ロンドン郊外、サマセット州に位置する歴史あるエステート(ホテルと広大なガーデンの敷地)のザ・ニュート、サマセットは社会および環境へのサステナビリティに関する活動報告を発表しました。昨年「World Best 50 Hotelsのカルロ・アルベルト・ベストブティックホテル」にて世界ベストブティックホテルに選出された当ホテルは、2019年の開業以来、社会・環境への貢献に注力しております。

社会への影響と効果

  • 雇用と発展の機会を提供し、地元の人口と経済の維持に貢献します。
  • 従業員を大切にし、栄養、学習の機会、トレーニングなどをサポートし、運動、健康、健康的なライフスタイルを奨励します。
  • ザ・ニュートの地域に移転する人々のために、至近距離にスタッフ用住居を提供します。
  • 学校や大学と協力し、あらゆるバックグラウンドを持つ若者に働く機会を創出。従業員の多様性を奨励します。
  • ガーデニング、エンジニアリング、ホスピタリティの実習の機会を提供します。
  • 地元住民、サプライヤー、企業との強力な関係を構築します。
  • 地元の村の取り組みやイベントに貢献し、地元コミュニティの繁栄を支援します。
  • ザ・ニュートの会員、ホテル宿泊客、学校、業界向けに学習プログラム、イベント、ワークショップを提供します。
  • ホテルを訪れ、ザ・ニュートと触れ合うすべての人に、ウォーキングやサイクリングを通じて自然やサマセットの風景とつながることを奨励するために、歩道やアクセスを整備します。
  • 再利用とリサイクルを奨励します:雨水の採取、レストランでの詰め替え可能なウォーターボトルの使用、オンラインショップの配達用段ボール箱の再利用、リサイクルのための廃棄物の分別、敷地内での再利用するための生ごみの堆肥化、薪の伐採と乾燥、建物用骨材の再利用。

取り組み例:

  • 社員食堂では、全従業員に栄養価の高い温かい食事を提供しています。 ほとんどが、敷地内農園で栽培または飼育された農産物で調理されることで、フードマイレージを最小限に抑え、使い捨てプラスチックを減らし、廃棄物が削減されます。
  • 当社のレストラン、ショップ、社員食堂は、当社の理念を共有する地元企業から食品やその他の製品を調達しています。 地域経済を支援し、商品の移動を最小限に抑え、伝統的な影響が少ない生産方法を維持します。 建材や仕上げにも同様に地元の石材や木材を使用しています。
  • 園芸、伝統工芸、生物多様性、栄養学など、季節ごとに開催されるイベントやワークショップの年間プログラムは、持続可能な方法で栽培し、創造し、食べる方法に焦点を当てています。
  • 毎年開催されるヘッド ガーデナー カンファレンスでは、ガーデニングの専門家、デザイナー、(社会的)運動家、科学者を招聘し、業界の注目のテーマについて議論し、特にガーデニングが環境と健康と幸福にどのようなプラスの効果をもたらすことができるかについて考察します。

環境への影響と効果

  • 土壌の健全性と生物多様性を改善する再生農業を実施します。
  • 卓越した動物福祉を備えた専門家による飼育管理。 再生計画に従って家畜を管理し、生態系に積極的に貢献します。
  • 家畜を尊重し、動物の死骸をすべて利用し、廃棄物を最小限に抑えます。
  • 土壌の健康を維持し促進するために、生産性の高いガーデニングに不耕起栽培と有機の原則を適用します。
  • 大規模な植樹、森林、生垣の管理。 多様な固有の生息地の保護と促進。 伐採した木材を暖房に利用しています。
  • 野生動物の監視と管理。希少種や絶滅危惧種の繁栄を可能にする。
  • 敷地と敷地周囲の土地に動物の回廊を作成します。原生林を備えた敷地内の鹿公園も含まれます。
  • 生ごみを堆肥化します。
  • 野生のミツバチの群れを誘引し維持するために、花粉が豊富な植栽と並行してミツバチの巣箱を開設し、維持します。
  • 希少種または絶滅危惧種を再導入します。
  • リサイクル可能またはリユース可能な消耗品を計画的に調達し、 使い捨てプラスチックの使用を最小限に抑えます。
  • 種の多様性を維持・改善する取り組みのため、敷地全体の生物多様性監査を監督する昆虫学者を雇用します。

取り組み例:

  • ガーデンや森林の廃棄物を使用し、年間約 250㎥の堆肥を作ります。
  • 作物の栽培に人工肥料や化学薬品を一切使用しません。
  • ディーゼルの使用を削減し、土壌の健康を促進するために、耕作可能な作物の 3 分の 1 を直播きします。
  • 最小限の投入物、被覆作物、中断作物、農場の肥料を通じて、土壌の有機物と生物多様性を増加させます。
  • 敷地内で栽培された牧草、干し草、大麦、豆を牛に与えます。 使用される唯一の外部飼料は、糖蜜やミネラルなどのサプリメントです。
  • ミツバチや他の昆虫に花粉を供給し、土壌に窒素を固定するために、敷地全体にクローバーの牧草地が広がります。
  • 敷地全体に昆虫や鳥の生物多様性を促進するため、耕作地周囲に6mの草地と野鳥の種子混合物を植えます。
  • アカリスとオオノガンの紹介。
  • ホテルとスパの両方で、バスアメニティを使い捨てから再利用可能なものへ移行しました。
  • スパで堆肥化可能なスリッパを使用。

さらに、太陽電池の設置、敷地内、及びオンラインショップの商品配送に電気自動車を採用、再生可能エネルギー源の導入など、先進的で効率的なテクノロジーも数多く取り入れています。

タイ王国ホアヒンに位置する世界的なウェルネスデスティネーション、チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、タイ、ホアヒンのチバソムとカタールのズラル・ウェルネス・リゾートBY チバソムにおいて、優れたウェルネスへの取り組みを評価され複数の賞を受賞しました。

ウェルネスとスパ・ツーリズムにおけるチバソムとズラルのワールドクラスの評判は、今シーズン獲得した数々の世界的な賞と称賛によってさらに確固たるものとなり、この 2 つのウェルネス リゾートは、世界多くの組織や団体から認められることとなりました。

1995 年の創業以来、チバソムは、地元文化に根ざした科学的根拠に基づく伝統的なウェルネス哲学、最新のウェルネス研究とテクノロジーを融合させ、オーダーメイドの革新的なヘルス&ウェルネスで業界をリードしてきました。国連グローバル・コンパクトのメンバーであるチバソムは、マングローブ保護と環境ウェルネス・プロジェクトであるクライラー・ニウェーを率先し、バンコクに本拠を置くチバソム・インターナショナル・アカデミーで次世代のウェルネス専門家への投資を含め、持続可能な開発目標に向けた試みを実践しています。

