ザ・ニュート、サマセットは、6月1日にオープンした別館「ファームヤード」を公開しました。800エーカーの広さを誇るエステート内の旧酪農場を改装した当別館は、本館からリンゴ園を越えて直ぐの谷にひっそりと佇み、旧母屋と旧牛小屋に17室の客室を備えています。敷地内の各エリア・施設へのアクセスが良いロケーションに位置しながら、静かで落ち着いた環境が整い、オークの木々と家畜がのんびりと過ごす風景が、心身をリフレッシュさせます。
ファームヤードは、23室の客室を擁するジョージアン様式の本館「ハドスペン・ハウス」と比べ、よりリラックスした雰囲気が特徴です。カジュアルスタイルのバーや、薪オーブンで焼き上げた大皿料理を取り分けて提供するオールデイダイニングを完備し、自然との触れ合いを大切にした農場エリアらしい滞在をお楽しみいただけます。本館との行き来には、自転車や電動バギーをご利用いただけます。
18 世紀に建設された農場内の歴史的建造物群の改装は、建築家のリチャード・パーが、ザ・ニュートのオーナー兼デザイナーのカレン・ルースと協力しながら手がけました。脱穀場、チーズ貯蔵室、サイダー(シードル)醸造所、厩舎は、原形のバランスを保ちつつ、建物の歴史を称えるスタイリッシュな空間に生まれ変わりました。近くの採石場で採れた蜂蜜色のハドスペン石、ブルー・ライアス、コーニッシュ・スレート、森林大理石、オーク材、ガラスなど、広域のエステート内から調達した建築材を活用し、ナチュラルな色調でシンプルにまとめられています。また、きれいに澄んだ冷水が湧き出る水源が多く存在する谷は、チーズとクリームの生産地として理想的な場所でした。改装後の池と小川を取り入れたデザインは、豊かな水の恵みを表現しています。
農場施設としての歴史を持つユニークな建造物群は、既存のホテルデザインとは一線を画す新しいスタイルを作り出すことを可能にしました。カレン・ルースは、トーマス・ハーディ著の『遥か群衆を離れて(原題:Far From the Madding Crowd)』など、農場が建設された当時の様子と歴史を描写した文学作品からデザインのインスピレーションを受けました。建物の控えめな雰囲気に合わせたエレガントなコンテンポラリースタイルの内装は、新旧の絶妙なバランスを実現しています。石畳の床とオリジナルの暖炉が、黒青銅のバスルーム備品とさわやかな羽目板と見事に調和しています。ハドスペン・ハウスと同様に、客室はそれぞれ異なる内装が施され、
可能な限り英国の工芸品や素材が使用されています。かつて納屋として使用されていた建物は、ハイドロセラピープールが付いた屋内プールにリノベーションされました。地元の職人が手がけた木組みの天井が特徴的な広々とした空間です。
オールデイダイニング「ファームヤード・キッチン」は、ザ・ニュート全体の食のアプローチである“garden-to-table”(菜園から食卓へ)スタイルのシンプルなメニューを提供します。敷地内の菜園から届く新鮮な食材を使用した季節限定メニューをお召し上がりいただけます。「ガーナ―・バー」は、談笑しながら各種ドリンクを楽しめる居心地の良い空間です。そして、屋外炉を備えたゲームルームと屋内プールでは、牧歌的な雰囲気の中でリラックスした時間をお過ごしいただけます。
ファームヤードに宿泊されるゲストは、ザ・ニュート自慢の数エーカーにわたる美しい庭園から、2軒のレストラン、ハーブ園を併設した最新のスパまで、敷地内の全てのエリアをご利用いただけます。ご滞在中、リンゴ園の散策、サイダー醸造所の見学、専門家による解説付きツアー、体験型ミュージアム「ストーリー・オブ・ガーデニング」訪問など、充実したアクティビティを通じて、ザ・ニュートの魅力を満喫していただけます。さらに、森でのサイクリング、モーニング・ヨガ、芝生の上でのクリケットやバトミントンなど、スポーツもお楽しみいただけます。また、ファームヤードは、最大34名様で貸切り利用も可能です。ご要望に合わせてカスタマイズした多彩な体験をご用意し、特別なステイをお届けします。
ファームヤードの宿泊料金は、1部屋2名様ご利用で2泊* £950~です。宿泊料金には、朝食のほか、庭園を含む敷地内の各エリアへのアクセスと、12ヶ月有効のメンバーシップ(有効期間中何度でも無料でエステートへの入園が可能)が付いています。
*ファームヤードの最低宿泊日数は2泊です。