1835年創業のパラスホテル ル・ムーリスは9月1日に再オープンします。光の街パリの時間が止まったかのような数か月でしたが、再スタートに向けて、様々なプロジェクトを進めることができました。客室の改装に、新しいシェフの就任、最高級スキンケアブランドのフラッグシップのオープンなど、フランスの新学期にあたるこの9月のために準備してきた最新ニュースをお届けします。

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<20 部屋の改装>

2019年にペントハウスのベル・エトワールスイートを含む29部屋をリノベーションし、今 回新たに20部屋を改装しました。昨年に引き続き、デザインはシャルル・ジューフルと、若 いデザイナーカップル、ラリ&ベルジェに託されました。コンセプトの「現代のヴェルサイ ユ宮殿」という軸を基に、エレガントでありながら斬新な空間作りを提案します。自然光を 最大限に取り込み、シルクやダマス織、ベルベットといった素材をふんだんに取り入れ、家具は全てオーダーメイドです。各時代のパリを彩った文化人からインスピレーションを受け た絵やデッサンが、壁に飾られています。思想家ヴォルテールに美食家ブリア・サヴァラン、作曲家チャイコフスキーに芸術家のパトロンでミューズのミシャ・セール。フランス職 人の技を駆使したル・ムーリスの部屋には、200年に渡るパリ文化が息づいています。

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<メゾン・ヴァルモン、9 月 1 日オープン>

レマン湖畔生まれのスイスの高級スキンケアブランド、ヴァルモンのフラッグシップをこの 度ホテル内にオープンします。チュイルリー公園とヴァンドーム広場を結ぶカスティリヨー ヌ通りに面したエントランスからも入れるこのブティックは、10 年前よりホテル内で愛さ れているスパ・ヴァルモンと直結しています。世界の大都市で展開されているヴァルモンの 美を終結した「メゾン・ヴァルモン」のコンセプトストアのパリ店になります。ヴァルモン の創始者であり、アートコレクターでもあるディディエ・ギヨンがキュレートしたアート作 品の空間に、彼の妻で製品開発の研究者でもあるソフィーの香水のコレクションも発表され る、まさに芸術的な空間です。レマン湖畔で生まれるヴァルモンの製品はアンチエイジング に特化した最高の品質を誇り、 国内外で高い評価を得ています。施術後にショッピング、ホテル内でアフタヌーンティーを味わう、そんな贅を尽くした時間をお楽しみいただけます。

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<新シェフ、アモリ‐・ブウール就任>

この9月より、レストラン ル・ムーリス アラン・デュカスのエグゼクティブ・シェフに アモリー・ブウールが就任しました。ル・ムーリス内の全てのレストランで食材の 95%以上 はフランス産を利用すること目標に掲げています。環境問題と真剣に向き合い、サステナビ リティを意識しているシェフのマニフェストは、地元の生産者を応援すること、フランスの 季節の素材をふんだんに取り入れること、物流ルートを短くすること。レストランはお客様 に最高の食材で、フランス料理の真髄を味わって頂くのは勿論のこと、飲食業界に従事する ものとして、次世代のためにも今こそアクションを起こす責任があると、31 歳のシェフは 考えます。二つ星レストラン以外にも、カジュアルダイニングのル・ダリのメニューも監修。 アラン・デュカスの元で 12 年修行したアモリーシェフは、巨匠の料理哲学をしっかりと受け継ぎ、素材ありきの「本質の料理」追求していきます。

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<新しい朝食とブランチ>

ホテルで最も大事な時間、それは恐らく朝食ではないでしょうか。パラスホテルの朝食は一 日を気持ちよく始める儀式でもあります。ル・ムーリスではこの 9 月より、世界一のパティ シエ、セドリック・グロレの作るヴィエノワズリー、クロワッサン、パン・オ・ショコラ、 パン・オ・レザンを朝食にお届けします。ここに、グルテンフリーや全粒粉、シリアルのパンが加わります。忙しい現代人のスケジュールに合わせ た朝食オファー「パリの目覚め」(パリ・セヴェイユ)も おすすめです。ヴィエノワズリーが 2 つ、ホットドリン クとフレッシュジュースがついたパリジャンらしいセッ トで、まさにパワーブレックファーストにぴったりで す。

