1889年に建てられたドーチェスター・コレクションのホテル・エデン、ローマは、今年130周年を迎えることを記念し、夏季シーズンを通して様々なイニシアティブを実施いたします。
ドイツ・ミュンヘン生まれのホテル経営者フランチェスコ・ニステルウェックが、ローマの中心部、ポルタ・ピンチアーナ通りとルドヴィージ通りの交差点に立つ当時3階建てのレジデンスを気に入り、ホテルに改装して誕生したホテル・エデンは、その高いホスピタリティで世界的に評判が広がり、国際映画祭を含む様々なイベントの会場としても人気を博してきました。多くの著名人を顧客リストに持ち、映画女優のイングリッド・バーグマンと夫で映画監督のロベルト・ロッセリーニも常連客でした。イタリア映画界の巨匠フェデリコ・フェリーニは、ホテルの最上階から見える素晴らしいローマの景色をインタビューの背景としてよく利用しました。オーストリアの精神分析学者ジークムント・フロイトも、ローマの常宿として利用していました。ベルギーの漫画家エルジェは、『タンタンの冒険』を感謝の気持ちとしてホテルスタッフに贈りました。
ホテル・エデンは、7月から年末までの期間、130周年を大切な節目とし、130周年を記念する3つのエクスペリエンスをご提供します。期間中、カクテル、料理、スパリチュアルを含む以下の特別な体験をお楽しみいただけます。
Royal Eden(ロイヤル・エデン):
ホテル・エデンの元バーマネージャーとして有名なシルビオ・ファヴォットが、ギリシャ国王コンスタンティノス2世のために考案したこのカクテルは、その美味しさからすぐに皇太后フェデリカのお気に入りとなりました。これまで長い間、そのレシピは明かされてきませんでしたが、今回特別にホテル内バー「イル・ジャルディーノ・バー」で提供されます。ウォッカ、ドライ・ベルモット、カンパリ、トニックウォーター、オレンジビターズをベースにオリジナルのレシピに沿って作られます。1杯24ユーロでご提供します。
Octopus and celery(蛸とセロリ):
ホテル・エデン伝統の一品です。エクゼクティブ・シェフのファビオ・シエルヴォが、ホテルが誇る歴史的なメニューのレシピに現代的な解釈を加えて、コンテンポラリーなスタイルに再構築しました。ホテル内のミシュランスターレストラン「ラ・テラッツァ」でぜひご堪能ください。セットメニューは、100ユーロからご利用いただけます。
Il Giardino dell’Eden(イル・ジャルディーノ・デレデン):
イタリアの作家ガブリエーレ・ダンヌンツィオは、ホテルが開業した1889年に宿泊し、代表作の一つとなる『快楽の子』を同年出版しました。エデン・スパは、この傑作を祝うリチュアルをイタリアの高級スキンケアブランド「Mei」と共同で開発しました。快楽に浸る130分のジャーニーは、イチジクのフレグランス、ローズとジャスミンのエッセンシャルオイルを用いて、しなやかで輝くボディへと導きます。495ユーロからご利用いただけます。
完璧なサービスとユニークなスタイル、そしてイタリアらしい魅力を随所に感じることができるホテル・エデンは、その長い歴史を通じてローマのシンボル的ホテルとして親しまれてきました。温かなおもてなしと自宅のようにくつろげる雰囲気で、忘れられないローマの旅を演出します。