世界最高峰クラスのラグジュアリー・ホテル、ザ・ドーチェスターの大改装第1フェーズが完了し、3つのダイニングとバーが新装オープンしました。

ヴェスパー・バー

2023 年1月23日、世界的に有名なデザイナー、マーティン・ブラドニツキによって設計された新しいカクテルの聖地、ヴェスパー・バーがオープンしました。 ヴェスパー・バーという名前は、ドーチェスターとジェームズ・ボンドとの長年にわたる多くのつながりに因んでいます。 ヴェスパー・マティーニを発明した原作者のイアン・フレミングは、1940年代から 1964年に亡くなるまでの生涯を通じて当ホテルに滞在していました。 彼の45歳の誕生日もザ・ドーチェスターのスイートで迎えています。60年代から70年代にかけて、ジェームズ・ボンド映画の制作会社 EONは当ホテルにオフィスを構え、何十年にもわたり、同シリーズのプロモーションイベントをザ・ドーチェスターで開催してきました。6人のジェームズ・ボンド全員、14人のボンドガール、4人の エム(M)、さらに9人のボンドの敵役がホテルのゲストとして滞在しています。

ヴェスパー・バーでは、映画スターの様なルックスで、才能溢れるバーテンダーがゲストをお迎えします。カクテル メニューには、受賞歴に輝くヘッドバーテンダーのルシア・モンタネッリがキュレーションした、時代を超越したカクテルとシグネチャーカクテルの両方を提供しています。 シグネチャーカクテルは、ロビーに飾られたソフィー・コリンドンの新しいアートワークにインスパイアされた「ザ・ギルディド・スリー」(The Gilded Three)、リベラーチェのステージネームでもあった、バスターキーズ(Busterkeys)や、当ホテルで最も愛されたゲストの 1人であるエリザベス・テイラー (エリザベス テイラーは生涯を通じて37回当ホテルに滞在し、ハーレクイン・スイートのバスルームで「クレオパトラ」の契約書に署名しました) に敬意を表した、ベッシー・メイ(Bessie Mae) などです。

またバーにはファッション写真業界に多大なる影響を与えたセシル・ビートンと当ホテルとの長年にわたる繋がりに因み、彼の一連の作品が飾られています。ビートンの原画と有名人の写真の一部は、ビートンと当時のエネルギーの両方に触発されたロージー・エマーソンなどの現代アーティストの作品と組み合わされています。グラス・オブ・ファッション(Glass of Fashion) カクテルは、彼の最も有名な本の名前に由来しています。

新装されたインテリアは、礼儀作法がまだ重要でありながら騒乱の時代でもあった1930年代のスピリットとエレガンスにインスパイアされています。 新しいレイアウトにより、専用のパークレーン側のエントランスと、ハイドパークの景色を望む屋外テラスが加わりました。30年代のパラジウム箔(リーフ)の天井など、華やかなデザインがバー全体に広がり、夜のマティーニアワーに移行する際には温かみを生み出しています。 バーの上部の個室エリアは、雰囲気を損なうことなく、ワンランク上のプライベート空間を提供します。

 

ザ・プロムナード

ロビーの先の豪華なダイニング、ザ・プロムナードが、高い評価を得ているデザイナー、ピエール・イヴ・ロションによる完全な変革と、業界で最も熟練した料理人の一人、料理ディレクターのマーティン・ネイルが監督する新しいモダンな英国料理のメニューとともに戻ってきました。

ザ・プロムナードは、時代を超越したザ・ドーチェスターの新しいロビーに足を踏み入れた瞬間からゲストの想像力をかき立てます。 ピエール・イヴ・ロションによるインテリアは、ホテルの魅力的な奇抜さを包み込みながら、英国の風景にインスパイアされた新鮮な色の調和をもたらします。 空間の奥行きに沿って印象的な柱が並び、繊細な白と柔らかなセージグリーンの天井は、金箔のアクセントで仕上げられています。

英国のアーティストによる現代アートのオリジナルコレクションが、プロムナード全体で公開されます。 ユニークで個性的な作品はすべて、自然に対する新しい見方を提供し、完璧にキュレーションされ、イングリッシュ ガーデンを散歩しているような感覚を呼び起こすように作られています。調度品は、ダークオーク材のテーブルの周りにきちんと配置された青いソファと、香ばしい黄色と濃いピンクの椅子で空間のドラマを完成させます。