フレンチブレックファースト お一人様46ユーロ~ パリの目覚め(パリ・セヴェイユ) お一人様 28 ユーロ 朝 7 時から 10 時 (パリ・セヴェイユのみ 11 時まで)

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<夢にまでみたパティスリーをワンクリックで>

ラ・パティスリー・デュ・ムーリス・セドリック・グロレ)ではクリック&コレクトサービスを始めました。長い行列で有名なブティッ クでしたが、事前にウェブサイトで選べば並ばなくても済む、画期的なサービスです。有名 な彫刻フルーツからフルーツタルトまで、新作コレクションをどうぞお楽しみください。 ご予約: www.cedric-grolet/meurice.com

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2020年7月1日にホテル再開を目指すル・ムーリスは、一足先にご自宅にホテルの味をお届 け致します。季節を通して、ル・ムーリスに素晴らしい食材を届けてくれている生産者を支 援する気持ちを込め、ル・ムーリス アラン・デュカスのエグゼクティヴ・シェフ、アモリー・ブウールが準備した料理をテイクアウトして頂けるサービスを、5月28日より開始致します。

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5月11日より外出禁止令が緩和されたフランス。まだ油断ができない状況ではありますが、 ホテル再開の前に、「ル・ムーリスの味を自宅で」とお客様のリクエストに応えて、前菜 ・メイン・デザートをご自宅で楽しんで頂けるお持ち帰りメニューをご提案します。例えば、マリネしたスズキ、ルバーブとコリアンダー添え、マトウダイのグリル、ウイキョウとズッ キーニ。そしてデザートには世界的に有名なシェフ・パティシエ、セドリック・グロレのマントンのレモンをご用意。

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ご自身でお料理を楽しみたい方には、「生産者のパニエ」をシェフがご用意致します。内容 は2kgの雌鶏1羽、オマール海老2匹、季節の野菜、ハーブ、食用の花と50mlのオリーブオイルも一本。レストランで普段調理する上質な素材を詰め込んだこのパニエには、シェフのこだ わりのポイント、アドバイスのレシピが付いています。新鮮で最高級の食材を自宅で楽しみながら、現在、窮地に立たされている生産者を支援することにも繋がる、ル・ムーリスが提 案するテイクアウト。オプションでワインも一緒にオーダーして頂けます。

• コースメニュー 1名様 70ユーロ(前菜・メイン・デザート)飲み物別途

• 生産者のパニエ 4名様分 130ユーロ 飲み物別途

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ご予約情報

予約は木曜日から月曜日まで、12時から17時(翌日のご用意) 電話予約:01 44 58 10 44 メール予約:commande.lmp@dorchestercollection.com メニューは毎週更新するので、サイトよりご覧ください。dorchestercollection.com/fr/le meurice

パリ市内配達可(料金9ユーロ)
ル・ムーリスで引き取りをされる場合はホテル裏の15 Rue du Mont Thabor 75001 まで、12時 から19時の間に受け取り可。

新型コロナウイルス感染拡大と予防につきまして、ル・ムーリスはスタッフとお客様の安全 を第一に、徹底した対策を講じております。安心してお迎えできますよう、準備からお受け 渡しの全ての工程で、衛生管理を徹底的に行っております。

生産者:
• ムティエ・オ・ペルシュの生産者、ベネディクト・ポワソの育てたキュロワゾー産の雌鶏

• ブーローニュ・シュール・メールの漁師、ミカエル・ヴィヨのオマール・ブルー

• アロンヌの農業者、ディディエ・ピルの野菜

• ボー・ドゥ・プロヴァンスのオリーブ農家、ザヴィエ・アラザールのオリーブオイル

1835 年創業の老舗パラスホテル ル・ムーリスでは、2 月 14 日にあわせて芸術的なバレンタイン を企画しています。2019 年に引き続き、日本人アーティスト中塚翠涛を迎えて、作品展示とともに、バレンタインディナーでシェフとのコラボレーションを披露します。

