらします。
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リゾートはまた、地元の学生が環境に対する人類の影響を理解し、自然への尊敬を育むことを支援するために、「ホアヒン保護区のジュニアアンバサダー」と呼ばれる環境保護キャンプを実施しています。
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