食事はリラックスして、友達や家族と一緒に楽しむ時間です。おうち時間が定着し、「美味しいおうちゴハン」も増えた一方、家呑みが習慣化され、時間があるが故に飲み過ぎてしまい、ホームパーティーでは、日頃の健康的な食習慣を忘れてしまうことも。この楽しい時間を、健康に過ごすことができるヒントをアドバイスします。

 

消化管には何十億ものバクテリアがいて、これらのバクテリアは腸から脳にメッセージを運ぶ神経伝達物質の生産に役立ちます。セロトニンとドーパミンは神経伝達物質の代表であり、どちらも睡眠、食欲、衝動制御など精神に良い影響を与えます。セロトニンの上昇は、気分を高め、逆にセロトニンとドーパミンの不足は、気分の落ち込みや鬱につながる可能性があります。

健康的な食品は腸内の善玉菌を増殖させ、神経伝達物質の生成にプラスの効果をもたらします。一方、甘いおやつやジャンクフードの取りすぎや、アルコールの飲み過ぎは腸内炎症を起こす可能性があり、気分を高める神経伝達物質の生成が困難になります。

気分を良くする神経伝達学物質を強化しながら、おいしいパーティーフードを楽しむために役立つ主要な栄養素と食品をご紹介します。

  1. 発酵食品

プロバイオティクスは腸内で成長する健康なバクテリアをサポートする生き物です。この健康なバクテリアの増加に伴い、神経伝達物質の生成が促され、最終的に脳内のセロトニンの生成が改善されます。ヨーグルト、味噌、テンペ、ザワークラウト、キムチ、ケフィア、コンブチャなどがあります。

プレバイオティクスは、有益な腸内細菌に栄養を与えて繁殖させるのに役立つプロバイオティクスに不可欠で、プレバイオティクスは、オオバコ、豆、レンズ豆、全粒穀物、キクイモなど、食物繊維と難消化性デンプンが豊富な多くの食品に自然に含まれています。

  1. 脂質の多い魚

脂質の多い魚はオメガ3とビタミンDを多く含みます。オメガ3は、血流の改善やコレステロール値の低下に加え、記憶力を向上させ、気分を改善し、セロトニン放出を促進する役割も果たします。ビタミンDは細胞のシグナル伝達と脳の発達に重要な役割を果たしています。

  1. ナッツと種子

ナッツと種子は、植物由来のタンパク質、健康的な脂肪、ミネラル、繊維が含まれています。繊維は炭水化物の消化と吸収を遅らせる効果があり、砂糖の血中への放出スピードを抑えます。エネルギーレベルが安定すると、神経過敏や気分のむらを抑える効果があります。またナッツは、セロトニン生成の前駆体、アミノ酸のトリプトファンを含みます。

  1. ダークチョコレート

ダークチョコレートには健康に良いフラボノイドが豊富に含まれており、脳への血流を促進し、炎症を軽減し、脳全体の健康を促進します。またフラボノイドは脳で使用される化学物質であるドーパミンをノルエピネフリンに変換するのに役立ちます。これは、警戒心の上昇と気分の高揚に関連しています。ダークチョコレートは、気持ちを落ち着かせる化合物も放出します。ただしダークチョコレートには糖度が高いものがあることに注意し、少なくともカカオ含有75%をお勧めします。

これらの材料からチョイスしてパーティーやおうちゴハンためのメニューを考えましょう!

By Chiva-Som Health & Wellness Advisor

オメガ3とビタミンDたっぷり チバソムのトムソム レシピ

材料:1人分

ホワイトペッパー 12粒、レモングラス(刻む)1本、コリアンダーの根 1束、エシャロット(刻む) 4個、

ベジタブルストック750ml、生姜 5片(スライス)、スズキやハタなどの魚 30g、チコリー(縦半分) 2個、

味噌 大さじ2、タマリンドサイダー 大さじ2、飾り用 生姜・エシャロット・赤唐辛子

作り方:

  1. すり鉢でホワイトペッパー、レモングラス、コリアンダーの根、エシャロットを細かくすりつぶしペースト状にする
  2. フライパンに1を入れ中火で香りが出るまで炒める
  3. ベジタブルストックと生姜を加え沸騰させる、沸騰後弱火で10分煮る
  4. 魚とチコリーを加えさらに10分煮る
  5. 味噌とタマリンドサイダーで味付けする
  6. 器にスープと一緒に盛り生姜、エシャロット、赤唐辛子を飾る