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2020 年 2 月 10 日から 24 日まで、ル・ムーリスは書家・中塚翠涛の作品をホテルのグランドフロアに展示します。ル・ムーリスに隣接する 1801 年創業の老舗英国書店ガリニャー二が厳選した、フランス文学の愛の詩を基に、インスピレーションを広げ て、書・絵・インスタレーションがグランドフロアに展示されます。書家がフランス文学が出会うと、一体どのようなアート作品が生まれるのか。2 月 14 日バレンタイン当日のディナーは、ル・ムーリスの中心部に位置するレストラン・ル・ダリ で、中塚翠涛がシェフとコラボレーションをします。この日のメニューは、フォアグラのロワイヤル、ベルガモット風味のカニ、シャンパーニュのサバイヨン仕立てのヒラメ、仔牛肉とトリュフ。全てのお料理が、シャンパーニュ・メゾン、バロン・ド・ロスチャイルドとの完璧なペアリングとなります。 デザートは、世界的な人気を誇る ル・ムーリスのシェフ・パティシエであるセドリック・ グロレが特別に作る「バラのサントノレ」。こちらは、 2 月 1 日から16日まで、ホテル内のパティスリーブティック ラ・パティスリー・ド・ムーリス セドリッ ク・グロレでもお買い求めいただけます。

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また、作品が展示されている 2 月 10 日から 24 日 の期間には、中塚翠涛が描いた Love のカードに愛の言葉を書いて、ル・ムーリスから送ることが 可能です。ホテルのコンシエルジュが愛のキューピット役として、フランス国内もしくは世界にカードをお送りします。日頃伝えられない想いをアートなカードに託すのはいかがでしょうか。

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2 世紀に渡り、芸術家を迎え続けているル・ムーリスが提案するアートで詩的なバレンタインは、 カップルだけではなく家族愛や友達愛など、様々な愛の形を祝福したいと願っています。

*書家 中塚翠涛*

岡山県出身。4歳から書に親しみ、古典的な書法を修得。筆の弾力と墨の無限のグラデーションに美しさを見出し、和紙と墨のみならず、陶器、ガラス、映像など、幅広い手法で独自の表現を追求。2016 年 12 月にパリ・ルーブル美術館の地下展示会場「カルーゼル・デュ・ルーブル」で開催された Societe Nationale des Beaux-Arts 2016 では、約 300 m²の空間に書のインスタレーションを発表し、「金賞」「審査員賞金賞」をダブル受賞。テレビ朝日系「中居正広の身になる図書館」では「美文字大辞典」の講師として出演。TBS ドラマ「SPEC」では書道監修を務めた。 手がけた題字は、ユネスコ「富士山世界遺産」、映画「武士の献立」など多数あり、 2020 年大河ドラマ「麒麟がくる」の題字も担当している。『30 日できれいな字が書けるペン字練習帳』(宝島社)シリ ーズは、累計 400 万部を突破。

世界に 9 つのラグジュアリーホテルを所有するドーチェスターコレクションのパリのホテル、 ル・ムーリスは、時代を超えて、世界の王侯貴族と芸術家に愛されてきました。2020 年の 2 月 27 日から 3 月 6 日に日比谷シアタークリエで再演される「女王がいた客室」は、まさ にル・ムーリスがインスピレーションの元となった、人気劇作家藤沢文翁が原作・脚本・演 出を手がける音楽朗読劇です。「VOICARION(ヴォイサリオン)」と冠したこのプレミア 音楽朗読劇は、演劇界・声優界の人気実力派キャストが参加する極上の舞台です。このよう にル・ムーリスは、時代を超え、国を超え、多くの貴族たちの休息の場、芸術家たちのイン スピレーションの場となってきました。

