歴史的な香料の道、砂漠の平原、壮大なヒジャーズ山脈に着想を得たサウジアラビアの新しいランドマーク、シックスセンシズ サザンデューンズ 紅海は、同地ならではの自然、野生動物、文化に触れることができる貴重な体験が詰まった特別な旅へとゲストをお連れします。サステイナビリティと砂漠のホスピタリティにおいて新たな基準を打ち出す当リゾートの開業により、サウジアラビアが、世界の観光マップの中でも一際目を引く魅力的なデスティネーションになるでしょう。

*コンセプト*

未開拓の地に佇むシックスセンシズ サザンデューンズ 紅海の周辺には、トラベラーの好奇心を刺激する未知の世界が残されています。しかし、古代まで遡ると、絹、香料、織物などの高級品を輸送するための交易ルートとして栄えていました。商品を運ぶキャラバンは、キャンプをしながら旅を続け、夜は、星空の下で火を囲みました。西暦106年に、ナバテア王国がローマ帝国に編入されると、紅海を活用した海上輸送が主流になり、陸路上のナバテアの都市は、貿易の中心地としての活気を失いました。

シックスセンシズは、当時を偲ばせる要素を再構築します。そして、ナバテアの遺産と壮大な砂漠の環境をオマージュする建築、シックスセンシズのトレードマークであるウェルネス、何世紀にもわたり繁栄した歴史に対する敬意を組み合わせ、同地域が積み重ねてきた物語の次の章を描きます。このビジョンを実現するために、エコ認証とサステイナブルな設計開発で有名な英国の建築事務所「フォスター+パートナーズ」と共同で取り組んでいます。

76室の客室を備えた当リゾートは、新しく開港予定の紅海国際空港より海岸沿いの高速道路に沿って南東に進み、なだらかな砂漠の山々と狭い涸れ川(ワジ)を通り抜けた東の内陸部に位置しています。

*オアシス*

リゾートの中心部には、「オアシス」があります。砂漠の花に着想を得たデザインと、自然に日陰を創り出すキャノピーが、ナチュラルに仕上げられたリゾートの館内と、水と自生の植物で彩られた屋外の境界線を曖昧にし、一体感を高めます。リゾートの基本構造は、モジュラー・プレキャスト工法です。同工法により、建物が地面に軽く触れるだけで、敷地の大部分に影響を与えずに開発を進めることができます。舗装も最小限にとどめ、周囲の小道は、自然な状態を活かします。

オアシスは、レセプションから、ロビーラウンジ、ブティック、会議スペース、礼拝室、コミュニティラウンジ、「アースラボ」(シックセンシズのサステイナビリティに関する活動を紹介し、サステイナブルなライフハックを学ぶことができる拠点)まで、わくわくするアクティビティや多彩な機能が集まるハブとなります。「アーティザン・ビレッジ」は、4つのポッドを設置し、芸術品や工芸品、ダンス、音楽を通じて、地元の歴史や文化遺産にまつわるストーリーを伝えます。オールデイダイニングのレストランには、シェフズテーブルのほか、クッキングスクール、ジュースバー、ブリューバー、ウォーターバーが併設されます。

*客室*

オアシスを取り囲むように配置されたゲストルームは、解放感のあるベッドルーム、リビングエリア、屋外テラスを完備し、手つかずの原風景が生み出す平穏と、自然との一体感をお楽しみいただけます。

最高の眺望に建つヴィラは、1〜4室のベッドルームを擁し、砂丘に着想を得たデザインが特徴的です。砂漠の色調と質感を反映した内装デザインと、伝統的な部族衣装の豊かな色彩とパターンをモチーフにした柔らかな家具が備えられています。そして、2層の起伏のある屋根を持つヴィラ群が、周辺環境と溶け込みユニークな風景を作り出します。