世界中のラグジュアリーリゾートのレストランで提供されているレシピをご紹介!健康面にアプローチするレシピから、現地の味を楽しめるレシピまで、ぜひご自宅でお試しください。

今回も前回に引き続き世界有数のデスティネーションスパ「チバソム」より健康で簡単なタイ料理ご紹介します。ポメロ(文旦)を使ったサッパリレシピをぜひお試しください。

<ヤムソムオー(タイのポメロサラダ)

〜材料〜(1人分)

  • 文旦の果肉             60g
  • トマト                     10g(種を取りサイコロ状に)
  • エシャロット         10g(スライス)
  • レモングラス          8g(斜めに切る)
  • スプラウト             0.5g
  • 食用花                     0.5g
  • 分葱                          2g(細長く切る)
  • フライドオニオン 1g
  • 砕いたアーモンド 3g
  • ドレッシング          10g
<ドレッシングの材料>
  • パームシュガー 500g
  • 醤油                      700g(グルテンフリーがおすすめ)
  • ライム果汁         400g
  • チリペースト     15g

〜作り方〜

↓動画にてご説明↓

 

<チバソム>

タイ、バンコクから車で3時間のリゾート地ホアヒンにある世界有数のデスティネーションスパ「チバソム・インターナショナル・ヘルスリゾート」は創業以来26年に渡りウェルネスリゾートのパイオニアとして数々の受賞歴に輝いています。新型コロナウィルス感染症の蔓延で海外渡航が困難な現在は、オンラインを通じて体験型のウェルネスサービスやデジタルコンテンツを発信しています。2021年には、姉妹プロパティ「ズラル・ウェルネスリゾートbyチバソム」がカタールにオープン予定。

26周年チバソムアニバーサリー動画はこちら

全室ヴィラ、プライベートプール付きの隠れ家リゾート。いまでは良く聞くどころか、ラグジュアリーリゾートの基本条件かも?とすら思えますが、2014年にトリサラがオープンした時は画期的でした。しかもメインの部屋タイプ、オーシャンビュー・プールヴィラは240㎡という広さで、まさに究極のラグジュアリーリゾートの誕生でした。さらに付け加えると、トリサラのヴィラは全室オーシャンビュー、これはなかなか実現出来ないチャレンジ項目です。そして、プライベートビーチの存在。タイの浜は個人所有できないので、有名リゾートといえどもビーチにはノンゲストが入ることを禁ずることができません。トリサラの立地が外からの進入が不可能にしており、トリサラのビーチは完全プライベートなのです。

アマン第一号、アマンプリの総支配人を皮切りに、エイドリアン・ゼッカ氏の右腕として10軒ほどのアマンのオープンに携わったのちに独立して、理想のリゾート「トリサラ」を創り上げたアンソニー・ラーク。彼が語るラグジュアリーの定義は「スペース、プライバシー、そしてビスポーク(テイラーメイド体験)」でした。ヴィラの広さや造りを見ればスペースとプライバシーは一目瞭然です。

レストラン以外では、誰にも会わずに終日すごせるスペースと贅沢なランドスケープです。ではビスポークの体験は? リサラならではの体験をいろいろご紹介したいと思います。ちなみにアンソニーは総支配人の席をカリム・イルガンクにバトンタッチし、現在はオーナー会社の上級役員として、第二のトリサラの開発に携わっています。

トリサラのスパ(Jara Spa)では、3人のセラピストが同時に施術を行う、6ハンドマッサージという仰天のメニューがあります。これも、単なるリゾートスパではない、トリサラならではのスパ体験と言えるのですが、スパに特化したジャーナリストも施術にうなるレベルで、私などは、あまりに調和のとれたマッサージのテンポに、「本当に3人(6本の手)でやってるの?」と聞いてしまったぐらいです。また、リゾート内にあるDDEN(ディレクターズDEN)は経験豊かなフォト&ビデオグラファー、デジタルアーティストによる制作スタジオで、思い出のフォトアルバムや動画をまるで雑誌や映画のように仕上げてくれる、他に類をみない体験を提供しています。また、リゾートのヴィラが点在するエリアから少し離れたところ(メインエントランスには近いところ)にテニスコートと共にボクシングのリングがあり、本格的なムエタイのレッスンが受けられることはあまり知られていません。(ちょっともったいない!)