チバソムはウェルネスとサステナビリティに対する比類のない取り組みが評価され、第14回タイ・ツーリズム・アワードのベスト・ウェルネス&スパ・リトリート部門で金賞を受賞しました。タイ国政府観光庁が主催し、9月に発表されたこの賞は、高い国際基準を満たした持続可能で信頼できる観光をサポートするタイの事業者を表彰するものです。

チバソムのワールドクラスのウェルネス専門家チームは、腸の健康、フィットネス、持続可能な体重管理から偏頭痛(クレイニアル・リリース)や高血圧(テンション・リリース)といった特定の症状からの回復をサポートするものまで、ウェルネスの目標をサポートする15のリトリートプログラムを提供しています。当リゾートは、ウェルネス・サービスの卓越性を反映し、インドを拠点とするグローバル・スパ・アワード 2023 でベスト・メディカル・ウェルネス・リトリートも受賞しています。グローバル・スパ・アワードは、ウェルネス・ツーリズムの卓越性を称え、その功績を称えるものです。

ウェルネス・ブランドのパイオニアであるチバソムは、2021年にカタール最大のウェルネス・デスティネーションであり、中東初のウェルネス・リゾートであるズラル・ウェルネス・リゾートをオープンさせ、提供するサービスを拡大しました。ズラルでは、1000年にわたるウェルネスの伝統と 21 世紀の専門知識とテクノロジーを組み合わせ、伝統的なアラビア・イスラム伝統医学 (TAIM) をベースとした世界初の現代的なリトリートプログラムも提供しています。このリゾートが、業界の卓越性の究極の証として世界的に認められている有名なワールド・トラベル・アワードによって、2023年ワールド・リーディング・リトリート、中東のリーディング・リトリート、そしてカタールのリーディング・リゾートに選ばれたのも不思議ではありません。 10月に開催された第9回ワールド・スパ・アワードでは、3年連続でカタールのベスト・ウェルネス・リトリートにも選ばれました。

ホリスティックなウェルネスに特化したズラルは、栄養の力によってゲストが望む総合的なウェルビーイングの状態を達成するサポートも行います。食品科学と料理の芸術性を融合したこのリゾートでは、味わい深いだけでなく、幸福感、活力、長寿を高めるよう考えられた栄養豊富な食事を提供しています。その料理は、2023年のデスティネーション・デラックス・アワードでウェルネス・キュイジーヌ・オブ・ザ・イヤーに選ばれ、「アル・シドル」レストランは、ワールド・クリナリー・アワードで2023年のワールド・ベスト・ウェルネス・ホテル・レストランに選ばれました。さらに、カタール政府観光局と国連世界観光機関から卓越したサービスに対して、2023年に「5つ星ホテル賞」を授与されました。

この受賞について、チバソムの会長兼CEOであるクリップ・ロジャナスティン氏は、「業界の専門家や世界中のゲストからこのような幅広い評価をいただき、光栄に思います。これらの功績は大切なゲストの声を反映した結果です。また、チバソムとズラルのアドバイザー、スペシャリスト、施術者といったチームにもスポットライトを当てたいと思います。なぜなら、私たちが提供するウェルネスの卓越性を評価するこれらの賞は、彼らの努力とゲストへの献身の直接的な結果だからです。」と述べています。

那覇市母子生活支援センターさくらへトイレットペーパー500 個寄贈

ホテル コレクティブでは SDGs の取り組みの一つとして、ホテルの 客室で取り換えたトイレットペーパーを廃棄せずに福祉施設などに 寄贈する取り組みを開始しました。ホテル業界では、トイレット ペーパーが半分以下になると新品と取り換え、残りは廃棄することがありますが、ゴミの削減や社会貢献に繋がるという観点から、 寄贈することとなり、この度、那覇市母子生活支援センターさくらへ 500 個のトイレットペーパーが送られました。取り換えられたトイレットペーパーは1個分の大きさまで巻き直し、衛生面にも配慮し、ビニールで個包装しています。今後は病院などにも定期的に寄贈し、この活動が少しでも地域の役に立てるよう努めていきます。

 

Magic Night 2023 WINTER

ホテル開業以来初となる、2023年の締めくくりにふさわしいスペ シャルイベントを開催します。沖縄出身で世界を代表するプロマジシャン「MASA MAGIC」による、五感を揺さぶる奇跡の Show Time が開かれます。ビュッフェ形式のお食事、ドリンクと共にお楽しみください。

<MASA MAGIC>

幼少期よりマジックに興味を持ち、将来マジシャンになることを決 意。高校卒業後、米国に留学し英語とマジックの腕を磨く。2016年に初挑戦したマジックの殿堂「マジックキャッスル」で審査員絶賛のトップ合格、2018年にはマジックキャッスルで開かれたテーブル マジックの大会で日本人初の優勝を果たしました。翌年も2度目の優勝を果たし、活躍の幅を世界にも広げています。

<Magic Night 2023 WINTER 詳細>

開催日: 2023 年 12 月 17 日(日曜日)
時間: 18:30~21:00
場所: ホテル コレクティブ2階 宴会場
料金: S 席 18,000 円 / A 席 14,000 円(ビュッフェ、フリードリンク込み)

 

1 年で一番特別な時期 レストラン&バー

イベントの多いこの季節、ホテル コレクティブのレストランで思い出に残る食体験を。

<オールデイダイニング>

*クリスマスディナー ビュッフェ*

オールデイダイニング La Plata・碧海庭のライブステーションでは、 ローストビーフをはじめ鴨胸肉のポワレや、ローストチキン、牛肉の しゃぶしゃぶ、100%ビーフときのこを使ったクリームパスタなどの 特別メニューをご用意。さらにとろっとろのラクレットチーズも食べ放題、スイーツコーナーもこの時期ならではのクリスマス限定デザートが彩ります。12/23、12/24 の2日間は、プロマジシャンが各テーブル を回り、ゲストの目の前でテーブルマジックを披露します。

実施期間: 12 月 22 日(金)~12 月 25 日(月) 時間: 17:30~21:30
料金: 大人 5,000 円 / 小学生 2,000 円

<バー&ラウンジ ディベルティード>

*お茶カクテル*

古くから人々の喉を潤し、心も癒してくれる身近な存在の「お茶」を使ったカクテルが登場しました。ディベルティードでは、数あるお茶の中 からジャスミンティーと台湾産高級ウーロン茶を使用したオリジナルカ クテルを3種類ご用意。茶葉の豊かな香りに包まれながら、台湾でも人 気が高いお茶カクテルで癒しの時間をお過ごしください。