本当だよ・・・ このホテルの従業員は皆、ロマノフ王朝の生き残りなんだ

嘘じゃないよ! パリへ亡命してきた貴族達なんだ・・・

ポーターは伯爵家執事 フロントクラークは男爵 包丁を磨いているシェフは近衛連隊長なのさ 嘘だと思うなら、コンシェルジュにぶつかってみなよ

きっと馬鹿に礼儀正しくお辞儀をするはずさ・・・・

20 世紀初頭のパリを舞台に、 ロマノフ王朝最後の生き残りとなった貴族たちが織り成すヒューマンドラマ。

それは、アナタがきっと宿泊したくなるホテル。

『女王がいた客室』より

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この度、東京日比谷のシアタークリエで上演される『女王がいた客室』は、人気劇作家の藤沢文 翁がル・ムーリスで作品の着想を得てホテルの客室で執筆しました。舞台設定は 20 世紀初頭の パリ、架空のホテル・バッサーノですが、パリの歴史と共に歩んできたル・ムーリスは、劇中の ロマノフ王朝の女王を迎えるホテルに相応しい壮麗さと気品を感じさせます。

『パリは僕が青春を過ごした場所であり、いつ訪れても変わらないその歴史ある町並みには、僕 の様々な思い出が焼き付いています。それは僕だけではなく、パリという街が、あるいはこの ル・ムーリスが、様々な人々の思い出を優しく包み込む空間のように感じられます。変わりゆく 世界で、変わらない場所があるということが、どれほどの安らぎを人々に与えることでしょう。 新作を書くため、このル・ムーリスという変わらない空間を訪れた時、幼い頃、廊下を走って怒 られる自分の面影に出会いました。たった一瞬ですが、あの頃の悪戯な自分の心が蘇りました。 老舗のホテルとは、本来そういうものなのかもしれません。宿泊する夜、今の自分とも向き合え ますが、過去の自分とも対面できるのです。そんな時、思いついたのがこの物語です。ロシアの 亡命貴族がたった一晩だけ、貴族に戻れるという、この物語を・・・。』

劇作家の藤沢文翁より

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ホテル ル・ムーリスは、パリ中心部、チュイルリー公園前に位置する、1835 年創業の老舗ホテ ルです。パリの五つ星以上のホテルに与えられる「パラスホテル」の称号を保持する現代の宮殿 ホテルです。始まりは、ノルマンディーの港町カレー。ここで旅宿を営んでいたシャルル=オー ギュスタン・ムーリスは、ドーバー海峡を渡り、立ち寄る英国の紳士淑女達が「どんな要望にも 応えてくれる最高級ホテルがパリに無い」と嘆く声を耳にします。それならば、ロンドン以上に 洗練されたホテルを!という想いを抱き、パリにホテルを開業します。英語が流暢なバトラー に、両替のシステム、全室にバスタブを完備、コンシエルジュやルームサービスを開始し、伝統 美を誇る内装に値する上質なサービスを提供し始めます。

2 世紀に渡り、ヴィクトリア女王からナポレオン 3 世、モンテネグロの国王、プリンス・オブ・ ウェールズ、イギリス国王ジョージ 6 世、ザンジバールのスルタン、ジャイプールのマハラジ ャ、ロシアの大公妃が常連となります。20 世紀には、まるでパリの小さなヴェルサイユ宮殿、 ホテル・デ・ロワ(Hotel des Rois)=「王侯貴族のホテル」」と讚えられます。今でもホテルの 紋章には王冠が誇らし気に輝いています。