ザ・グリルのモダンなブリティッシュメニューからミシュラン3つ星のアラン ・デュカスのフランス料理、チャイナ・タンの有名な広東料理まで、並外れた美食に囲まれたザ・プロムナードが、常にお客様をお迎えするドーチェスターのセンターに戻ってきました。

 

アーティスト・バー

アーティスト・バーは、シャンパン、シーフード、エンターテイメントの楽しい夜を満喫する魅力的で光り輝くエリアです。 インテリアは、オリジナルデザインのラリッククリスタルと、細心の注意を払って復元された “世界が恋したピアニスト” リベラーチェの伝説的なミラーピアノが輝いています。 特注のワゴンでテーブルサイドにてサーブされるカクテルは、劇場を彷彿とさせ、壁を飾るアートワークのコレクションを反映します。バーに展示される英国で活動するアーティストによるオリジナルのアートワーク コレクションは、独自の個性を持ち、さまざまな技法を組み合わせた作品で、ホテルに関連する著名人を描写しています。コレクションのハイライトには、エリザベス女王2世の郵便切手にインスピレーションを得たアン・キャリントンの作品が含まれます。この作品は、手作業で丹念に縫い付けられたマザー・オブ・パール・ボタンのみを使用し、晩年のエリザベス女王の大きなシルエットを作り出しています。 バーの反対側の作品は、ユアン・イーソンがドーチェスターを中心に、全体を金箔でレンダリングした、ロンドンのハイドパーク地区の航空写真都市地図を作成したものです。

アーティスト・バーで提供される6つのシグネチャー カクテルは、各作品にちなんで名付けられており、カクテルの材料は、各アーティストが作品を作成するために使用したリファレンスと影響を反映しています。

プロムナードの端に位置するアーティスト・バーのインテリアも、ピエール・イヴ・ロションがてがけました。 ゲストが到着した瞬間から、このバーの長さに沿って印象的な柱が並ぶドラマチックな鏡張りの天井に魅了されるでしょう。パステルブルーの座席がバーに沿って点在し、壮大なクリスタルのシャンデリアを囲み、特徴的な模様のカーペットが足元で渦巻いています。

1931年以来、ロンドンの中心部で、ハイドパークに隣接という絶好のロケーションにあるザ・ドーチェスターは、メイフェアに高くそびえ立ちます。ザ・ドーチェスターの改装計画は、最初に 1 階の新しいインテリアを公開し、2023年3月には客室とスイートへ続きます。

2022年3月ドーチェスター・コレクションは、故エリザベス・テイラーの生誕90周年を記念し、ハウス・オブ・テイラーとパートナーシップを締結したことを発表しました。

伝説的な大女優であり、社会活動家としても知られたデイム・エリザベス・テイラーは、ザ・ドーチェスタービバリーヒルズ・ホテルの常連客でした。英国出身でハリウッドの黄金時代を築いた往年の大スターは、生涯にわたりドーチェスター・コレクションを特別な日を祝う場所として愛用しました。

女優として60年にもわたるキャリアを築いたテイラーは、アカデミー主演女優賞に5回ノミネートされ、その内『バターフィールド8』と『バージニア・ウルフなんかこわくない』で2回同賞を獲得しました。特に、『バージニア・ウルフなんかこわくない』では、英国アカデミー(BAFTA)の主演女優賞、ニューヨーク映画批評家協会賞の主演女優賞など、数多くの賞を総なめにしました。

映画のみならずドラマや舞台でも高い評価を受け、1960年のドラマ『去年の夏突然に』でゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞し、1981年にリリアン・ヘルマンの『ザ・リトル・フォックス』のリバイバル作品で、トニー賞演劇主演女優賞にノミネートされました。さらに、ゴールデングローブ賞のセシル・B・デミル賞、全米映画俳優組合功労賞、BAFTAフェローシップ、ケネディ・センター名誉賞など、多数の功労賞も授与されています。

彼女は、HIV/AIDSに対して熱心に取り組む社会活動家でもありました。1985年、「米国エイズ研究財団」(amfAR)に共同設立者として参画し、1991年、「エリザベス・テイラーAIDS基金」を設立しました。これらの取り組みが高く評価され、1987年にフランスのレジオン・ドヌール勲章、1993年にアカデミー賞のジーン・ハーショルト友愛賞、2000年にGLAADヴァンガード賞、2001年にアメリカの大統領市民メダルが贈られています。