茉莉花 ~ジャスミン~

ジャスミン茶葉のインフュージョンウォッカを使用し、シンプルに大人のカクテルに仕上げました。茶葉本来 の味わいと香をお楽しみください。

花香 ~はなかおる~

グラスに広がるローズと、ジャスミンの香りが楽しめるデザートカクテル。

台湾 ~トワイライト~

台湾の夕暮れ時をイメージ。台湾産高級ウーロン茶を贅沢に使用し、魅惑的なジンとライチの香りを加えるこ とで優しい甘さが引き立つカクテル。

 

実施期間: 2024年1月31日まで
時間: 17:30~23:30
料金: 各 1,500 円 * ハッピーアワー対象外

*クリスマスケーキ*

今年も特別な日を彩るクリスマスケーキを 2 種類ご用意しました。

 

 – ベリークリスマス Berry Christmas(5 号直径 15cm 限定 100 個)

しっとりとしたスポンジ生地になめらかなクリームとイチゴを贅沢に使用。家族、 友人とのクリスマスパーティーにぴったりなホールケーキ。

– リーヴル ド ノエル  Levre de Noël(18cm x 22cm 限定 10 個)

思い出を美しい本のページに詰め込み、感動的で思い出深いクリスマスになるようにと願いを込めてデザインしました。

 

特別な人と過ごす素晴らしい瞬間に輝きを添える、特別なケーキをお楽しみください。

販売期間: 12月22日(金)~12月25日(月)
料金: ベリークリスマス 4,800 円 / リーヴル ド ノエル 10,000 円

*苺のアフタヌーンティーセット*

一番人気、苺のアフタヌーンティーセットの再登場です。苺のショー トケーキや苺のエクレア、苺の塩チョコレートなど、苺好きにはたま らない苺づくしのメニューでお待ちしています。お飲み物はシンガポ ールのラグジュアリーティーブランド『TWG Tea』のティーセレクシ ョン(8種)よりお選びください。

実施期間: 12月1日(金)~2月29日(木) 時間: 13:00~17:00
料金: 2,500 円 / スパークリングワイン1杯付き 2,900 円

 

ホテル コレクティブの美らスポット

毎号ご紹介する撮影必須のスポット、今回はエレベーターホールを飾るアート作品をご紹介。

Vol.15 レジンアート

ホテル コレクティブでは各階のエレベーターホールに様々なアート作 品を展示しています。以前、5~13 階の各エレベーターホールに展示している沖縄を代表す る伝統的な染色技法の「琉球紅型」をご紹介しましたが、3階のエレ ベーターホールには、沖縄の美しい海の波 打ち際を表現したレジンアートを展示し ています。どこからともなく波の音が聞こえてきそうなほど、リアルで美しいコバルトブルーの海と白波模様。国際通りに居ながらも沖縄の海・夏を感じられる スポットの一つです。

2023年11月9日にアメリカのマイアミで開催された「第17回グローバル・ウェルネス・サミット(GWS)」に、チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートの会長兼CEOのクリップ・ロジャナスティンが出席し、世界中のウェルネス、旅行、ホスピタリティ業界の専門家が一堂に会する場で、チバソムのブランドビジョンについてスピーチを行いました。

クリップは、ウェルネスはサステナビリティと両輪で取り組まなければならないというチバソムの考えの方、そして、現在世界が直面する気候変動と私たち人間の健康という2つの課題に対処するために、迅速な変化が必要であること、さらに、この2つの課題の関係性について語りました。

これらの課題に対する危機感が、社会構造にウェルネスとサステナビリティを根付かせるためのチバソムの取り組みを加速させます。ズラル・ウェルネスリゾート by チバソムのファミリー向けプログラムは、家族が一緒にホリスティックなウェルネスライフスタイルを体験することにより、家族の絆を深めながら、一人ひとりがより良いライフスタイルを実践できるようサポートしています。また、予防医学と自然と調和したライフスタイルの重要性を、次世代に伝えることも目的としています。

GWSは、次世代のためにより良い世界を築くために、ウェルネス産業が担うべき役割について議論し、取り組みを強化するためのプラットフォームです。チバソムは、今年のサミットにおいて、変化を感じられるウェルネスへの取り組みを引き続き牽引していく決意を改めて表明しました

クリップは、「人間が引き起こしてしている気候変動は、水不足から、健康への脅威、海洋酸性化に至るまで、様々な問題につながっています。知らないうちに自然界に拡散されているマイクロプラスチックなどによる汚染は、海洋生物のみならず、生物の多様性、人間の健康にとっても脅威です。世界保健機関(WHO)のデータによると、世界人口のほぼすべて(99%)が、WHO の空気質ガイドラインの基準値を超えた、高濃度の汚染物質を含む空気を吸っています。また、崩壊した食料システムは、工業型の農業・畜産業に特権を与え、消費者を本来の食物連鎖から切り離しています。肥満と、肥満が引き起こす命にかかわる病気は、世界各地で記録的なレベルに達しています。世界肥満アトラス2023は、2020 年の時点で 肥満人口はすでに26 億人以上、2035 年までに 40 億人を超える可能性があることを指摘しています。2019 年に国連が発表した世界人口予測によると、人々の寿命は延びており、60歳以上の世界高齢者人口は、2050 年までに20億人を超えることが見込まれています。私たちの健康を守るために、環境を保護し、きれいに保ち、自然と調和した生活に戻らなければなりません。と、述べました。

さらに、「ウェルネスに関する知識と理解を深め、生涯にわたり継続できるよう、早期教育に組み込むことが非常に重要です。私たちの業界は、保護者や教育者と一緒に、多世代のウェルネス(ファミリーウェルネス)というコンセプトを定着させ、浸透させることに貢献できると信じています。 私たちは、経験と知識が豊富な専門家として、すべての年齢層の心身の健康に関する支援とガイドラインを提供することができます。そして、地方自治体による政策立案、教育機関とリソースへの財政的支援を行うことを後押しすることができます。 私たちは、社会が抱える慢性的な課題を解決するための役割が期待されており、業界の専門知識を広く共有することが求められています。行動を起こす時が来たのです。私たちの取り組みを世界と共有する時が来ました。」と、会場に集まったリーダーたちに呼びかけました。