ロシア革命でロマノフ王朝が滅亡した 1917 年後、ロシアから多くの亡命者を受け入れたパリ は、「狂騒の 20 年時代」に突入します。第一次世界大戦の痛みを忘れ、平和を謳歌しようと、 パリ文化は華やぎます。新聞広告には、上流階級の顧客達がパリの魅惑的な夜景を臨むル・ムー リスの屋上テラスで、ディナーやダンスを楽しんでいる様子が描かれています。ソーシャライツ や芸術家、実業家や詩人が集う社交場としてカフェ・ソサエティが流行り、亡命ロシア貴族によ るファッションブランドも設立されます。ディアギレフ率いるバレエ・リュスと呼ばれるロシア バレエ団は、エキゾチックな衣装と高い芸術性でパリジャンを魅了し、ピカソやサティ、コクト ーと交流します。ロシア人は、それまでのパリには存在しなかった感性で、才能を開花させ、狂 騒の時代を彩ります。ル・ムーリスもまた、晩餐会や舞踏会を開催し、演奏会や読書サロンなど 芸術交流の場として、パトロンとアーティストを繋ぐ文化的な役割を担います。

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ル・ムーリスにはロシア人ゲストの様々なエピソードが残されています。19 世紀末、リサイタ ルのためにパリを訪れたチャイコフスキーはピアノソナタ二番とジャンヌ・ダルクを描いたオペ ラ「オルレアンの少女」をホテルの一室で書き上げます。また、トルストイが滞在し、ピカソが 妻オルガと結婚披露宴を開催したのも、このホテルです。ロマノフ王朝時代の芸術家が残した余 韻や息づきを感じられるこの空間こそが、『女王がいた客室』のインスピレーションの元となっ たのです。

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そもそもホテルとは、世界中の人が交錯する劇場的空間。様々な想いを抱えて訪れる顧客達と、 彼らの心の糸を手繰り寄せようとするホテルマンたちの非日常な日常を、藤沢文翁は想像をめぐ らせ、考察したのです。豪華絢爛な内装や、チュイルリー公園の回転木馬、黄金の宝石箱のよう な夜景、、、『女王がいた客室』には、愛され続けているパリの景色と空気が詰まっています。 時代の変化に動じることなく、パリ文化を今も体現し続けている「世界の王侯貴族と芸術家に愛 されるホテル」に、いつか宿泊してみてください。狂騒の時代の香りとロマノフ貴族の高貴さと 憂い、パリ独特のノスタルジーに、記憶の欠片を優しく包む人の暖かさに触れることができるで しょう。時代を超えて滞在した多くの顧客達のように、ここは、必ずもう一度訪れたくなる「願 いが叶うホテル」なのです。

世界に9つのラグジュアリーホテルを所有するドーチェスターコレクションのパリのホテル、ル・ムーリスはこの度、29部屋をリノベーションしました。最上階に位置するルーフトッ プスイートルーム、ベル・エトワール 620 平米の広さを誇り、このスイートからは、パリを 360 度見渡せます。今回のリノベーションは、ル・ムーリスの 200 年の歴史の中で、ホテルをこよなく愛してきた、芸術家や思想家にインスピレーションを受けてデザインされました。

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ル・ムーリス、パリ

18 世紀のクラシカルな内装とコンテンポラリーシックが美しく融合したル・ムーリスの客室は、1835 年より進化し続けしています。ル・ムーリスはフランス伝統のパラスホテルに求められるエレガンスを体現しています。目の前に広がるチュイルリー公園やルーヴル美術館、エッフェル塔など、パリの歴史的建造物を全て眺められる絶好のロケーションを誇ります。回転ドアを潜り抜けた瞬間、ホテルに漂う空気を感じると、ル・ムーリスが、サルヴァ ドール・ダリやパブロ・ピカソ、アンディ・ウォーホールからファレル・ウィリアムスまで、多彩な芸術家や思想家に愛され続けてきた理由が分かります。ル・ムーリスでは館内にアートが溢れています。長い歴史の中で多くの芸術家たちがこの場所に集ってきました。パブリックエリアを手掛けたデザイン界の風雲児フィリップ・スタルクと、全ての部屋の内装を担当したインテリアデザイナー、シャルル・ジューフルのセンスがあらゆるところに光ります。ガストロノミーもまた、アートの域に達しています。ミシュランガイドで 2 つ星を誇るレストラン、ル・ムーリス アラン・デュカスでは、総料理長のジョスラン・エルランがパリで最も美しいと謳われているダイニングルームで腕を振るい、スターパティシエのセドリック・グロレは日々斬新なパティスリーを生み出しています。

