Belmond Hotel Cipriani
Belmond Hotel Cipriani
締めくくりはベニスのベルモンド・ホテル・チプリアーニ
1泊2日のオリエント急行(VSOE)の旅を終え、ベニス、サンタルチア駅に夕暮れ時に到着しました。駅に隣接する桟橋にはベルモンド ホテル・チプリアーニの船が待機しており、水の都ベニスではボートで移動です。すでに暗闇迫る時間だったので周囲の様子がわからないままホテルに到着しましたが、運河で行き交う船は相当な数でした。そう、ここは水の都。ベニスのランドマーク的存在でもあるベルモンド ホテル・チプリアーニは創業1958年の老舗で、1976年にベルモンドが買収し、1977年にVSOEの復活と共にベルモンドのオリジン。つまり、ベルモンドの第1号ホテルです。サンマルコ広場からも専用ボートで5分ほどのジュデッカ島に位置し、ボートが唯一の交通手段です。これって、けっこう気持ちが上がります。このホテルに滞在する人だけが足を踏み入れられるホテルの桟橋。到着時は暗くて気づきませんでしたが、ジュデッカ島からは対岸のサンマルコ広場、サン・ジョルジュ・マジョーレ島のサン・ジョルジュ教会、その他の島々を見渡すという素晴らしい眺望がもれなく付いてくるのです。WOWなロケーションと言えるでしょう。しかもサンマルコ広場へのシャトルボートは24時間無料でご利用いただけます!
2015年8月17日月曜日
さて、昨年結婚しないはずだった大物スター、ジョージ・クルーニのベニスでの挙式が大きな話題となりました。ジョージ・クルーニとベルモンド ホテル・チプリアーニは実は濃密な関係(!?)があります。挙式前のバチュラーパーティーも当ホテルで開催されましたし、本人はもちろん、彼のハリウッドの友人達もみな、ベルモンド ホテル・チプリアーニに宿泊しました。多くのオンラインニュースで報じられているので、公開可の情報です。ただ、結婚が決まる遙か以前から、ベルモンド ホテル・チプリアーニは彼の定宿で、彼が友人のランディ・ガーバー(スーパーモデル、シンディ・クロフォードの夫)らと作ったテキーラ「カサアミーゴス」(限定販売で現在はすべて完売)も優先的にこのホテルのカビアーノ・バーには納めていたそうです。そのカビアーノ・バーは、プールを望む屋外席もあり、軽いランチ、アフタヌーンティー、そしてもちろん本格的なカクテルやスピリッツも楽しめます。アレフレスコのランチを楽しんでいる時、美味しいアペタイザーのカルパッチョをいただきましたが、なんと世界のどこでもポピュラーな「カルパッチョ」はこのホテルが発祥だと知りました!せっかくなので、ジョージ・クルーニが命名したシグニチャー・カクテルもご紹介しましょう。「ボナノーテ・アミーゴス」はジョージ・クルーニのテキーラを用いたカクテル。また、ジョージの母親ニーナの名前を冠した「ラ・ニーナ・パッション」はあざやかなイエローが映えるカクテル。
ベルモンド ホテル・チプリアーニの大きな魅力の一つはロケーションですが、ベニス最大のプール、テニスコート、カサノバ・ガーデン(かつてあのカサノバが通ったことからこの名称となりました)、カサノバ・ビューティー・ウェルネスセンター(スパ)など、施設の充実も見逃せません。カサノバ・ガーデンの中央部には遊歩道があり、美しい花や緑あふれる景観を楽しみながら散歩するゲストの姿を目にします。スパでは、熟練のセラピストが心地よいプライベートルーム(ガーデンを望み、噴水付きのトリートメントルームもあります!)で多彩なメニューで極上の時間を提供してくれます。ハイ、私は極上の時間を爆睡で味わいました(苦笑)。
2014年に、世界的なインテリアデザイナー、アダム・ティハニーにより改装されたシグニチャー・レストラン「オロ」をご案内します。「デカダン風」って日本語ではわかりにくいインテリアのテーマですが、言い換えれば「セクシー」で「ナイーブ」で「進歩的」。アダム・ティハニーがさらにモダンな要素を加え、素晴らしい居心地のよりダイニングスペースに仕上げています。シグニチャ-・メニューのアペタイザーはイカのカルパッチョ。カルパッチョを世に広めたホテルならではの一品。ムール貝のアイスクリームがユニークです。まさにヤミー。メインは「フランジーノ」スズキのソテーに「マツシマソース」と呼ばれるイカスミ、ポン酢、鰹節のソースを加え、海老やチョップした野菜が取り囲む珠玉の一品です。
クライマックスは、パラディオ・スイートです。かのジョージ・クルーニ御用達のスイートで、結婚前夜のパーティーもこのスイートで開催されたそうです。オロ・レストランの上に位置するこのスイートはベニスのラグーンを180度見渡せるフルレングス窓のリビングルームとベッドルームが特長です。リビングの調度品、天井のフレスコ画もひたすらゴージャス。屋外にはプランジプールとジャクージも完備。メインバスルームの大型ジェットバスにクルーニ様が何度も浸かったのかと思うと・・・・・見学しているだけで気分が上がってきますね!
さて、そんな魅力満載のベルモンド ホテル・チプリアーニですが、ホテルの外も魅力満載なのがベニスです。ホテルの専用シャトルボートでサンマルコ広場まで移動し、お約束のベニスの風景やショッピングを楽しみ、さらにベネチアグラスで有名なムラーノ島まで足をのばし、ベネチアグラス工房を訪ねるなどなど・・世界遺産の町にふさわしい様々な楽しみ方がありますが、美しい木製の水上タクシーをチャーターしてカナルから見るベニスの街並みはお勧めです。ベニス名物のゴンドラでの観光は有名ですが、ボートだとゴンドラでは行かない所にも行けるので当然見ることが出来る所も違ってきます。(大型船舶などが通過するような所など)
ベニスでの滞在となると、多くの方がベニスの街中にある小さなホテルを選び、徒歩で観光ポイントに行けることを優先するかと思います。でも、ベルモンド・ホテル・チプリアーニには、専用シャトルボートが頻繁に行き来しているので、サンマルコ広場の真正面までほんの数分で到着します。また、専用なので満席で乗れない・・なんてこともナシ!なによりも街中のホテルには無い、喧噪を感じさせない静かな環境、広々とした庭園を持つ敷地、充実した施設、そしてフレンドリーなスタッフとサービスは間違い無くベニスナンバーワンのホテルと言えるでしょう!
ベニス旅行の際は、是非”ベルモンド・ホテル・チプリアーニ”を利用してみてください!!
ベルモンド・ホテル・チプリアーニ
Belmond Hotel Cipriani
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