クリップは、幼少時代からウェルネスライフスタイルを実践しています。彼の父である故ブーンチュ・ロジャナスティンが、タイを代表する保養地ホアヒンに創業したチバソムと共に育ちました。2007年に、変化を感じられるウェルネスプログラムで世界的に高く評価されている同ブランドをファミリービジネスとして引き継いだ後、“サステナブルウェルネス”という新しい概念を提唱し、ウェルネスブランドとしての世界的な地位をさらに高めました。

2022年には、中東カタールにズラル・ウェルネスリゾート by チバソムをオープンしました。カタール北部カソーマの美しい海岸に佇む当リゾートは、サステナブルウェルネスのコンセプトを全く新しいマーケットに向けて紹介します。世界で初めて現代的に再解釈したアラブ・イスラム伝統医学(TAIM)の施術と、ファミリーウェルネスのプログラムを提供する中東で最大級のウェルネス特化型リゾートです。

GWSは、年に1度、数兆ドル規模のウェルネス産業のリーダーたちが一堂に会する重要なサミットです。産業の未来を形作るために、世界トップレベルの代表者たちが集まり議論を行います。17 回目を迎えた今年のGWSには、旅行・ホスピタリティ業界の世界的な専門家から、スポーツとウェルネスのつながりを重視するエリートアスリート、最先端の長寿医療に取り組む研究者まで、講演者全員がサミット会場に出席し、ウェルネスエコノミーや未来のウェルネスの在り方について、幅広い視点から意見を交わしました。

プーケットを代表するラグジュアリーリゾート、トリサラに、地中海スタイルのレストランがオープンしました。

リゾートのプライベートビーチから見える三角形の島の名にちなんで「Waew(ワエオ)」と名付けられた新レストランは、風味豊かな南ヨーロッパ料理がコンセプトです。アンダマン海に浮かぶプーケットと地中海に面する南ヨーロッパは、リラックスしながらゆっくり過ごせるビーチリゾートという共通点を持ち、レストランの雰囲気と料理の相性もピッタリです。

美しいビーチのすぐそばに位置するワエオは、サステナビリティに配慮して調達した最高品質の食材を使用し、陽気で活気に満ちた地中海の食文化からインスピレーションを受けた創作料理を提供します。

食材のおいしさを生かしたグリル料理から薪オーブン焼きまで、さまざまな調理スタイルが、豊かな風味をさらに高めます。

希少価値の高い自然派ワインを含む幅広いワインも自慢です。アンダマン海の心地よい波の音を聞きながら、ゆっくりとランチやディナーをお楽しみください。

トリサラを所有し運営するモンタラ・ホスピタリティー・グループのCEO、キッティサック・パッタマセヴィ(通称キット)は、「私たちは、新しいオールデイダイニングレストランをトリサラのダイニング体験に加えたいと考えていました。南欧のヘルシーな食文化は、私たちが想い描いていたレストランのイーメージに相応しい新鮮なコンセプトでした。」と、述べています。

そして、「ゲストは、手つかずの自然が残る美しいプライベートビーチとその向こうに輝くアンダマン海を眺めながら、地中海料理を中心とした、南欧の伝統的な料理を再解釈した創作メニューをお召し上がりいただけます。」と、付け加えています。

屋内外の両方にダイニングエリアを備えたワエオは、地中海諸国のポルトガル、フランス、イタリア、レバノン、スペイン、ギリシャを巡る美食の旅へとゲストをお連れします。

メニューには、南仏プロヴァンス産のオリーブオイル、レモン、パセリを使用したイワシのグリル、飴色になるまでじっくり炒めた玉ねぎ、アンチョビ、黒オリーブ、タイムをのせてオーブンで焼いたピサラディエール(タルトの一種)、チェリートマト、バジルオイル、レモンの皮を盛り合わせたブッラータサラダ、チミチュリとカリフラワーのソースを添えたオーストラリア産燻製ラムのカツレツが含まれます。

特に、地元で獲れた最上級の海産物を使用したメニューは、ビーチフロントのレストランの雰囲気と合わさり、トリサラならではの食体験です。プーケット産ロブスターのハーブサラダとブールブランソース添え、海藻とフェンネルのアクセントが効いたアンダマン産の鯛の塩釜焼、タコの薪焼きロメスコソース添えなどをご用意しています。

また、シグネチャーレストランの「PRU(プル)」は、現在プーケットで唯一のミシュランの星付きレストランとしてその存在感を高めており、トリサラは、タイの食文化を牽引するリゾートとして広く認知されています。

モンタラ・ホスピタリティー・グループの食に対する先駆的な取り組みは、ウェルネスコミュニティ「Tri Vananda(トリバナンダ)」にも反映されています。当ウェルネスコミュニティは、プーケット北部の緑豊かな森の中に、1億8千2百万ドルかけて建設されました。コミュニティ内のレストラン「Jampa(ジャンパ)」は、廃棄物ゼロの取り組みと植物由来の食材のみを使用したプラントベースの料理が評価され、ミシュランのグリーンスターを獲得しています。

地元の生産者とのつながりを大切にしたサステナブルな調達を重視する「Dine Good, Do Good(良いものを食べて、良いことを行う。通称DGDG)」という企業理念は、全てのレストランで徹底されています。ワエオにおいても、できる限り、トリバナンダ内の16,000平方メートルの広さを有するオーガニック菜園「プル・ジャンパ」と地元の職人・生産者から調達しています。

キットは、「トリサラは、クリエイティブかつサステナブルな料理で高い評価を得てきました。新コンセプトのワエオが多くのゲストから支持され、トリサラの評価がさらに高まると確信しています。」と、新レストランへの期待を述べています。

タイ王国ホアヒンの美しいビーチフロントに位置する世界的なウェルネスデスティネーション、チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、「マングローブ生態系保護の国際デー」を記念し、マングローブの植林と、マングローブの保護活動を支援するチャリティーガラディナーを開催します。チバソムは、28年前の創業以来、サステナビリティ活動に取り組んでおり、マングローブの保護活動は15年以上にわたり継続的に実施しています。

UNESCOは、2015年、毎年7月26日をマングローブ生態系保護の国際デーに制定しました。消滅の危機に瀕する貴重なマングローブに対する意識を高め、持続可能な保護管理と活用の促進を目的としています。

マングローブは、沿岸生態系の維持に必要不可欠であることはもちろん、多様な海洋生物が身を守るためのシェルター、海岸浸食や浸水を防ぐための防壁、水質を改善する濾過装置として重要な役割も果たしています。しかし、海岸部の開発や土地利用の転換に伴い、過去半世紀で世界のマングローブは急減しました。

