ガラパゴス諸島は、他では見ることの出来ない素晴らしい野生動植物と出会える魅惑の楽園です。絶海に浮かぶ19の主島からなる本諸島は、いずれの島も大陸に接した歴史がなく、独自に進化を遂げたユニークな生態系を築いています。本諸島に新規開業予定のシックスセンシズ ガラパゴスでは、文字通り唯一無二の自然環境をご体験いただけます。

views from site シックスセンシズ ガラパゴスの開発プロジェクト地からの眺望

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美しい緑の色彩が広がる景観

シックスセンシズ ガラパゴスは、サン・クリストバル島の北東の海岸に位置するセロ・ベルデに開発が進められています。大きな島々の中で最も静かで、リラックスした雰囲気が漂う穏やかな島です。
1978年にユネスコの世界自然遺産に指定されたガラパゴス諸島は、1985年には生物圏保護区にも登録され、開発可能なエリアは陸域のわずか3%です。シックスセンシズのリゾートは、厳しい現地法を遵守することはもちろん、開発ビジョンを設定する初期段階から地域コミュニティを巻き込む姿勢が評価され、海を臨む緑豊かな丘の上に開発の許可が与えられました。本島特有の自然景観を見渡せる絶好のロケーションです。

シックスセンシズ ガラパゴスの建築デザインは、経済的、環境的、社会的、精神的な側面のバランスが取れたデザインを提案する独創的な設計理念で有名なHitesh Mehta Designが監修しています。現在、客室施設のデザイン設計が最終段階を迎えています。

シックスセンシズ ホテル リゾート スパグループのCEOのニール・ジェイコブスは、「サスティナビリティは、シックスセンシズの神髄であり、地域コミュニティへの関わりから、周辺環境の保護、資材の再利用に至るまですべてに影響します。自然環境への高い配慮が求められる特別な場所に於いて、生態系の回復、海洋生物の科学的研究、ローインパクトツーリズムを標榜する特別なプロジェクトに、オルガル・グループと共同で取り組めることに対し興奮と喜びを隠しきれません。」と述べています。

本開発プロジェクトでは、特にガラパゴス諸島の固有種であるミコニアの生態系の回復に力を注いでおり、外来種の伐採に加え、プロジェクト敷地内に育種場を設置し管理していきます。
育種場で栽培が進められている植物は、「アースラボ」や「エクスペリエンスセンター」での活用が予定されています。これらのリゾート内施設では、サスティナビリティに関する幅広い取り組みを紹介するだけでなく、権威ある教育機関やNGOsが参画する研究や教育のためのアクティビティも主催します。さらに、世界で最も素晴らしい星空を観察できる場所の一つとして、照明環境に配慮し、限りなく光害をゼロに近づけます。夜空を楽しめる「オブザベーションポスト」では、美しい星空に相応しいカクテルやダイニングの提供を予定しています。上述の3つの施設は、竹建築で世界的に有名なサイモン・ベレス氏が設計を担当しています。

シックスセンシズの代名詞

シックスセンシズがオープンするところはどこでも、同ブランドのスパをお楽しみいただけます。機能的な「フィットネスセンター」、「ヨガスタジオ」、「アルケミーバー」を含む充実した施設を完備し、総合的なウェルネスプログラム、地元に根付くヒーリング療法、ハーバリストのトリートメントなど多彩なサービスにより、心に残るリゾートステイをご満喫いただけます。食事は、Eat With Six Senses(6感で味わう食事)の考えに基づき、輸入農産物を極力使用せず、地元の農家や漁師から届くローカル食材やリゾート直営のオーガニック菜園で収穫された野菜を活用し、将来的には自給自足をめざします。“第二の脳” とも呼ばれる腸の健康増進に劇的な効果が期待できる発酵食やピクルスを楽しめる「発酵室」の設置も予定しています。
島の住人たち との出会い

ガラパゴス諸島は、16世紀に訪れたスペインの船乗りたちが、島に生息するゾウガメの甲羅が乗馬用のサドル(“ガラパゴ”)の形に似ていたことから名付けました。ガラパゴス諸島には、存命している人間の最高齢者が生まれるずっと前から生きているゾウガメも生息しており、天寿を全うするまでにまだしばらく時間が残されていることが期待されています。彼らの先祖がガラパゴス諸島に上陸した頃は、現在のような巨大な生物ではありませんでした。生物の進化の観点から、このような適応を引き起こした環境を観察できることは、非常に貴重な体験です。ダーウィンの『種の起源』は、進化論の着想を得た野生動植物が住むガラパゴス諸島と切り離して語ることはできません。リゾートから自転車でアクセスできるゾウガメの保護センター「ラ・ガラパゲーラ・セロ・コロラド」で詳しく学ぶことができます。

BabySeal必見の愛らしいアシカの赤ちゃん

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ゾウガメの保護センターの周辺に位置するプエルトチノビーチは、閑静で美しく、野生動物との出会いが訪問者の心をとりこにします。アシカやエイ、そしてカメと一緒に泳いだり、青い足が特徴のアオアシカツオドリが群れている道を通り抜けたりする体験は、何度体験しても興奮と感動にあふれています。周辺地域のもう一つの名所、淡水湖のエル・フンコには、固有種であるサンクリストバルマネシツグミ、ホオジロオナガガモ、グンカンドリなど、多くの鳥類が生息しています。

サン・クリストバル島にはガラパゴス諸島を代表するランドマークの一つ、キッカーロックがあります。太平洋にそびえ立つ全長140メートルの奇岩で、何千年にもわたる海の浸食により、眠っているライオンのような形をしている名勝です。保護されている豊かな海洋生態系を楽しめるシュノーケリングやダイビングの場所としても人気で、まさに水中の楽園が広がっています。ガラパゴスアホウドリ、アシカ(ロベリア島でコロニーを形成し数多く生息)、遊び心あふれるアザラシ、ウミイグアナとの出会いが期待でき、彼らに会わずして旅を終えることはできません。

Iguana

ガラパゴス諸島を代表する固有種、海生イグアナ

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オルガル・グループのCEOのアルトゥーロ・カイザー氏は、「ガラパゴス諸島は自然史研究に於いて特別な場所であり、魔法のようなデスティネーションです。ゲストは手つかずの自然の美しさに触れ、チャールズ・ダーウィンの進化論のきっかけとなった貴重な野生動植物との出会いを楽しむことができるでしょう。シックスセンシズとの提携は、地域社会の社会的および経済的利益を高めることに加え、環境保全を含むサスティナビリティにコミットする本プロジェクトのビジョンに適ったものです。この象徴的なプロジェクトに彼らと一緒に取り組んでいることに興奮しています。」と述べています。

シックスセンシズ ガラパゴスは、島の南西部に位置する港湾都市プエルト・バケリソ・モレノのサン・クリストバル空港から車で35分の距離です。リゾートは2021年にオープン予定です。

フォトクレジット:Hitesh Mehta Designの建築家