*シックスセンシズ スパ*

独自の世界観を表現したスパは、暑い気候と対照的な日除け付きの深く冷たいプールが印象的です。屋内には、ホリスティック・アンチエイジング・センター、グルーミング・センター、ウェットスペース、センソリースイート、屋外には、カバナ、リラクゼーションエリア、プールバーも完備されます。

シックスセンシズ ホテル リゾート スパグループのCEOのニール・ジェイコブスは、「古代トラベラーのミッションは、交易、視察、記録、そして、新しい視点で物事を捉え直すことでした。シックスセンシズ サザンデューンズ 紅海は、未知未踏の地を探索する旅へとゲストを招待します。環境負荷の少ない開発運営を行うことは、私たちのミッションであり、当リゾートの開発は、世界中からのトラベラーを受け入れる刺激的な新興観光地において、シックスセンシズの大きな柱であるウェルネスとサステイナビリティをどのように体現できるか、最適な方法を追求していく大変ユニークな機会です。当開発は、今後さらに多くの注目を集めるでしょう。ヘルシーでサステイナブルな美しいリゾートを創造するというビジョンに共感する優秀な専門家達と共同で取り組み、ゲストにこのビジョンをお届けします。」と、述べています。

シックスセンシズ サザンデューンズ 紅海は、サウジアラビアの西海岸沿いに広がる28,000㎢の土地と海域を開発する「紅海プロジェクト」の一環です。当リゾートは、内陸部に設けられた2つの開発エリアの内の一つに位置し、開発が生物多様性と美しい景観の保全と向上に役立つことができることを世界に示すべく、高い環境基準を設定しています。

レッドシー・デベロップメント・カンパニーのCEOのジョン・パガノ氏は、「世界をリードするサステイナビリティとウェルネスへのアプローチ、そして、極上のラグジュアリー体験で有名なシックスセンシズは、私たちの開発理念と完全に一致しています。リジェネラティブ・ツーリズム(再生型観光)の開発にコミットする紅海プロジェクトは、完成後、裸足で楽しめる新しいタイプのラグジュアリー体験を提供することをめざしており、卓越したホスピタリティと環境保護への徹底した取り組みで世界に名を馳せるブランドとの提携を大変誇りに思います。ホスピタリティ産業の新しい基準を設定するために、一緒に道を切り開いていくことを楽しみにしています。」と、述べています。

紅海プロジェクトの第一段階として計画されているシックスセンシズ サザンデューンズ 紅海のオープンは、2023年末の予定です。

インド北西部のラジャスタン州に、シックスセンシズの要塞リゾートが誕生しました。シックスセンシズ フォートバーワラが居を構える要塞は、14世紀に建設されたものです。10年以上かけて大切に修復され、700年前の威厳のある姿を取り戻し、全室スイートのラグジュアリーなリゾートに生まれ変わりました。

10月15日にグランドオープンを迎えた当リゾートは、観光名所が盛り沢山のラジャスタン州を巡る忙しいスケジュールの合間に一息できる、安らぎの場所を提供します。野生のトラが多数生息していることで有名なランタンボール国立公園へのアクセスも良く、壮大な自然に触れることが出来ます。

インドの旧宮殿をリゾートに改修

5室のスペシャリティスイートを含む48室のスイートを備えたシックスセンシズ フォートバーワラは、2棟の宮殿と2つの寺院で構成されています。いずれも、バーワラ要塞内に所在し、以前はラジャスタンのロイヤルファミリーが所有していました。「イーストウィング」のスイートからはカントリーサイドを、「ウェストウィング」のスイートからはバーワラの村とその先の風景をお楽しみいただけます。70~280 m2 の広さを有するスイートは、歴史的な要塞の背景を引き立てる、コンテンポラリーなラジャスタンスタイルのデザインが特徴的です。最新テクノロジーと、Sleep With Six Senses(快適な安眠環境を提供するシックスセンシズ式快眠プログラム)が、スイートステイをさらに快適にします。ハンドメイドのマットレスやコットンを使用したベッドリネンのほか、安眠グッズもご利用いただけます。