トリサラは、継続的に体験の充実を図っていますが、特に食の分野におけるユニークな体験メニューは目を見張るものがあります。トリサラはリゾートから車で20分ほどのところにオーガニック農園を所有しており、野菜、ハーブ、フリーケージで鶏、アヒルも育てています。この自家農園「プル・ジュンパ」や地元の農家からの食材を用いて、プーケット初の「Farm to table(菜園から食卓へ)」コンセプトのレストラン「PRU」をオープンしたのは才能あふれる若きシェフ、ジミー・オーフォスト。そしてこのPRUは2019年、2020年と連続でミシュラン一つ星を獲得。プーケット初にして、唯一のミシュラン星付きレストランです。地元産のワインも含む、ワインペアリングのディナーは、シェフ・ジミーの創造性を満喫できる楽しく美味しい体験です。

昼間のアクティビティーとして、プル・ジャンパの見学と、野菜の収穫体験をした上で、農園内の簡易レストランで食体験も可能です。ちなみにPRUとはPlant(植えて)、Raise(育てて)、Understand(理解する)から命名された名称です。

タイのリゾートにいる限り美味しいタイ料理がたべタイ。誰もが望みますよね。トリサラのタイ料理「シーフード@トリサラ」は(タイの他のホテルやリゾートと比べても)レベル高し、と断言できますが、ある意味、ユニークなタイ料理でもあるのです。タイ人の総料理長、シェフ・クラが考案したタイ料理メニューの一部にある「ママレシピ」は、昔からの家庭料理の定番で、みんな大好きなメニューなのに、最近レストランで見かけない懐かしい味を集めたもの。実際にシェフ・クラと彼のチームが地元のママさんやグランマ達に直接聞き、シェフ・クラのテクニックを駆使し、新鮮かつ良質の食材で完成させたメニューなのです。確かに始めてお目にかかるメニューばかり。日本でいうところの「昭和の味」なんでしょうね。

さらにシェフ・クラと彼のチームによる、シェフズ・テーブルも素敵な体験です。トリサラには3~7ベッドルームまであるレジデンシャルヴィラ(分譲用で、各ヴィラにオーナーがいます)24棟あり、オーナーが使用しない期間は、レンタル利用が可能です。2ベッドルームのレジデンシャルヴィラは、プールも大きく、プールサイドもちょっとしたレストランの外席ぐらいあるため、そこに簡易キッチンをセットし、6~8人用のダイニングテーブルを置き、目の前でシェフ達が料理したものをいただける特別なディナーです。プーケットでしか採れない食材をふんだんに使い、シーフード@トリサラのメニューに無いプーケット料理も体験できる特別なダイニング体験はシェフ・クラに脱帽!

トリサラが2年ほど前から始めたユニークな食&ローカル体験も一押しです。トリサラのタイ人スタッフにエスコートされ、冷えた水やジャスミンが香るおしぼりも完備されたエアコンの効いたトリサラの車で、プーケットのオールドタウンへいざ出発。このローカルグルメツアーは、地元の朝食専門の食堂を巡り、何種類もの朝食を少しずつ食べ歩くもの。シェフはもちろん、マネージャー達も試食を重ねてセレクトした地元の名店揃いで、いずれもミシュランのビブグルマンにリストアップされています。通常観光客を相手に商売していない店が多く、メニューはタイ語のみ、お店の人も英語はダメ、というケースも少なくありません。だから、タイ人のスタッフの存在が重要。メニューの説明、選び方、食べ方など丁寧に教えてくれますし、お店のオーナーや料理人に質問もできます。ロティと呼ばれるパンケーキ専門店、スープヌードル専門店、チキンライス専門店など、「うわっ、美味しい!」を連発してしまう、B級グルメ体験です。

3軒終えたところで、お腹いっぱいになり4軒目は諦めましたが、ゲストが希望すれば4軒目、5軒目とずっと食べ続けるそうです。締めはプラナカンスタイルのショップハウス造りの家で、プーケットの伝統菓子のデザートをいただきながら、プーケットの歴史の話をオーナーの流暢な日本語で聞いてグルメツアーは終了。レストランの場所はそれぞれけっこう離れていたりするのですが、車で移動するので楽ちんですし、すべてのお支払いもエスコートのトリサラスタッフにお任せで、何の心配も苦労もなく、楽しくてたまらない体験でした。このツアーじゃなければ、たどり着けないお店ばかりです!