ドーチェスター・コレクションは、デイム・エリザベス・テイラーの女優、実業家、HIV/AIDS活動家としての比類のない功績に敬意を表し、彼女が最も愛した2室のスイートを、彼女の名を冠した名称に改名しました。ザ・ドーチェスターのハーレクイン・スイートは「エリザベス・テイラー・ハーレクイン・スイート」、ビバリーヒルズ・ホテルのバンガロー5は「エリザベス・テイラー・バンガロー5」となり、テイラーの世界観に触れられる特別なスイートステイをゲストに提供します。

彼女がザ・ドーチェスターに初めて宿泊したのは、17歳の時でした。その後生涯を通じてイギリスの常宿として愛用しました。中でもペントハウスのハーレクイン・スイートがお気に入りで、彼女の“第二の家”になりました。20世紀FOXと『クレオパトラ』の出演交渉を行い、ハリウッド女優史上初となる100万ドル以上の出演料を獲得した時も同スイートに宿泊していました。そして、1960年代と1970年代は、クレオパトラの撮影で出会い結ばれたリチャード・バートンと一緒に頻繁に利用しました。2000年、バッキンガム宮殿にてエリザベス女王から大英帝国勲章デイムコマンダーを授与された時の宿泊場所も、ザ・ドーチェスターでした。

同じようにビバリーヒルズ・ホテルも、彼女の人生とつながりの深いホテルでした。それは、家族でカリフォルニアに移住した子供の頃にまで遡ります。父のフランシスが、同ホテルのショッピング街にギャラリーを経営していたため、彼女はしばしばホテルを訪れていました。フランシスは、彼女に芸術の魅力を教えました。そして、「ピンクの宮殿」の愛称でも知られる同ホテルの有名なバンガローは、多くの恋愛と結婚を重ねた彼女のハネムーン先として幾度も選ばれました。“自分を甘やかす日”には、ホテル内のアイコニックなバー「ポロラウンジ」で、フライドチキンとグレイビーソースがたっぷりかかったマッシュポテトを注文しました。本メニューは今でも提供されています。『バターフィールド8』でアカデミー主演女優賞を受賞した時を含め、彼女は華やかな人生の節目を同ホテルで祝いました。彼女が亡くなった2011年、彼女の家族は、彼女を偲ぶプライベートな集いをバンガロー5で主催しました。

エリザベス・テイラー・ハーレクイン・スイートまたはエリザベス・テイラー・バンガロー5を予約されたゲストは、“より優しく、勇敢で、美しい世界”をめざした彼女の世界観に浸ることができます。写真集『My Love Affair with Jewelry』(エリザベス・テイラー著:わたしの宝飾品との情事)と、オークションハウス「クリスティーズ」の2011年カタログ『ザ・コレクション・オブ・エリザベス・テイラー:ザ・レジェンダリージュエリー』をスイート内でお楽しみいただけます。

ドーチェスター・コレクションのCCEO(チーフ・カスタマー・エクスペリエンス・オフィサー)のヘレン・スミスは、「豊かな歴史に彩られたドーチェスター・コレクションは、美しいプロパティとゲストが織りなす時代を越えた数々の物語で溢れています。この度ハウス・オブ・テイラーとのパートナーシップを発表し、ハリウッドの大スターであり、HIV/AIDS活動家としても大きな功績を残されたデイム・エリザベス・テイラーに敬意を表すことができ、大変喜ばしく思います。私たちのプロパティは、世界の歴史に名を刻む著名な方々に“第二の家”としてご利用いただいています。エリザベス・テイラーに因んで名付けられたスイートには、彼女の精神が今も息づいています。」と、コメントしています。

ハウス・オブ・テイラーは、「私たちは、ドーチェスター・コレクションとオフィシャルパートナーとなり、エリザベスがお気に入りだった2室のスイーツに彼女の名を付けることができ、大変嬉しく思います。ドーチェスター・コレクションのチームは、エリザベス・テイラーと彼女のレガシーを称え、彼女が常宿として利用した同コレクションでの思い出を大切にしてくれています。ザ・ドーチェスターとビバリーヒルズ・ホテルのゲストが、エリザベスの世界に触れ、彼女が愛したスイートでの滞在を楽しんでいただけることに、興奮を隠しきれません。」と、コメントしています。