ウェルビーイングのサンクチュアリ

2,800 m2 の広さを誇るシックスセンシズ スパとフィットネスセンターでは、シックスセンシズのシグネチャーマッサージから、アーユルヴェーダ・トリートメント、ナーチャリング・フェイシャル、マインドフルネス・プラクティス、パーソナライズされたウェルネスプログラムまで、幅広いメニューをご用意しています。

「アルケミーバー」では、“どこにでもありそうな材料を特別なものに変える”ことをコンセプトに、オーガニック菜園から届く新鮮な旬の材料、ラジャスタン州原産のエッセンシャルオイル、泥、クレイ、ジェル、植物油をブレンドし、ゲスト一人ひとりに合わせて、エネルギーを高めるシグネチャースクラブを手作りします。ゲストが“今この瞬間”に必要とするものに対応するアルケミーバーのサービスは、高度にパーソナライズされた体験の一つです。

地元食材と刺激的な美食の旅

リゾートのメインレストランは、シェフ・マシュー・クロップが率いる「ロウハニ」です。Eat With Six Senses(天然由来で地元での持続可能な栽培法による食材を用いたシックスセンシズ流の食体験)に基づき、直営のオーガニック菜園と近隣の村の農場から届く地元食材をふんだんに使用しています。中世の要塞ドームがドラマチックな雰囲気を演出するロウハニで、インド料理を構成する要素と風味を生かした、イノベーティブな創作料理をご堪能ください。

そして、「ビューイング・ギャラリー」ではソムリエが厳選したワインを、「ラジャワット・ルーム」では、シグネチャーカクテルをお楽しみいただけます。華麗な「バーワラ・ロイヤル・ボールルーム」は、ウェディングなどのお祝いに最適です。経験豊富なシェフが腕を振るい、ゲストの理想を形にした特別な一日は、忘れられない思い出になるでしょう。

サステイナビリティための取り組み

14世紀にチャウハン(インドのカースト制度における支配者層「ラージプート」)によって建設されたバーワラ要塞の修復は、バーワラ貴族出身のラジャ・マン・シン氏を祖父に持つプリトヴィラージ・シン氏が、不動産ディベロッパーの「Espire Group」と一緒に手がけました。第2次世界大戦中、祖父のラジャ・マン・シン氏は、ジャイプール軍と共に参戦しイギリス軍に協力しました。その功績が認められ、名誉あるラオ・バハードゥルの称号が授与されています。

シックスセンシズ フォートバーワラの建築デザインは、ニミッシュ・パテル氏とパルル・ザヴェリ氏が率いるコンサルタント事務所「Panika」が監修しました。景観設計家のサヴィタ・プンデ氏と園芸家のプラディープ・キシェンが保全ための専門家チームに加わり、伝統的な庭園の修復と共に、水源の保持と同地固有の動植物の保護にも取り組みました。

リゾートの造園チームは、バーワラ湖の再生プロジェクトにも力を注いでいます。地下水の水位を上昇させるために、低水位の原因の一つである外来植物を取り除き、在来種を植えてバランスを取り戻す取り組みを実施しているほか、地域コミュニティと協力して水の管理を行っています。当再生プロジェクトにより、バーワラの村にとっても新鮮な水へのアクセスが容易になります。

さらに、リゾートは、逆浸透膜の水処理プラントも完備しています。最高品質のミネラルウォーターと炭酸入りミネラルウォーターを作り、再利用可能なガラス瓶に詰めて、ゲストに提供することにより、輸入などの飲料水の調達に必要となるエネルギーの消費を避けることができます。

アクセス方法

シックスセンシズ フォートバーワラは、ジャイプール空港より車で2.5時間、首都デリーより車で6〜7時間の距離に位置しています。リゾートからランタンボール国立公園までは、車で30分です。