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内装

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この度の改装で、29の部屋とスイートルームが生まれ変わりました。全て 3 階から 6 階に位置し、各部屋よりパノラミックビューを楽しんで頂けます。ル・ムーリスの内装は10年前よりデザイナーのシャルル・ジューフルに託されています。オペラ・ガルニエの素晴らし いカーテンやエリゼ宮のサロンをも手掛けた彼は、今回の改装を、若いデザイナーカップル、ステュディオ       ラリ&ベルジェ(Studio Lally & Berger) に託しました。フランスの職人技を愛するこの二人のデザイナーは、2  年前にもル・ムーリスとコラボレーションをして、ポンパドゥール・スイートを完成させています。デザイナーたちは、“現代のヴェルサイユ宮殿” という軸を基に、エレガントでありながら斬新な空間作りを目指しました。自然光を最大限 に取り込み、シルクや、ダマス織、ベルベットといった素材をふんだんに取り入れました。 家具は全てオーダーメイドで、壁にはパリ市の歴史を辿る絵やデッサンが飾られています。

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“この改装で大切にしたコンセプトは、ル・ムーリスの歴史が始まった時代である 18 世紀フランスのスタイルに忠実でいることでした。華美な装飾をできるだけ取り除き、現代の空気感を纏わせるために、モダンな色彩や素材を加えました。また、全てに快適さを追求したテクノロジーを取り入れました。ライティングの調整や、生地の質感、美術品など、素材の組み合わせやバランスを考えて作っています。例えば生地は、通常ホテルの部屋には使われないような最高級のものばかりです。お客様に快適性をご提供するのは当然のことですが、細部まで手を掛けた上質な内装によって、200 年の伝統を誇るル・ムーリスの歴史と拘りを五感で楽しんで頂ける空間になったと思っています。” 総支配人フランカ・ホルトマン

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ロケーション

リノベーションされた全ての部屋からパリを一望でき、最も美しいパリの歴史的建築物を楽しめます。ルーヴル美術館、エッフェル塔、アンヴァリッド、凱旋門、そして目の前に広がるチュイルリー公園。日が暮れると、パリの街が宝石のように輝きだし、ここは光の街パリなのだと確信して頂けます。

ベル・エトワール・スイート

フランス語で美しい星を意味する名前の通り、この 7 階に位置するスイートは溜息の出る美しさです。ベル・エトワールは、洗練の代名詞であり、パリを 360 度眺められる景色は心に残る想い出となるでしょう。ブロンズやシルバー、高品質オーク材をふんだんに使った内装には、アトリエ シャルル・ジューフルによってオーダーメイドで作られた上質な家具を置いています。ダイニングスペースには、ギャラリー・ナタリー・オバディアの現代アーティスト、キャロル・ベンザケンのカラフルな作品が飾られています。10 名までディナーできる空間で、続くサロンスペースではホームシネマを楽しめます。ベッドルームからはサクレ・クール寺院とオペラ座を眺められ、総大理石のバスルームでリラックスして頂けます。

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このスイートのもう一つの素晴らしい魅力は 295 平米のテラスです。フランスの有名なガーデンデザイナーであるピエール・アレクサンドル・リセール(Pierre-Alexandre Risser) が手掛けたテラスは、まるで天空の庭のようです。ベル・エトワールは合計で 620 平米で、パリで最も大きいスイートの一つとなります。新鮮なル・ムーリスへどうぞお越しください!

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欧米に10軒のラグジュアリーホテルを展開しているドーチェスター・コレクションのホテル

ル・ムーリス (フランス パリ)

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ホテル・プラザ・アテネ (フランス パリ)

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ホテル・ベルエア (アメリカ ロサンゼルス)

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の3件が早くもコンデナスト・トラベラー ゴールドリストアワード2017において「Our Favorite Hotels in the World」を獲得しました