サステナビリティに対するチバソムの取り組みは、日々のオペレーションにとどまらず、ゲストが体験するウェルネスプログラムに取り入れたり、山岳民族の支援を含むコミュニティ活動を実施したりと、年々広がりを見せています。その中でも、ホアヒンの都市部に残る唯一のマングローブの森を保護する「クライラー・ニウェー」は、チバソムのサステナビリティ活動を象徴するプロジェクトです。

2007年にスタートした当プロジェクトにより、これまでに1,1000 本以上のマングローブが植林されたほか、自然の癒し効果を感じながらマングローブの森の中を散策できる、1キロメートルの高架式遊歩道が整備されています。

チバソムは、マングローブ生態系保護の国際デーの当日である2023年7月26日に、マングローブの苗木を植樹します。サステナブルな観光の振興を目的に今年1年を通して実施するキャンペーン「フレンズ・オブ・チバソム」と併せて実施し、キャンペーンのアンバサダーであるタイの有名な女優スクアン・ブラクル氏と、ミシュランシェフのダン・バーク氏が、チバソムのスタッフやリゾートのゲストと一緒に参加予定です。

そして同日の夜に、ダン・バーク氏と、チバソムのエグゼクティブ・シェフ、シンチャイ・スリーウィパーとのコラボによるチャリティディナーを開催します。ディナー参加者は、タイ湾を望むリゾート内レストラン「テイスト・オブ・サイアム」にて、8皿のウェルネスキュイジーヌをお楽しみいただけます。シェフたちが心をこめてご用意するメニューには、キングフィッシュとキャビアのアミューズブーシュ、ルート&トリュフ、キムチと味噌が添えられた柔らかオーストリア産ビーフ、白身魚のハタ、タイの伝統スナック「ミヤンカム」にインスパイアされたユニークなデザートなどが含まれ、チバソムの直営菜園で収穫された新鮮な有機野菜がふんだんに使用されます。

世界的に著名なシェフ・ダンは、シカゴのミシュラン2つ星や3つ星のレストランにて15年以上にわたり経験を積みました。そして、タイに戻った後オープンした「ケイデンス by ダン・バーク」は、ミシュラン1つ星レストランに選出されています。従来の味の組み合わせや国・地域の枠にとらわれず、多彩なテクニックで新鮮な食材を組み合わせて生み出される彼の料理は、“前衛的なアメリカ料理” という表現が最もふさわしいでしょう。

チバソムのシェフ・シンチャイのキャリアは、バンコクのロイヤルオーキッド・シェラトンホテルの奨学制度に選ばれた約 30 年前にスタートしました。オーストラリア、シンガポール、イギリスを含む世界各地で経験を積み、幅広い料理の知識と技術を身に付けました。2009 年にチバソムのチームに加わった後も、ヨルダンのハシェミット王室のパーソナルシェフとして 2 年間の出向を経験するなど国際的な実績を重ね、現在は、世界で最も高い評価を受けるウェルネスキュイジーヌの一つ、チバソムの厨房を率いています。

チャリティーガラディナーのチケットは、お一人様 THB 9,000 です。ワインペアリング付きのチケットは、THB 10,000です。チャリティーガラディナーの利益は、クライラー・ニウェーのマングローブ保護プロジェクトに全額寄付されます。

シックスセンシズは、2022年のサステナビリティに関する活動結果を発表しました。各プロパティから収集された定量的な数値は、シックスセンシズのホスピタリティ産業をリードするサステナビリティビジョンが、順調に進展していることを示しています。

サステナビリティビジョンの進捗状況

シックスセンシズ全体の積極的なサステナビリティ活動は、特に、電力と水の消費、絶滅危惧種の保護と生息地の保全、地域社会の活性化と文化遺産プロジェクトにおいて、ポジティブなインパクトを生み出しています。

地域社会や環境保護のための活動資金は、各プロパティの「Sustainability Fund(サステナビリティ基金)」がサポートしており、ゲストが支払う宿泊料金が基金の財源として貢献しています。シックスセンシズは、専用基金を活用した当仕組みにより、サステナビリティ分野において業界の先頭に立っています。

シックスセンシズのサステナビリティ担当副社長のジェフ・スミスは、2022年の実績について次のように述べています。「私たちは、NGO及び各地域コミュニティのパートナーと協力しながら、幅広い成果を達成できたことを大変誇りに思います。各プロパティは、目に見える大きなインパクトを生み出せるよう、各地域のニーズに則した独自のプロジェクトに取り組んでいます。私たちは、すべてのゲストと一緒に、これらのプロジェクトとパートナーシップを称えたいと思います。サステナビリティ活動の成果は、ゲストがホテルやリゾートに滞在され、継続的にサポーしていただくことによってのみ成し遂げることができます。」

<2022年サスティナブル活動の成果>

野生動物の保護と生息地の保全

ベトナムのシックスセンシズ コンダオでは、絶滅危惧種のアオウミガメの産卵地を保護するプロジェクトが進行中です。当プロジェクトの結果、6,929 匹の子ガメが海に向かいました。モルディブのシックスセンシズ ラームでは、115,000平方メートルの海草藻場 (サッカー場16個分の広さ)の保護活動を継続して実施しています。海草藻場は、魚類、エイ、サメ、アオウミガメを含む繊細な海洋生態系の維持に必要不可欠です。

海洋生物に加え、絶滅の危惧に瀕する陸生動物の保護にも取り組んでいます。ベトナムのシックスセンシズ ニンバンベイでは、153匹のラングール猿を“VIP住民”として保護しており、2022年には、42匹の赤ちゃんが生まれました。シックスセンシズ イビサでは、600匹の負傷したハリネズミを救助し必要なケアを行いました。ハリネズミは、ヨーロッパで急速に個体数を減らしています。ポルトガルのシックスセンシズ ドウロバレーは、ドンキーサンクチュアリと一緒に希少なミランダロバに関する保護活動を行っています。サンクチュアリでは、429頭のミランダロバの福祉を評価し、特別なケアを必要とする14頭を保護しました。

グループ全体として、合計23,391平方メートルに及ぶ生息地の保全と再生、そして、7種の絶滅危惧種と4種の絶滅寸前種の保護に取り組みました。

文化遺産の継承と発展

シックスセンシズ ジギーベイは、ゲストがオマーンのユニークな文化と伝統を体験することにより、さらなる発展につながる仕組みを確立しているほか、Dibba Women Association(ディバ女性支援協会)を通じて、地元の女性たちを支援しています。起業家精神あふれる彼女たちの事業が生み出す収益は、子供たちのための施設を含む地元のインフラ整備の資金にも使用されています。