Texts by Yuki Obara

Photos by Hiro Matsui

 

世界的にウェルネスのパイオニアとして名を馳せるチバソム・インターナショナル・ヘルスリゾートは、昨年11月1日にリニューアルオープンを果たし、一連の祝賀イベントを開催しました。

Chef Keisuke event -7

新しく改修された「エメラルドルーム」を祝うイベントには、日本を代表するミシュランスターシェフである松嶋啓介氏が最初のゲストシェフとして招待されました。イベント開催中は、松嶋シェフ考案のスペシャルメニューが提供されたことに加え、料理の実演も行われ、滞在中のゲストを魅了しました。松嶋シェフは、数多くの受賞歴を誇るレストラン「KEISUKE MATSUSHIMA」(東京)のオーナーシェフであり、フランス政府より「芸術文化勲章」、「農事功労賞」を授章しています。

Chef Keisuke event - 4

松嶋シェフがチバソムでのコラボレーションイベントに参加したのは、今回が2度目です。初めてのコラボレーションは、約7年前の2011年に互いのレストランで開催したキュイジーヌフェアでした。チバソムのウェルネス・キュイジーヌの歴史を築いてきたレジェンダリー・シェフであり、現在はキュイジーヌ・ディレクターとして活躍するパイサーン・チーウィンシリワット氏が「KEISUKE MATSUSHIMA」を来訪し、料理を披露しました。今回のリニューアルオープン祝賀イベントに先立ち、2018 年9月には、チバソムのエグゼクティブシェフ、カンヤラット・タノムセィング氏(通称Chef Jib)が来日し、「KEISUKE MATSUSHIMA」 にてコラボレーションイベント、およびWELLNESS CAFÉ のポップアップを開催しました。2018年12月8日から11日まで開催された祝賀イベントでは、熟考されたクリエイティブなメニューが披露され、滞在中のゲストは、舌鼓をうちながら贅沢な食事を堪能しました。

Chef Keisuke event - 6

松嶋シェフが披露したスペシャルメニューは下記の通りです:

テイスト・オブ・サイアムのSaturday BBQ ディナー用1品

‐ バラクーダのグリル、ビーンズシチューとポルチーニのサバイヨン添え

エメラルドルームのディナー用4コースメニュー

‐ フレンチオイスター 分葱のクーリ添え

‐ バラクーダのグリル ビーンズシチューとポルチーニのサバイヨン添え

‐ ラムラック ニース風ラタトゥイユとバジルソース添え

‐ 冷製ミネストローネ マンゴーのババロアとゴールデンミルクソルベ添え

エメラルドルームのディナー用4コースメニュー

‐ テナガエビのタルタル ロブスタービスク、生姜のジュレ、キャビア添え

‐ ホタテ貝のたたきとアーティーチョークの煮こみ

‐ テンダーロインのミルフィーユ仕立て わさび風味 天ぷら添え

‐ チョコレートムースヘーゼルナッツクランブル、コーヒーアイスクリーム、

コーヒーゼリー、カカオのチュイル添え

松嶋シェフによるクッキングクラス

日本生まれの味覚“うま味”に関するレクチャーの後、松嶋シェフならではの料理テクニックを3品実演。

‐ ニーススタイルのラタトゥイユ

‐ 無塩ローストチキン

‐ ホタテ貝のたたきとアーティーチョークの煮こみ

 Chilled Minestrone with mango bavarois and golden milk sorbet French Oysters served with spring onion coulis

新しく生まれ変わった「エメラルドルーム」のスペシャルディナーに多くのゲストが参加し、

コラボレーションイベントは大盛況のうちに終了しました。

 

週末に行われたプーケットのビーチリゾート「トリサラ」が開催するジャパンショーケースの様子をお伝えします!

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会場は1000種類以上のウィスキーを取り揃えるTOKYO Whisky Library

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お酒を手に取りながらCief Commercial OfficerのKittisak Pattamasaeviの挨拶から会はスタートしました。

 

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2016年末に大型リノベーションを終え、新たにリローンチしたトリサラの魅力をAssistant DirectorのVincent Gerardsがご紹介。

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ここでお食事と歓談タイム!

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トリサラにて提供されているママの秘伝レシピ「イカスミ」のタイ料理が登場!!

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去年のイベントで皆様に書いていただいたWISHをランタンに乗せて打ち上げた映像をトリサラ自慢のDDENにて撮影。その様子がお披露目されました。もちろん今年も皆様のWISHをまた打ち上げます!

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最後はお楽しみのラッキードロー。4名の方にトリサラ宿泊券がプレゼントされました!ご当選の方おめでとうございます!!

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お土産をお持ちいただきショーケースは大盛況のうちにお開きとなりました。

寒い中お越しくださいました皆様ありがとうございました。