20233にオープンしたシックスセンシズ ローマは、開業前から隣接するサンマルチェロアルコルソ教会の修復に取り組み、復元された教会の壮麗な外観がホテルの開業に合わせて披露されました。これは、当ホテル最初の文化遺産を守るプロジェクトです。このほか、ホテル内のアースラボの隣には、発掘調査で発見された貴重な4世紀の洗礼用の浴槽がガラス張りの床の下に展示されています。 

太陽光発電の活用

シックスセンシズ ニンバンベイは、2022年後半に、ベトナム初となるリゾート内太陽光発電所をオープンし、運用を開始しました。電力と温水の供給に加え、太陽光パネル下部の土地を活用し、オーガニック菜園「Solar FreshCuts(ソーラー・フレッシュカッツ)」を運営しています。丘の傾斜に沿って800枚の太陽光パネルが並べられ、野菜の成長に適した日射量と日陰を確保した農地が整備されています。

シックスセンシズ イビサは、再生可能エネルギーを自ら生み出し、2022年の実績として、CO₂の排出量を40%削減し、オリンピックサイズプールの10個分の節水を達成しました。

植林活動

シックスセンシズは、数千本にも上る植林を毎年実施するなど、創業以来、野生動物と人間の生存にとって重要な木々の保全と再生に取り組んできました。シックスセンシズ ニンバンベイでは、「Grow With Six Senses(自然の中で学ぶ情操教育プログラムを提供するキッズクラブ)」の一環として、果樹園で木を植えるアクティビティを開催しています。子供たちは、遊びを通じて、地球を大切にする方法を学ぶことができます。

シックスセンシズ フィジーでは、在来種の植林を進め、7,881平方メートルの野生動物の生息地を再生しました。沿岸部の防災機能を担い、海洋生物たちのシェルター(避難場所)を提供するマングローブの林を拡大するプロジェクトの一環として、600本のマングローブも植樹しました。

プラスチックフリー

シックスセンシズは、2022年末までにホテルとスパのオペレーションからプラスチックの使用を排除するという、非常に野心的な目標を意図的に掲げました。使い捨てのプラスチックや梱包用のプラスチックはもちろん、オペレーションのあらゆる面においてプラスチックフリーの可能性を追求しています(コンピューターからコンセントまで、すべての革新的なアイデアを検討し実践しています)。

シックスセンシズのプラスチックフリーに対する徹底した取り組みは、飲料水と炭酸水の容器をペットボトルからガラス瓶に切り替えたことから始まりました。再利用可能なガラス瓶を使用することにより、2022年には、170万本分ものペットボトルの使用を削減することが出来ました。このほか、自家栽培したアロエを原料に歯磨き粉を作ったり、竹や蔓を使用して鶏舎を建てたり、キッチンやバスルームで自然由来の容器を使用したり、サプライヤーに自然由来の包材を使用するよう協力を呼び掛けたりしています。シックスセンシズは、使い捨てプラスチックと新規プラスチック商品の使用を避けるためのイノベーションに引き続き取り組み、創造的なソリューションの導入を含め、プラスチックフリーに向けて1歩ずつ着実に歩みを進めます。

アースラボ

すべてのシックスセンシズのプロパティには、サステナブルな暮らしのヒントを提供する「アースラボ」が設置されています。アースラボでは、ゲストはもちろん、地元の方々も招いて、自然環境について理解を深めるためのワークショップを開催しています。サステナビリティ担当副社長のジェフ・スミスは、「シックスセンシズの各プロパティに設置されているアースラボに立ち寄ったり、ツアーに参加したりすることにより、サステナビリティについてより詳しく学んでいただけます。」と、アースラボへの訪問を勧めています。

アースラボでは、2022年の実績として、5,000kg以上のガラスと400kg以上の布やリネンを新しい製品にアップサイクルしました。また、ワックスを再利用し、4,300本のキャンドルも制作しました。

地域社会のより良い未来のために

地域社会への貢献活動は、各プロパティにて毎年継続されています。2022年の1年間だけでも、より良い教育の機会と技術研修を8,528人の学生に提供したほか、地域社会において113種類の仕事を創出しました(シックスセンシズのホテルでの雇用を除く)。地域社会にポジティブインパクトを生み出すイニシアチブには、9,590人の地域住民が参加しました。

スタッフが従事したボランティア活動は、合計4,900時間に上り、9,590人の地域住民に加え、19,403人のゲストも巻き込んだ様々なイベントを開催しました。活動の成果は、数字に表れています。各周辺地域の清掃活動で収集されたごみの合計は、33,9887kgにも達しました。シックスセンシズのイニシアチブにより、7,977人が改善された公共のごみ処理システムを、120,467人がきれいな飲み水を、17,545人がより良い医療を利用できるようになりました。

シックスセンシズ ローマは、歴史ある旧貴族の邸宅「パラッツォ・サルヴィアーティ・チェージ・メリーニ」を改装し、ローマ中心部に佇む安らぎのオアシスとして2023年3月16日にオープンしました。開業と同時に、隣接するサンマルチェロアルコルソ教会の修復も完了し、教会の壮麗な外観が披露されました。これは、開業前から取り組んできた当ホテル最初の文化遺産を守るプロジェクトです。総支配人のフランチェスカ・トッツィは、「約30年間故郷を離れていた後、このような素晴らしいプロジェクトのために戻ることができたことは大きな喜びです。私たちは、イタリア初となるシックスセンシズのアーバンホテルを開業できたことを、大変誇りに思います。シックスセンシズならではのひねりの効いた楽しさと、真のローマらしさを感じられる滞在をお届けできるよう努めてまいります。」と、述べています。

ローマらしい魅力が散りばめられたホテル

スイートを含む96室の客室は、伝統的な壁の仕上げ材Cocciopesto(コッチョペスト)から、地産のトラバーチン大理石まで、ローマの伝統を随所に感じていただける空間です。一部のスイートのテラスには、古代ローマのダイニングルームTriclinium(トリクリニウム)スタイルの大理石の長椅子が備えられています。デザイン要素として伝統を重視する一方、洗練された室内デザインに自然に溶けこむ最先端の設備が、高い快適性をお約束します。「睡眠」にもこだわっています。Sleep With Six Senses(快適な安眠環境を提供するシックスセンシズ式快眠プログラム)のスタンダードに則し、寝心地の良さを追求したハンドメイドの特注マットレス、綿布団、枕を完備するほか、安眠のためのアメニティも取り揃えています。中庭に面したクラシックな部屋から、コルソ通りやサンマルチェロアルコルソ教会側のスイート、1室1室異なるデザインが施された3室のシグネチャースイートまで、12タイプの客室は、ローマの最も賑わう中心地にありながら、観光で忙しい一日を過ごした後、ゆっくり疲れを癒していただける穏やかで上質な時間が流れています。

Eat With Six Senses(天然由来で地元での持続可能な栽培法による食材を用いたシックスセンシズ流の食体験)を体現する、オールデイダイニング「BIVIUM レストラン・カフェ・バー」と屋上テラスの「NOTOS ルーフトップ」の2軒のレストランでは、ローマを中心としたイタリアの食文化を存分にお楽しみいただけます。ローマ帝国にヒントを得た5皿のシェフおまかせコースのほか、エクゼクティブシェフの出身地であるシチリアの名物料理のテイストがアクセントに効いた、モダンイタリアンもお召し上がりいただけます。肉や魚料理はもちろん、植物由来の食材のみを使用したヴィーガンメニュー、伝統的なスイーツもご用意しています。地元の農家やサプライヤーから調達した旬の食材の斬新な使い方にも、シックスセンシズ流の食体験の精神が反映されています。

歴史とサステナビリティ

華麗なパラッツォ(邸宅)を象徴する外観、大理石の中央階段、芸術的な天窓や玄関の飾り柱など、建築された当時の趣を復元したシックスセンシズ ローマは、ゲストを中世ローマの魅惑の世界に引き込みます。1900年代初頭の発掘調査で発見された4世紀の大きな洗礼用の浴槽は、BIVIUM レストラン・カフェ・バーのガラス張りの床の下に展示されています。サステナビリティ(持続可能性)に配慮しながら、古典的な要素と現代的な要素を巧みに調和させたインテリアデザインは、建築家のパトリシア・ウルキオラ氏が手がけました。ホテルの正面玄関から屋上まで緑豊かな植栽が美しく配され、アーバンホテルに居ながらにして自然とのつながりを感じていただけます。

ローマの歴史と伝統に深い敬意を払う当ホテルのマスコットキャラクターは、ローマ建国神話に登場するAurelia the She-Wolf(雌オオカミ)に決定しました。伝説上、ローマを建設した双子の兄弟Romulus(ロムルス)とRemus(レムス)を育てたと言われています。

また、ホテルが取り組むサステナビリティ活動について紹介するアースラボでは、ゲストと対話しながら進めるトーク(講演)と、実際に手を動かして体験するワークショップにより理解を深めていただけます。

ローマの浴場文化を取り入れた先駆的なスパ

ウェルネスのサンクチュアリ、シックスセンシズ スパは、包括的なアプローチで心身の健康増進を図る非日常体験を提供します。古代ローマの浴場を再現したcalidarium(高温浴室)、tepidarium(微温浴室)、frigidarium(冷室)の3種類の浴室を回る60分の入浴コースは、社交の場でもあった当時の雰囲気を味わえる体験です。現代的にアレンジした温冷浴法が、炎症の緩和と筋肉疲労の回復を促します。

このほか、ハイテク技術を活用したセラピーと、感性と温もりを大切にしたローテクのセラピーの両方を取り揃え、専門家チームがウェルネスへの旅をサポートします。幅広いメニューには、ゲスト1人ひとりの肌に合わせた結果重視のフェイシャル、シグネチャーボディマッサージ、ボディコクーン(ボディスクラブからミニフェイシャルまでのトータルコース)、ハイテク技術によるバイオハッキング、サウンドセラピー、呼吸セラピーが含まれます。トリートメントは、高い専門技術を有するセラピストが、高級スパブランドのビオロジックルシェルシュ、シード・トゥ・スキン、オーガニックファーマシー、サトルエナジーのプロダクトを用いて施術します。ハーブが癒し効果を高めるハマム(スチームサウナ)や、香り豊かな天然由来のスパ製品の材料に触れられるアルケミーバーも備えています。

社会や環境にポジティブなインパクトを生み出す投資

この度の歴史的な邸宅の再生プロジェクトは、オリオン・キャピタル・マネージャーズ社が出資する、オリオン・ヨーロピアン・リアルエステート・ファンドVが、プリンシパルインベスターとして投資しています。オリオン・キャピタル・マネージャーズ社のパートナー兼マネージングディレクターのRami Badr(ラミ・バドル)氏は、「不動産プライベート・エクイティ会社である当社は、ヨーロッパ中に所在するオリオンファンドの優良なサステナブル不動産の代理人として、戦略的な保有と開発を重点的に行っています。この度、パラッツォ・サルヴィアーティ・チェージ・メリーニが、ローマが誇るホスピタリティの新たなランドマークとして再生され、開業を迎えられたことを大変誇りに思います。ホテルオペレーターのシックスセンシズ、総合建設業者のCDS、不動産開発マネージャーのStarching、建築家のパトリシア・ウルキオラ氏からなる素晴らしいチームを編成することにより、プロジェクトを完成させることができました。」と、述べています。

オリオン・キャピタル・マネージャーズ社のパートナー兼インベストメントディレクターのCorrado Trabacchi(コラード・トラバッキ)氏は、「15世紀の素晴らしい歴史的建造物を現代に蘇らせ、新しい命を吹き込むため、残されている文献を通じてその歴史を紐解き、モダンなアレンジを加えながら非常に高度な改修工事が行われました。この度のプロジェクトは、都市の再生、価値の創造、ESGへの取組みの3つを重視する私たちの投資哲学をまさに体現しています。」と、付け加えています。

タイ王国屈指の保養地であるホアヒンに位置し、より良いライフスタイルへと変革をもたらすウェルネスデスティネーションとして世界的に高い評価を受けるチバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、同地域唯一のマングローブの森「クライラー・ニウェー」の保護活動を支援するために、2022年12月12日にチャリティーガラディナーを開催します。

チバソムは、約30年の歴史を通じて、サステナビリティへの取り組みを強化してきました。ゲストに提供するウェルネスプログラムや日々のオペレーションにサステナビリティの視点を取り入れることはもちろん、地元コミュニティを支援する活動など、対象範囲や内容を拡大しています。その中でも、「クライラー・ニウェー・マングローブ生態系保護プロジェクト」は、チバソムのサステナビリティに対するコミットメントを象徴する活動です。これまで植樹したマングローブの苗木数は1,0000 本を超え、自然の癒し効果を感じながら散策を楽しめる 1 キロメートルの高架式遊歩道も整備しました。

12月12日に開催されるチャリティーガラディナーでは、バンコクの創作料理レストラン「Cadence(ケイデンス)」のミシュランスターシェフ、ダン・バーク氏と、チバソムのエグゼクティブ・シェフ、シンチャイ・スリーウィパーとのコラボによる8皿のウェルネスキュイジーヌをご堪能いただけます。ディナーは、「オーキッドラウンジ」でのレセプションから始まり、ゲストは、美味しいモクテル(ノンアルコールカクテル)を楽しんだ後、ビーチフロントのレストラン「テイスト・オブ・サイアム」へと案内されます。シェフたちがこの日のために考案し、心をこめてご用意するメニューには、キングフィッシュとキャビアのアミューズブーシュ、キムチと味噌が添えられた柔らか和牛、タイの伝統スナック「ミヤンカム」にインスパイアされたユニークなデザートなどが含まれ、チバソムの直営菜園で収穫された新鮮な有機野菜がふんだんに使用されます。

ケイデンスのオーナでもあるシェフ・ダンは、エネルギッシュなシカゴでキャリアをスタートしました。ミシュラン2つ星の「アベニューズ」と3つ星の「グレース」にて経験を積み、ファインダイニングの芸術性と技術を身に付けました。そして、2015年にタイに戻り、「アップステアーズ・アット・ミッケラー」をオープンしました。2018年と2019年には、2年連続ミシュランの1つ星を獲得しています。さらに、2020年に「ケイデンス by ダン・バーク」をオープンし、繊細な風味を組み合わせた絶妙なバランスと素晴らしいダイニング体験が高い評価を受け、オープンした翌年の2021年には、早くもミシュランの1つ星レストランに選出されました。従来の味の組み合わせや国・地域の枠にとらわれず、多彩なテクニックで新鮮な食材を組み合わせて生み出されるシェフ・ダンの料理は、 “前衛的なアメリカ料理” という表現が最もふさわしいでしょう。

シェフ・ダンは、2回目となるコラボ企画について、次のように述べています。「2019年のチャリティーディナーに続き、ホアヒンのマングローブ林の保全を目的としたこの重要なイベントに参加することができて大変光栄です。シェフ・シンチャイが率いるチバソムのチームは、ゲストのウェルビーイングを常に考え、創造性と革新性に富んでいながら親しみやすいウェルネスキュイジーヌを提供しており、彼らと再びコラボできることを大変嬉しく思います。」

もう一人のシェフ、チバソムのシェフ・シンチャイのキャリアは、バンコクのロイヤルオーキッド・シェラトンホテルの奨学制度に選ばれた約30年前にスタートしました。オーストラリア、シンガポール、イギリスを含む世界各地で経験を積み、幅広い料理の知識と技術を身に付けました。2009年にチバソムのチームに加わった後も、ヨルダンのハシェミット王室のパーソナルシェフとして2年間の出向を経験するなど国際的な実績を重ね、現在は、世界で最も高い評価を受けるウェルネスキュイジーヌの一つ、チバソムの厨房を率いています。

シェフ・シンチャイは、2人のシェフが生み出す相乗効果と共通する情熱について、次のように述べています。「シェフ・ダンは、才能あるシェフであり、再びコラボできることを大変嬉しく思います。私たちは、サステナビリティを重視する価値観と最良のゲスト体験を提供する熱意を共有しており、ゲストにとって素晴らしい夜をお届けします。」

ガラディナーに出席されたゲストは、翌日12月13日の朝に催行される、クライラー・ニウェーへの訪問に無料でご参加いただけます。マングローブの森が生み出す自然のサンクチュアリの中を散策しながら丘の中腹へ向かい、専門講師による瞑想セッションをお楽しみいただけます。

チャリティーガラディナーのチケットは、お一人様THB 10,000です。別途THB 2,000で、ワインペアリングもお楽しみいただけます。チャリティーガラディナーの利益は、クライラー・ニウェー・マングローブ生態系保護プロジェクトに全額寄付されます。

 

タイ王国ホアヒンに位置する世界的なウェルネスデスティネーション、チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、チャリティーディナーから、ロックンロールをテーマにしたニューイヤーパーティーまで、サステナビリティに配慮しながら、12月のホリデーシーズンを盛大にお祝いする様々な企画を開催します。

12月12日:ホリデーシーズン企画第1弾として、バンコクの創作料理レストラン「Cadence(ケイデンス)」のミシュランスターシェフ、ダン・バーク氏を再びリゾートに迎え、チバソムのエグゼクティブ・シェフ、シンチャイ・スリーウィパーとのコラボによるチャリティーガラディナーを開催します。チバソムの代名詞である栄養豊富な美味しいウェルネスキュイジーヌのコンセプトを基に、地産の最上級食材を使用し、両シェフの卓越した料理テクニックで創り上げられる8皿のディナーコースは、忘れられないガストロノミー体験となることでしょう。

チャリティーガラディナーの収益は、「クライラー・ニウェー・マングローブ生態系保護プロジェクト」に寄付されます。ホアヒンに唯一残るマングローブの森の保全に取り組む当プロジェクトは、チバソムの会長兼CEOのクリップ・ロジャナスティンが会長を務める「ホアヒン保護活動グループ」が中心となり推進しています。2007年に開始し現在も継続されている植林活動を通して、これまでに1,1000本のマングローブの苗木が植樹されたほか、自然のヒーリング効果を感じながら散策を楽しめる1 キロメートルの高架式遊歩道も整備されています。

12月24日:ビーチフロントのレストラン「テイスト・オブ・サイアム」にて、クリスマスバーベキューを開催します。山岳民族の子供たちによるクリスマスキャロルが、バーベキューに華を添えます。翌日は、クリスマスを祝う特別ブランチをお楽しみください。

12月31日: 50 年代のロックンロールをテーマにしたニューイヤーパーティーで、新年の訪れをお祝いします。パーティーは、「オーキッドラウンジ」の中庭での美味しいカクテルから始まり、プールサイドでの豪華でありながらヘルシーなディナーへと続き、生演奏に加え、コスチュームコンテストや似顔絵制作、卯年に因んだ吹きガラス体験などの楽しいアクティビティが、一年の締めくくりに相応しい華やかなひとときを盛り上げます。ワークショップで制作されたガラスのウサギは、お持ち帰りいただけます。新年を迎えた翌日の朝は、2022年を無事に終えることが出来た感謝と、新年の平穏無事などを祈願するために地元の僧侶に施しを行います。

ウェルネスなライフスタイルをサポートする商品を取り揃えたチバソムのオンラインブティックでは、クリスマスのプレゼントに最適なギフトセットをご用意しています。特に、化学物質を使用せずに作られたケミカルフリーのタイチ・パジャマと安眠スプレーのセットがお勧めです。

チャリティーガラディナーは、お一人様THB 10,000、クリスマスバーベキューは、お一人様THB 2,500++、大晦日のニューイヤーパーティーは、お一人様THB 15,000++です。